ぼくにも嫉妬がある
愛から嫉妬する
所有したいのにとどかないものへの嫉妬
不思議な秘密な、それゆえ愛する魂への嫉妬
ぼくの嫉妬は愛の証
愛と所有の間の距離
ぼくは愛するゆえにきみの秘密な魂に嫉妬する
ぼくの嫉妬は きみへのぼくの尊敬を証する
嫉妬は 真実で正常な距離感である
そんなものでかなわなくてもどうでもいい、ぼくのほうが本質と実体は上だと思うところに、嫉妬など生じようもなく、そういうぼくの無関心と優越感がこんなにも多いなかで、きみだけはぼくを嫉妬させる。だからぼくはきみと一体になりたいと本気で望む。嫉妬しない愛はほんとうではないと気づかせてくれたはじめてのひとであるきみ。ぼくのほんとうのはじめての愛 なんて誇らしい