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 筑波大学応用生物化学系教授をされていた村上和雄先生は、昇圧酵素「レニン」の遺伝子の全暗号解読に初めて成功されるなど、遺伝子工学で世界をリードする研究者の一人であった。先生の著書「生命のスイッチ・オンの生き方」から、「生命の不思議」についてのコメントの一部を抜粋して「生命」についての思索の糧としたい。

 

 

*私たちは、子どもを作ることを簡単に考えていますが、それはずいぶん不遜なことだと言えるでしょう。人間の力だけでは赤ちゃんは作れないのです。

 

*それどころか、全世界の科学者を総動員しても、ノーベル賞学者が束になってかかっても、もっとも単純な、細胞1個の生命体である大腸菌の一つも、カビの1匹も、ゼロから作り出せないのです。

 

*さらに驚異的なのは、一組の両親から生まれる子供には、約70兆通りの組み合わせがあって、二つと同じものがないということです。

 

*人間を含めたすべての生物の生命は人間の工夫や知恵で作られたものではないのです。

 

*人間の身体は水素、酸素、窒素など、いろいろな元素によってできあがっています。それらの元素はすべて地球上にあるものです。地球から借りた元素を遺伝子という設計図に基づいて組み立てると人間になった、ということです。

 

*地球にある元素はどこから来たのかというと、宇宙から来ています。だから私たちの身体は、もとは宇宙から来ているのです。

 

*私たちは自分の身体を自分固有のものだと思っているかもしれませんが、実は、すべてが大自然からの借り物なのかもしれません。その証拠に、一定期間を経過すると、私たちの肉体は死んで、すべて土や大気に還っていくことになります。それを回しているのが遺伝子です。

 

*生命の本質は人間の知性や理性だけではとうてい説明できるものではないと感じるようになりました。

 

*万巻の書物にひってきする膨大な遺伝子情報を極微な空間に書き込み、しかも、それを正確に一切の休みなく作動させている遺伝子とは、まさに奇跡としか表現のしようがないものです。人間の理性や知性をはるかに超えたものの働きによって誕生したと考えるしかありません。

 私はそこに人知を超えたものの存在を感ずるのです。そういう存在を、「偉大なる何者か」という意味で、私は「スムシング・グレートsomething great」と呼んできました。

 

*いったい何者が遺伝子に指令を与えているのか? これはただごとではない。たとえていえば神仏の世界の出来事と言っていいかもしれません。

 

*DNAというのは、人間がいかに生きればイキイキワクワクできるかを書いたバイブルだと思います。

 

*呼吸にしても、血液循環にしても、人間の力で調和的に持続的に働かせることは不可能です。しかし、それでも私たちは生きている。何もわからないままにーーー。

 これは「生きている」というようなものではなくて、「生かされている」というしかありません。

 

*地球は私たちの生命を誕生させ、守ってくれる唯一の惑星です。地球上のあらゆる生き物は、地球を離れては生きてはいけません。

 

*地球上の生き物の数は二百万種、多ければ二千万種くらいは数えられるでしょう。その生き物のすべてが同じ遺伝情報によって生かされているのです。

 

*私たちの生命体の大本には、神といってもいいし、仏といってもいいような、何か不思議な力が働いていて、それが私たちを生かしている。私たちはそれによって生かされている、という気持ちを忘れてはいけないと思います。

 

*生命は大自然のサムシング・グレートからの贈り物だということを決して忘れてはいけません。何十兆円出しても買えない、何者にも代えがたい尊いものなのだという事実をぜひ知ってもらいたいのです。

 

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(アイマース久美高曰く)

 

*中村先生がサムシング・グレートという存在があることに気づかれたことは慧眼です。

 

*驚くべきことは、2,500年前の時代に釈迦が法華経で生命のこと宇宙のことを既に説き表していることです。

その釈迦の法華経28品のエッセンスを、日蓮大聖人が南無妙法蓮華経として表し立宗宣言をされた。

 

*村上先生が言われたサムシング・グレートは、南無妙法蓮華経の中に含まれる視点ではないか、と僕は思っています。

 

*南無妙法蓮華経こそ宇宙の営み、生命の営み等を貫く妙法であるからです。命を生み生かし守り愛して喜ばせる当体が南無妙法蓮華経であるからです。