こんな恋の結末を誰が予想していただろうか…
一度離れた互いの気持ちは、
もう二度と戻ることはない。
あの時はそう思っていた…
そう、あの日あなたに会うまでは…
彼に別れを告げてから、
私はいつも忙しくしていた。
心の中を誰にも覗かれないように、
探られないように、
必死にこの想いに蓋をし続けた。
そしてその蓋を他の誰かが開けることは
一度も無かった。
8年の月日が流れ、
私には大切な守るものが出来た。
彼と別れて3年後に、
私は未婚の母になった。
どうしても子供が欲しかった。
絶対的な自分の味方が欲しかった。
彼ほど愛せる相手では無かったが、
子供が出来た時は素直に嬉しかった。
子供のパパとは結婚せず、
一人で育てる道を選んだ。
それで良かった。
それが良かった。
あれから5年。
娘も5歳になり、だいぶ育児も楽になってきた。
それなりに恋愛もしてみた。
でも全部違った。
子供がいての恋愛はどうも続かない。
いや、それ程までに本気になれる相手に
巡り会えなかっただけかもしれない。
彼とは別れた後も年に数回連絡を取っていた。
他愛もない話をする程度で、
そこまで深く関わることは無かった。
でも私は知っていた。
彼に新しい家庭があることを…。
彼が幸せならそれでいい。
大切な人とどこかで笑っているなら
私はそれで十分だった。
ある日、彼からLINEが来た。
今度ランチしない?久しぶりに会いたいかも!
私はすぐに返事をした。
仕事の合間なら会える事を伝え、
その週のうちに会うことになった。