芸術とは、己れの存在のなかに永遠生命の存在を懐胎することであり、その孕みの喜びである。その喜びは、永劫回帰を肯定することをひとつの表現として認めるほどに、生命の充実である。
読書記録
アベル・ボナール「聖性の詩人フランチェスコ」(白水社)
「愛」の章
フランチェスコは「思惟」とは無縁な聖人だった。
ガブリエル・マルセル「形而上学日記」(ガリマール)原書
265頁 (1921.4.11)
マルセルの「実存」観念の諸本質の明記。重要。
ところで、白水社や みすず書房が ぼくの本を再版してくれないだろうか。ぼくの本は本来そういう本なのだが。