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戦争体験者が戦争について語りたがらないのは、それが、人間のほんとうの生活と何の関係も無いことを身に染みて感じていて、ふつうの人よりも、戦争を自分の意識から離して生きたい気持が強いからだ。これはぼくはほんとうによくわかる。ぼくが身をもって経験した「集合的容喙現象」が、まさに戦争同様、自分の本来の生活から意識を離し 生活を破壊するものだったから。
 そのなかで、はっきり伝えておくが、ぼくは普通の人間ではない、と監視者から繰り返し言われた(話していたのが聞こえた)。これはたぶん、ぼくが彼らの洗脳にかからなかったことがいちばん大きい要素だろう。この点で普通の人間とぼくは違うらしい。
 つまり、ぼくの読者も多分全部洗脳にかかるだろう。ぼくはかからないのだ。それだけの意識力をぼくは持っている。普通の人間ではない、と言われるほどに。ぼくはぜったいに洗脳にはかからない。向こうは、壁越しに相当強い「何か」を発したらしい。当時それで妙に眠くなったのを覚えている。しかしぼくの場合はそれだけで、けっしてぼくの思考に何の影響も与え得なかった。自分達の「犯罪行為」を忘れさせようとしたらしい。ぼくに効かなかったので、「薬を飲ませる」と呟くようになった〔その時は、どうやってぼくに何の薬を飲ませるつもりなのだ、と、見当もつかず、不安がりようもなかった〕。上の指示を話しているのが聞こえた。この指示を出したのが、ぼくの見当では、盗聴を指示していた当時のNHK会長である。どうも前からあの部屋を使って住民で実験していたらしい。何のためだということになる。NHKはこの思考盗聴〔特定人の思考特徴と構造を解析解読する遠隔技術を開発確立しているらしい〕を知識人の「品定め」と称し以前からやっていたと伝えきいた〔洗脳にかかったぼくの同居者に、この言葉の通り、「人工テレパシー」でわざわざ伝えてきた〕。とんでもない内容を本番中継で全国に発信しうる者でないかを判ずるためらしい。
 
 ここまでにする。

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この「犯罪」に時効は無い。かけがえのないひとりの人間の生の状態と情況-生まれたときから積み上げてきた-を破壊したのだからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 現在のNHKがどうあろうと完全に別個の責任所在追及の問題である



この、当初はまったく人為的犯罪と見做し得ていた現象が、その後 自然界をも巻き込む〈共時的〉不自然現象へと拡大した事実から、ぼくはいまでは 所謂「大悪魔」の存在を 最初からの背景として想定せざるをえなくなっている。そこでは人間界の人為と非神聖な超自然とが混然と交錯している。


 しかしそれにしてもこれはぼくのほんらいの生活のありようとは いかに遠くかけ離れていることか! ぼくはあくまでぼくの本来の生活をすることが、その証が、この欄の本旨であるのである。そうしないとどうして本来の「平和」を指示ししめすことができようか。悪と闘争するのはこれを本源とする。そのとき、悪が何であるかを、自ら悪に巻き込まれることなく判然と看取し告発し得るのである。

ぼくは*七生報国の鬼魂となる を抜き身の日本刀の真剣さで書いた。ここにぼくの霊魂の正真正銘の本気の決意がしめされている。





これをどうしても真面目に受けとれず 相も変わらぬ世間一般的通念の批評心が狐視眈々でしかない者は、ここを去りなさい




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ぼくは不寛容なのではない。寛容に我慢をしすぎるのだ。これはどうしても不正だと自分のうちでみきわめがつくまで随分時間がかかる。断を下す時には事柄は忘れられている。最初の印象で断じておけば事柄は明瞭だったろう。


ぼくにくらべれば、皆自分の勝手な主観で即断を押しつけるのは狂人の類である。けっして相手をまず充分に理解しようとしないし できない。学問をする意味がそもそもない。狂人は 孤独に自分のみを現わしていることができない。

 たとえばぼくがハイデガーを好かないのを他者に押しつける気はぼくにはまったくない。関わることによって自分の時間を失うだけであろうと思うものを、好かないと言うことによって、自分を現わしているだけである。ぼくにはぼくの生を生きる責任がある。それに有益なもの そうでないものを感じる感覚がぼくにはある。

客観的判断なるものを〈下す〉ことに性急で即 人に押しつけたがるのは、一種の学問病の類である。そういう者達を(日本で)見すぎた。正常ではない。

 欧州でそういう研究者はひとりもいなかった。尤も、自分の分野以外で言及する場合、日本の研究者と同様な傾向がありはしたが。

自我を否定したがる者が最も自我が強い。これは意識の病であって、本来なら、他者に迷惑がかからぬよう隔離すべき手合である。なぜ、自我の前に謙虚になれないのだろうか(他者に謙虚であれるわけがない)。