以前、その存在を知った、ディエス・イレと言う曲の作曲者の名前を忘れてしまって、結局Web検索で、Dies IraeとかReguiemをクエリにして調べた所、Music for the Requiem Massと言うWikipedia英語版の記事に行き当たった。  

 

 そこには厖大な数の作曲者の名前が上がっていて、さて、どうやって見つけるかと思うほどだったが、幸いにして時代や世紀毎に分類されていたのと、加えて曲の感じや作曲者のカラー写真を見た覚えがあったので、20世紀であろうと推量し、そこを探した所、Karl Jenkinsの名を見つけた。私が忘れていたDies Iraeの作曲者とは、その人物だったのだ。 

 

 やはりインターネットに参加してから知ったことは忘れやすいのかもしれない。それより遥か前の、大学生の頃に知った事は案外覚えていたりするので、接触した時の年齢が関係しているのだろう。 

 

 否、それよりも集中の度合いが関係しているかもしれない。己の年齢やその事に関わった時間的な長さも関係なく、どれぐらい深く集中し関与したかで記憶に刻みつけられる深さが違って来るのではないか。ほんの数年間の経験が何時までも人を左右し続ける場合もあるので、やはり年齢や関与した時間の長さではなく、どれほどその事に集中したかに依って、記憶の定着率が高くなるのではないか。  

 

 ともあれ、事実はどうであるかは、今の私には判らないが、物事に取り組む前から諦めるのではなく、とにかくやってみる、そして取り組む時は集中する、と言う事を心に留めておきたい。