最近の鑑定事情 15
新たに筆跡鑑定依頼人様から鑑定資料と対照ス料が届くと最初に取りかかるのは、対照資料が本人の筆跡であるか否かの基礎解析を始める。
このことは非常に重要で、最近は対照資料の筆者が本人ではないケースが増えている。
本人の筆跡である鑑定資料を本人の筆跡ではないとの鑑定結果をえたい意図がある場合と、偽筆である鑑定資料を真筆にしたいとの意図がある場合である。
次に行うのは鑑定結果が正確に得られるかどうかの解析を行う。正確に鑑定結果をえるには現在使用している解析ツールで鑑定できるか否かの見極めを行う。新たにツールを作らないといけないときは、どのようなツールが最適化の検討をする。場合によっては知見者に相談するときもある。
特に注意深く解析しているのは新しい偽造方法であるか否かである。
デジタル技術の進歩はかって想像もしなかった偽造方法を産み出す。
このようにして基礎解析が始まる。