人間の知覚力はじつに精妙きわまるものであって、表情のほんの僅かな差異から内面の真相をすべてありありと洞見する。普段働かせているじぶんのおどろくべき知覚力に気づくには、感じたものを素描で再現しようと試み、その不可能にちかいむずかしさを経験することである。
こういう表情のできるひとが他にいたら紹介してほしい。いないはずだ。 文字と理屈と自己主張だけ知っている、どうにもならない俗物の夜郎自大ばかり多いけどね(怒怒)。
(模索中の最初の状態)
自分を奮い立たせるには ぼくは裕美ちゃんを描こうとすればよい。描こうと努めるほど、彼女の「偉さ」がわかってくる。
自信作です。原画を前に立て掛けているのですが、ふと表情がほんとうに動くような感じにとらえられます。