象徴美の探求と闘争の二重性を再確認する。 



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この世と調和するなんていうのは大嘘で、この世を拒否しなければ人間は成らない。狡猾に拒否するのである。それが和である。同じないことが和なのである。賢明な者はみなそれをやっている。調和はじぶんの内部でのみある。だから神が在るのである。世界との調和はすべて欺瞞である。

 これはヤスパースの根本思想そのものであることを、ぼくは了解する。