立冬も過ぎて晩秋に突入。
こんな秋の夜長には温もりを感じるジャズ。
それもテナーサックスが聴きたくなる。
テナーサックスの源流として、
剛のコールマン・ホーキンス。
柔のレスター・ヤング。
といわれるテナーサックス二大潮流のなかで、
今夜は、
レスター系テナーの名手スパイク・ロビンソン。
1930年アメリカ生まれでありながら、
50歳を過ぎてからイギリスでプロとして活躍して、
惜しくも2001年に他界という遅咲きのジャズメン。
スパイク・ロビンソンは「ジャズファンの集い」で常連のIさんから教えてもらったジャズメン。
一発で気に入りアルバムを数枚ゲットしました。
一聴するとスタン・ゲッツに近い感じがするんですが、
ゲッツより温かみがあるように感じます。
リラックス&スムース&流れるようにスイングする♪ という感じでしょうか・・・
とにかく円熟した大人の風格を感じずにはいられないテナー・プレイヤーです。
手持ちの盤から今夜は、
『 Spring Can Really Hang You Up The Most 』 Spike Robinson
Spike Robinson (ts)
Ted Beament (p)
Peter Ind (b)
Bill Eyden (ds)
rec:1985.7.17
ワンホーン+ピアノトリオ編成のスタンダード(バラード)中心なので、
スパイク・ロビンソンの個性が堪能できる1枚だと思います。
さらに、
録音がピーター・インド(b)が経営しているロンドンのクラブ、
「The Bass Clef」に於けるライブという点にも注目です。
この盤から、
ソニー・クラーク、シダー・ウォルトンの名演で知られる、
ジョージ・ガーシュインの楽曲。
♪Love Walked In♪
ビル・エヴァンス、スタン・ゲッツの名演で知られる、
セルジオ・ミハノヴィッチの楽曲。
♪Some Time Ago♪
秋の夜長にスパイク・ロビンソン。
お付き合い、ありがとうございました。