久しぶりの聴き比べです。
書庫別に【聴き比べ(ジャズ)】を作ったものの、
最後が、昨年10月10日の、第6回の、『Kind of Blue』
最後が、昨年10月10日の、第6回の、『Kind of Blue』
これは、Deagostini盤と国内盤の、アルバムとしての聴き比べだったので、
楽曲としての聴き比べでは、昨年8月5日の、第5回の、♪Misterioso♪以来、10ヶ月ぶりとなります。
第7回の今回は、
ボビー・ティモンズのペンによる、
♪Moanin’♪
この曲♪Moanin’♪を知らない・聴いたことがない、
という方は殆どいないのでは?
と云われるくらいに有名な、ジャズ・スタンダード♪
♪Moanin’♪の本家本元ともいえるのが、
人気のBN4000番台のなかでも人気の1枚。
この一言に尽きると思います。
父親が牧師で、幼少の頃からゴスペルに慣れ親しんでいたことが、
ボビー・ティモンズの曲作りに影響しているのかもしれませんね。
そして、
人種差別に苦しむ黒人達の 、『 嘆きや、うめき 』 を意味する、
両方ともピアノは作曲者のボビー・ティモンズで同じなんですが、
ピアノトリオと、2管による5tetでは、全く印象が異なりますね。
ジャズ・ファンのなかでも、
やっぱり、本家本元BN4003の2管編成の演奏が好き!
という方がいれば、
いやいや、ピアノトリオの演奏が好き!
という方もいるはず。
普段ジャズを殆ど聴かない方は、この2つを聴いてどう感じるんだろう…
テーマでは一緒に口ずさんでいるのが聴き取れます。
一説によるとティモンズのソロの時には興奮のあまり失神した、しない、
異様な熱気が伝わる雰囲気のなかでの演奏です。
コチラはBN4003と同じメンバーの5tet編成でありながら、
私の盤はBNがLiberty傘下になっていた当時の輸入盤の【BST 84003】
1958年10月30日録音の、
第2期ジャズ・メッセンジャーズの有名盤にして、有名曲・有名演奏。
ボビー・ティモンズ(p)が、♪タッタ・タッタ・タッタ・タ~タ♪
と呼びかけると、
リー・モーガン(tp)、ベニー・ゴルソン(Ts)が、♪タ~タ♪
と応える 、
ゴスペルでお馴染みの♪コール&レスポンス♪
と応える 、
ゴスペルでお馴染みの♪コール&レスポンス♪
この一言に尽きると思います。
父親が牧師で、幼少の頃からゴスペルに慣れ親しんでいたことが、
ボビー・ティモンズの曲作りに影響しているのかもしれませんね。
そして、
人種差別に苦しむ黒人達の 、『 嘆きや、うめき 』 を意味する、
とも云われる♪Moanin'♪という曲名。
一方、元祖ボビー・ティモンズのピアノ・トリオによる演奏の盤がコチラ。
『This Here Is Bobby Timmons』 Bobby Timmons
サム・ジョーンズ(b)、ジミー・コブ(ds)とのトリオによるこの盤。
1960年1月13日、14日録音
私の盤は、日本ビクターの国内盤です。
それでは、♪Moanin’♪聴き比べ♪ です。
Art Blakey And The Jazz Nessegers
Bobby Timmons トリオ
ピアノトリオと、2管による5tetでは、全く印象が異なりますね。
ジャズ・ファンのなかでも、
やっぱり、本家本元BN4003の2管編成の演奏が好き!
という方がいれば、
いやいや、ピアノトリオの演奏が好き!
という方もいるはず。
どちらが好みなんだろう・・・
それぞれ好みの問題になりますが、コレもジャズならではの魅力。
1人盛り上がって騒いでいるのが女流ピアニストのヘイゼル・スコット。
オマケ!
BN4003と同じメンバーによる1958年12月21日パリ、サンジェルマンでのライブ。
テーマでは一緒に口ずさんでいるのが聴き取れます。
一説によるとティモンズのソロの時には興奮のあまり失神した、しない、
とのエピソードもありますが真偽の程は…
そのせいなのか、
この盤では、♪Moanin’ with Hazel♪という、トラック・リストになっております。
そのせいなのか、
この盤では、♪Moanin’ with Hazel♪という、トラック・リストになっております。
異様な熱気が伝わる雰囲気のなかでの演奏です。
本家本元のカチッと仕上がったスタジオ録音盤に比べて
各自のソロも長めで、良い意味でのラフさ加減がイイですね。
コチラはBN4003と同じメンバーの5tet編成でありながら、
場所が変わると、こうも演奏が変わるのか!という一例です。
当然、好みも分かれて当たり前。
そんなところもジャズの楽しみ方の一つかもしれませんね。
お付き合い、ありがとうございました。
♪Moanin’♪聴き比♪べ3連発でした。
私の場合は、3連発のなかでは、どれが一番好き!というよりも、
その時の気分次第で一番好き!がコロコロと変わってしまう、
気まぐれな性分であります・・・
気まぐれな性分であります・・・
お付き合い、ありがとうございました。