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*昭和の時代意識が99年も続いている。という識者がいる。

僕のつたない記憶によると。

 戦争と敗戦。焼野原から復興しようとする敗残者の心が転換されずに残っているのではないか?

 

 貧しさから脱したい。

豊かになりたい。勝者になりたい。人から賞讃されたい。評価されたい。

 

 立身出世の願望が渦巻く。欲望を充足させたい。

そこでは沢山の評価基準がいつの間にか作り上げられた。

 学校での成績。どこの学校の卒業生か? どんな会社に入社したのか? どんな職業に就いているのか? どんな容貌をしているのか? 周りの人からどう評価されているのか?

 

 これら昭和の優勝劣敗の評価基準を満たしたい。という一念で生きてきたのか?

世間体という大義名分に自らの魂を売り渡して偽りの勝者として生きているのか?

 

 絶えない国と国との緊張や戦火。地球の温暖化。少子化と人口の減少。教育界の堕落。各界の指導者不足。

それらは、誰人でもない自らがもたらしたのではないか?

 

*時代が移り社会構造や人々の価値観が多様化したならば、それに合わせて評価基準が変わるのだが、旧態依然として世間体という同調圧力に屈しているに過ぎない。

 

 過去は死んだ。在るのは今の一瞬である。未来は到来していない。

「今」の一瞬が全てである。スタートである。出発点である。

 

*人間にとって最も大切なものは何か? 侵すべからざる尊極なるものは何か?

 

それを知ることが、この時代を開く夜明けとなり出発となるのではないか。

洋の東西を問わない。老若男女を問わない。時代を問わない。肌の色を問わない。

普遍的な価値。。。

 

 

     アイマース久美高筆

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