「最初」の、メジャー以前のアルバムの裕美さんの雰囲気と表情。このようなままの彼女をその後も撮りつづければよかったのだ。メジャーの方向違いの演出に彼女もよく付き合ったものだ。音楽から伝わってくるのは この荘厳で真摯な彼女である。 思い違いをしている者達はここで気づくべきだ。


それから、孤独な彼女の魂の世界が伝わるためには ソロでなければならないことを あらためて言っておく。 世界的などんな名手の場合でも、伴奏に合わせなければならないとき、「自由な自分の世界のリズム」すなわち「孤独の韻律」は、規制拘束されて犠牲にされている。合奏は、奏者達が互いの魂をひとつにしたような、別の次元での深化集中がなければ、真の創造とはならない。