いつもと変わらずな会話をした。
私達は会えばいつも冗談を言い合って
ずっと笑いあっていた。
それでも時々、真面目な話をしたり
夢を語り合ったり…
彼には大きな夢があった。
その夢を私は応援していた。
これからもずっと
一番近くで応援していくつもりだった。
一番のファンでいたかった。
それが、こんな形で終わるなんて…。
居酒屋を出て、私達はホテルへ向かった。
でも、彼の様子がおかしかった。
その理由は、何となく気付いていたけど
怖くて自分からは聞けなかった。
ホテルに着いて、しばらくすると
彼の方から話を振ってきた。
珍しく真面目なトーンで…
前後の会話を思い出せないけど、
はっきりと覚えているのは
好きかわからなくなった…
その言葉を言われた瞬間、
涙が頬を伝う。
わかってた。きっとそう言われる事を。
最近思うように連絡取れなかったし、
私のわがままに沢山付き合わせてきたし、
沢山沢山困らせてきた。
いつかこんな日が来るんじゃないか…
ずっとそう思いながらも
そんな日が来ないで欲しいと
心で願っていた。
でも、やっぱりそうか…。
そう上手くいかないよね…。
でも彼は、肝心の言葉は言わなかった。
別れようとは言ってくれなかった。
今思えば、あの時の彼も辛かったんだと思う。
そうは伝えたものの、
どうしたいか決まっていなかったんだと思う。
彼の気持ちを聞いた私は、
ただひたすら泣く事しか出来なかった。
もちろん、その晩は何もせずに夜が明けた。
それから数日、
私はどうしたら良いかずっと考えていた。
彼にとって、どうしたら幸せなのか…。
そして答えが出た。
私が出した答え、
それは彼と別れること。
私といることで、彼の未来を壊してしまう。
このままずっと一緒にいたら、
きっと2人とも幸せになれない。
そう思った。
本当は会って話したかった。
でも、顔を見たらきっと気持ちが揺らぐ。
だから卑怯かもしれないけど、
LINEで別れ話をした。
ずっとずっと大好きだったこと。
この数ヶ月、とても楽しくて幸せだったこと。
わがままばかり言って困らせて
申し訳なかったこと。
これからも夢を応援させて欲しいこと。
そして、しばらくは好きでいさせて欲しいこと。
全てを文章に載せた。
途中、涙で文字が見えなくなった。
これを送れば、彼との全てが終わる。
きっと彼は引き止めてくれない。
それでも良かった。
彼の未来を壊してしまう事の方が
あの時の私にはよっぽど怖かったから…
彼からの返事は、
しめっぽいのは嫌だから…
今までありがとう!楽しかったよ!
こうして私達の関係は終わりを迎えた。