【フィルメーザ】突然の訃報に絶句 人に恵まれなかった悲運の牝馬 | アラカン優優の一口馬主ライフ

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20年間のPOGライフを通じて興味を持つようになった一口馬主に、
アラカンになった今、飛び込んでみました。
最近はクラブからG1馬がどんどん出るようになり、夢のある世界だと思います。
現実の厳しさを味わうこともありそうですが、それも含めて楽しみたいと思います。

昨日の夕方、フィルメーザの通常更新と思い何気に
読み始めると、なんやらただ事でない雰囲気になり、
結論として予後不良で安楽死となったという訃報
でした。
仕事帰りの電車の中でしばらく呆然としてしまいま
した。
まずは、公式のコメントから。
21.02.09
今週より騎乗運動に移行していましたが、今朝、馬場にて放馬してしまい、厩舎に設置してあるトレッドミルに衝突。
左後肢の繋ぎに裂傷を負ったことから、美浦トレセン診療所に緊急搬送されました。
なお、各検査の結果、傷が深くにまで及んでおり、靭帯および屈腱の損傷と繋ぎ部分の骨折を確認。
延命処置はかえって馬に可哀想ではないかとの獣医師の進言に基づき、やむなく安楽死の措置がとられましたのでご報告いたします。
あまりにも突然の出来事に現実として受け入れられない状況ではありますが、今はただただ本馬の冥福を祈りあげるばかりです。
なお、出資会員の皆様には、諸手続きが完了し次第、オフィシャルサイト等にて詳細をご案内いたしますので、今しばらくお待ち願います。

「獣医師によれば、『競走能力喪失』との診断
何とか繁殖牝馬として残してあげたいところでしたが、『出血が激しいですし、仮に縫合手術や治療を進めていった場合であっても蹄葉炎になってしまう可能性が極めて高く、これ以上は馬に対して更なる苦痛と無理を強いる形になってしまう』との見解から、不運にもこのような残念な事態となってしまいました。
まずは皆様に深くお詫び申し上げます。
おそらくは馬がパニックに陥り、トレッドミルに挟まってさらに気が動転してしまったのだと思われます。
今日こちらは風が強かったものですから、敏感な面が出てしまい、馬が驚いてしまうようなところもあったのかもしれません。
急な悲しいお知らせとなってしまい、本当に申し訳ございませんでした」(小手川調教師)

前段は、クラブのコメント、後半は小手川調教師の
コメントと理解します。
どちらにも記載がなく知りたいのは、フイルメーザは
今日どこにいて、どんな状況で放馬してしまたったの
かということです。
先週までは岩城ステーブルにいましたが、骨折手術が
明けまだしっかりと走らせてない段階ですから、帰厩
しているはずがなく、事故は外厩の岩城ステーブルで
発生したと理解しています。
なのに岩城ステーブルからの状況説明が何もないのは
どういうことなのでしょう。
場長が出資会員には事故原因などを説明し、謝罪の
1つもするべきだと思うのですが。

なにかに驚いて暴れ出したのか、うっかり手綱を
放してしまったのか。
その後ドレッドミルに衝突とありますが、配置に
問題はなかったのか。
言いたくはないけど人災に思えてなりません。
正式にきちんとした説明を求めます。

状況を読んでる内に、ええっ!ええっ!と驚く
ことばかりで、痛くて痛くてたまらなかっだろう、
フィルメーザを思うと涙が出そうでした。

競走馬としては辛いことばかりだったと思いますが
天国では辛かったトレーニングから解放されて、
自由に思い切り走り回ってもらいたいです。

謹んで哀悼の意を表します。


募集時の写真


牝馬らしからぬ筋肉質の馬体と、気の強そうな面構え。
これは走りそうと直感で思い、私としては大口の4口
出資としました。

馬名選挙で、ラスト3まで残してもらい、残念ながら
選ばれなかったけど、ワクワクさせてもらいました。
この子は、私の心の中ではその時落選した名前、
カルトリーナちゃんのままです。
そんなこともあり、デビュー前から思い入れの強い
子になっていました。


デビュー戦
仕上がらないまま、札幌まで輸送され、公開調教と
揶揄されるような走りしかできず、悔しかったと
思う。見ていて可哀想だった。
7頭立てにもかかわらず、タイムオーバーで賞金も
ゲットできなかったね。
この敗戦は君のせいでなく厩舎の責任だから。



2戦目。
内田博幸騎手に乗り替わり気合十分。
ついては行けなかったが直線は頑張り8着ゴールで
初めての賞金を獲得出来たね。
でも日頃からあんまり走ってなかったスピードを
出したもんだから前脚がびっくりして骨折。
トップスピードで走っても大丈夫なくらいまで、
鍛えることはできなかったのかな?

その骨の除去手術をして、回復してきた矢先での
この事故。
フィルメーザの一生は、人に恵まれず不運の連続
だったように思えます。
私が出資したことも、その内の1つかもしれないけど、
しっかり走れるようにしないで、レースに出したのは
どうなのかと思いますね。
誰の判断だったのかはわかりませんが、デビューを
急いだことが、ずっと尾を引いてこの事態に至った
ような気がしてなりません。
私は敢えて人災と言わせてもらいます。

この厩舎の馬には、金輪際出資はしません。

広尾の3才の酷い状態は、いつまで続くんですかね。

※広尾サラブレッド倶楽部の許可を得て転載しています。