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日経平均225先物システムトレード

↑クリックで目次へ飛びます    トレードスタジアムで日経225先物ミニの自動売買に挑戦

トレードシステムのルール作りで少しでも利益を多く取れるシステム、

これを突き詰めていくと多くの場合カーブフィッティングとなってしまい、思ったように利益にならない、又は運用を開始した途端に損失が膨らんでいってしまう

こんな事がよくあります。


まずはひとつシステムを作ってみました。

ほぼ値幅だけで作ったルールなのですが、ここ最近の相場にはマッチしたのか

右肩上がりっぽいルールができました。↓
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↑これを、ルールは全く同じで、利食いロスカット設定もそのままに

 「ここの陽線がもう5円長い場合は買いではなく売り、ここが5円短ければ・・・・」

などとして作ったものがこれです。↓

30分位こねくり回しました。疲れました(涙)

もっと無駄に時間を費やして頑張れば、さらに良い?カーブフィッティングが出来あがった事でしょう
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するとどうでしょう、総利益額が倍近くになってしまいました。

大満足の綺麗な右肩上がりまで作り上げる事は断念しましたが、私がシステム初心者なら大興奮間違いなしの出来栄えです。

そして間違いなく明日から早速運用したくてたまらなくなり、実際そうしていたでしょう。

しかし、実際の運用ではこれ以後はこのような右上がりのグラフにはなりにくいと思います。

たまたまその時の相場とマッチしてしまえばしばらくは良いのですが・・・・

どうでしょうか、このシステム、将来にわたって有効性が高いとは個人的には思いません。

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なぜカーブフィッティングが起きるかと言えば

おそらく、そこに成功の形が現れてしまっているからという事になるのでしょう。


非常に説明が難しいので、例え話しになってしまい申し訳ありませんが、成功したいなら成功した人物を模すのが一番です。

いわゆる2番煎じになる訳ですが、システムトレードもそれに似たようなものかもしれません。


徳川家康でも本田総一郎でも坂本竜馬でもエジソンでも誰でも良いのですが、偉人伝くらいは誰でも読んだ事があると思います。

大抵の偉人伝は天才が楽勝で勝利を勝ち取ったとは書いてありません。

冴えない幼少時代を過ごしながらも、大いなる努力と不屈の精神、そして運に恵まれて、何より好きだった事もあり着々と階段をのぼりつめていった、というストーリーが大半です。


実際偉人伝の様に文章やマンガになっていれば詳しくわかるのですが、時代も違い、模すにも難しいので

実際問題成功を夢見て成功者を模そうと言うなら現代の成功者、という事になるでしょう。

しかし、その現代の成功者ですら有名処は雲の上の存在と感じてしまうので、身近な成功者という事になってしまいます。


身近な成功者は幼少時のダメダメぶりやなんかは大抵の場合知る由もありませんし、それに身近とはいえ、なかなかじっくりお時間を頂いてお話を聞かせて頂く訳にもいきませんので、見て盗む、という事になります。

そうすると、既に成功者としての人物を見ているわけですから、成功者としての立ち振る舞い、ある程度派手な金遣い、等に普通人との違いを見出してしまい、

まずは形からとばかりに、良い車に乗ってみたり、喫茶店でアールグレイを砂糖2個入れて飲んでみたり、右手にはめた緩めの高級時計を時折降ってみたり、軽快に眼鏡の中央辺りを弾いてみたり、とかをしてみたくなるものですが、そうしてきたから成功者になったわけでは無い事には間違いないです。人気商売は別かもしれませんが・・・

焦点を間違えていた。それがカーブフィッティングに当たると思います。


カーブフィッティングのしっかり掛かったシステムか、違うのか、なかなか判断しずらいところがあるのですが、ロスカット値を5円引き上げた、などの僅かな変化により、かなり成績が良くなった、悪くなった、という変化があるものはカーブフィッティングをしてしまっているシステムである可能性が高いと思います。

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これはシステムの構築に必要はあまり感じませんが

知っておくと多少の相場観が持てるという事で興味のある方は知っておいても別に良いかと思います。


今回は20MAを基準線とするボリンジャーバンドとします。

これに標準偏差を上下に配置したもので、視覚的にはこんな感じです
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基準線と+2σ、+1σ、-1σ、-2σを配したものが一般的です。

上の赤ラインが+2σ、下の赤ラインが-2σですが

終値がこの範囲内に95%入ると言われているらしいです。

早速2000’10月~2010’10月現在の日足で計算しました。

有効足本数2302本

+2σ以上   4% 99本

+2~+1σ   25% 584本

+1~基準線 23% 533本

基準線~-1 20% 465本

-1~-2σ   22% 509本

-2σ未満   5% 112本

あれ?9%がはみ出していました。試しに30分足で計算しても同様でした。

これはこれで良いです。

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では続いて、

1・2・3・4・5・6 それぞれのゾーンから始り値と終値両方とも入った時を見てみます
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1のゾーン 1%

2のゾーン 18%

3のゾーン 14%

4のゾーン 12%

5のゾーン 14%

6のゾーン 2%

合計     62%

以外とゾーン内に留まる事が多いみたいです。

これはこれで良いです。

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では続いて、寄り引け、損益カーブがプラスになるように調整しました。

寄りが 1ゾーン 売り

寄りが 6ゾーン 買い

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寄りが 2 又は 5 売り
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寄りが 3ゾーン 買い

寄りが 4ゾーン 売り
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合計

買いが2個 売りが4個で売り優勢みたいです。
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結局ボリバンで見ると

3 又は 6 のゾーンで寄れば買っても良い

他は買いには注意が必要である

という事が何となくわかります。

ただこれはローソク一本での話なのであり、スイング的にはまた違うはずです。


スイング的に考えるなら3のゾーンで寄ったローソクが陰線を引いて基準線を下回った。

しかしボリバン-2σは下回っていないようだ。

基準線は下向きで、ボリバンは拡散方向に動いているので、ボリバン-2σも下向くはずだ。

ボリバン-2σを下回るか、基準線上抜き突破までは短期的に売りが優勢かもしれない。

といった考え方もあるわけです。


その考え方は人それぞれで、神のように当たるシステムなどは存在しないので、移動平均線が好きな人は移動平均線で、ボリバンが好きな人はボリバンで、MACDが好きな人は、ストキャスティクスが好きな人は、、、

損益カーブは多少変わっても、とにかく何をやっても別に同じですので、混乱するだけですので、やたらめったにアレコレ勉強する必要はないと思います。

個人的には特別変わった動きもダイバージェンスも無い移動平均線が好きなだけです。

次に好きなのがたまたまボリンジャーバンドでした。そのお話を書かせていただきました。

無料配布予定のシステムを例にとってみてみます。

推奨初期投資金額は50万円でしたので

ひとつは 50万円でミニ1枚が100万円になったらミニ2枚、150で3枚、200で4枚

100万円を切ったら翌日からミニ1枚に戻す、200を切ったら3枚に、という計算です。


それともうひとつは

最大ドローダウンの約1800円に

証拠金変動リスクを若干加味しただけで、同様のルールで 30万円で複利を試みた場合


(余談)

とはいえ 3年ほど前から考えるとこれでも十分リスクマネジメントとしては洗練されたものとは思いますが、、、

その頃はミニなら証拠金5万円というのが半ば常識とさえ思われていた時代で、最大ドローダウン+必要証拠金を推奨資金にうたっているシステムがおおかたでした。

この計算で複利を計算したらかなり楽勝ですごい結果が出せるでしょう。

しかもその最大ドローダウンもロスカット無しのシステムだと全く当てにはならなかったのですが、、、


複利で運用していた時のグラフ
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3年3カ月で

赤い30万円複利は1億円を超えています。

方や青の50万円複利は1700万円程度です。


視覚的に見てとれるのは赤い損益カーブの後半のギザギザ、ドローダウン額も大きいです。

① 30万円複利の最大ドローダウン額

    2370万4090円 ドローダウン率 32.11%

② 50万円複利の最大ドローダウン額

    264万5185円 ドローダウン率 19.71%


③ 30万円複利の最大ドローダウン率

    63万5970円 ドローダウン率 40.62%

④ 50万円複利の最大ドローダウン率

    33万8840円 ドローダウン率 23.76%

全然大したことないですか?実感がわかないですか?


こうすると見えてきます。

① ピーク 7382万860円から 2370万円減った

② ピーク 1341万7940円から 264万円減った

③ ピーク 156万5510円から 63万円減った

④ ピーク 142万5865円から 34万円減った

大抵のシステム初心者はこう思うはずです。

「①の7000万円が5000万円に減るってのは怖いだろうな」


・・・実は怖いのは①ではなく③ですよね?・・・

この複利計算損益カーブでは確かにこの数値ですが、

60万円から40%減ったら 36万円の残高

7000万円から40%減ったら 4200万円の残高

になります。


実際60万円と言えば月々5万円を必死に貯めて1年間でやっとたまる金額

常識的に考えれば決して安いものではありません。

それが、目の前で もはや半額になろうかというところまで来てしまった。

今が底だろうか? 最大ローダウンは更新してしまうのだろうか?

いやもう更新してしまっているではないか。。。

ああ、しまった、、こんなことならもっとよく考えて50万円で1枚から、、、いや100万円にしとけば、、、

と後から思っても遅いのです。


計算から導き出される複利のマジックは計算のしようによっては

最初2倍の違いが 5倍に、10倍に、差が開いてきてしまいます。

複利でのシステムの優秀さをうたっているものには十分気をつけましょう。

複利で実際運用してみると非常に苦しいものです。


5年で10万円が1億円に?

非常に夢のある話ですが、50万円からコツコツ耐えて一度手にした1000万円が僅かな期間で500万円になった時にでも鼻歌交じりに

「ゼロになっても良いや、もともと50万円だったわけだし?」

と言える人がどれだけいるか・・・・・・・・です。

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