最近の鑑定依頼(2)
印影鑑定は最近では光学顕微鏡で観察することが多い。それは印影を四倍から程度の拡では印影の真偽が判断できないことが増えてきたからである。
従って印影鑑定で以前よく使われたスーパーインポーズ法は四倍から五倍に拡大し、印影を重ね合わせて目視で真偽を判断するので時代錯誤も甚だしい。
印鑑は丸いものが多いので、縦横を測定すれば、真偽判断できると考えがちであるが、なかなかそうはいかない。
印影の輪郭を拡大すると決してスムーズな円ではない。では何と何を測定するかといえば、丸い印影は直径と真円度である。
真円度を理解していると、真偽判断はしやすい。
鑑定は広汎な知見がないと勤まらない。