はじめはFP的に「家計における通信費のムダ排除」の検討から始まった。
我が家は高齢者夫婦2人暮らし。居住しているマンションにNTTの光回線が設置されている。通信関連の支払い先はインターネット料金がヤフー、固定電話と光回線使用料がNTT、携帯料金は妻のスマホ分をドコモ、私のガラ系分をauと別々で全体金額の把握すら難しい状態だった。まず思ったことは支払先がばらばらで全体的に割高になっているのではないかということだった。
いろいろ調べて分かったことは・・・従来は家でインターネットを利用するにはNTTなどの回線業者とヤフーなどのプロバイダの2社との契約が必要だった。だが約2年前、それまで独占に近い形で販売していた光回線をNTTが通信事業者(ソフトバンクやドコモなど)に卸売りし、各事業者が1社で回線とプロバイダが一本化された独自のインターネットサービスを販売できるようにするという通信業界の変革があった。それにより各社がより安くインターネットを提供するようになった・・・ということだった。
更に通信事業者の多くは携帯(電話/スマホ)も扱っているので、家のインターネットと携帯もセットにした割引による囲い込み競争が展開されている。
そこで辿り着いた結論としてNTTとプロバイダに別々に支払っていたインターネット料金、固定電話、光回線使用料をドコモに一本化することにした。これにより毎月ほぼ2千円の費用削減となった。携帯電話は、妻はドコモのスマホ、私はauのガラ系という不統一をやめてセット割引が使えるドコモのスマホとした。スマホはガラ系より費用としては高くなるが世の中のスマホ化に付いていくための必要経費と考えた。
それにしても、上記の作業を通じて感じたことは「通信の料金体系は複雑で分かりにくい」ということである。理解するためにはインターネットや無線通信の基礎知識が必要となる。店でも説明書でも知らない言葉が用語説明もなく当たり前に使われる。ネットの無かった時代に生まれた私達にはしんどい。昔、分らない英語の意味を英語で説明されたことを思い出してしまった。
Au