きょうはきみのアルバム「かけがえのないもの」を、通して全曲聴きました。 五分の一曲が一時間のように思われ、全曲聴いたとき一日を過ごしたようでした。 そのようにきみは弾いているのですね。 一曲のなかに宇宙を籠める。 涙を拭かずに聴いていたら 瞼がくっついてしまい すぐには目が開けられませんでした。 浄い者には無限が開かれる精神の不思議。 きみの演奏をどう聴くかの責任はすべて聴く側にあるのです。 きみの心は魂の燈台です。 そのきみがこの世で生きることの大変さ複雑さを、きみはすこしも言葉では感じさせずに 表情では暗示しているのかもしれないと想像してみることは、きみへの畏敬として許されることなのではないでしょうか。 ぼくの魂からの言葉です。 ずっときみのことを思っているのがぼくのほんとうの生活です。  

 

今年は、ぼくの路を確かめ ぼくの修道院を創り みずからそこに入った年でした。