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*7月以降9月も記録的な暑さが続き、気象観測が始まって以来の120数年ぶりの猛暑と報道されており、10月、11月も例年より高めの季節はずれの気温となることが確実視されているようだ。

 

*気象学者の中には気温の低下とともに色づく紅葉も見ごろが遅くなると予想する向きもある。

それだけではない。これから日本は冬の一時期を除いてずっと暑さを感じる国になり、日本には「春」と「秋」が無くなって、今年はきれいに色づいたもみじが見られる最後の年になるかもしれない。とも言われている。

 

*三重大学で気象学を研究する立花義裕教授は、この暑さの状況は今後は当たり前になる。日本は夏がなかなか終わらず冬は極端に寒い「二季の国」になると予測している。と、語っている。

 

*2015年9月、第70回国連総会で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、この中で「人間、地球及び繁栄のための行動計画」として掲げられた目標がSDGsだ。

 

*2030年を目標に気候変動対策など17の目標が掲げられているが、それらは全て世界が直面している課題を解決しようとするものであるが、国によって利害が異なり今後7年間での達成が危ぶまれている。

 

*いずれも喫緊の課題である。地球の温暖化も核兵器の危機も、すべて人間が作り出したものだ。人間の目先の利己的な欲望を満たそうとする行動の結果をどう解決し改善するのか。という課題であるように思われる。

 

*それは、あたかもモグラたたきのようで対処療法であるとも言える。その原因に思いを巡らせなければ、人類の滅亡は免れないのではないか?

 

*我々の子孫に何を残すのか?

 

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 (アイマース久美高は思うのです)

 

*人間には抑えがたい目先の欲望が渦巻いている。誰しも程度の差こそあれ、それを持っている。その欲望という列車が文明という美名を隠れ蓑にして世界を暴走しており、文明というのは今や物質文明一色となってきている。

 

*「人の悦び多々なれば天に吉瑞をあらはし地に帝釈の動あり。人の悪心盛んなれば天に凶変、地に凶夭出来す」と、御書に説かれている様相である。

 

*それに対して、心を美しく変える「文化」がなおざりにされている。哲理がなおざりにされている。

 

*人類にとって、人にとって、何が最も大切なのか? それは「命」である。それが気づかれず、忘れ去られている。

 

*キリスト教にしろ、デカルトの二元論にしろ、西欧文明は、人間の「肉体」と「思考」の奥底に「命」があることを見過ごしてきた。

 

*私たちの「命」は、自力で生きているのではない。生かされているのです。

「空気」を吸わなければ私たちの「命」は、10分もすれば絶えてしまう。つまり僕らは自力で生きているのではなく「生かされている」のです。「水」もそう。「食べものや太陽」「からだ」「人」「地球」「宇宙」(これらの頭文字を取って、「くみたかひちう」と呼んでいます)によって生かされているのです。

 

*宇宙には、「くみたかひちう」を僕たちにもたらしている奇跡の存在があります(昨日の僕のブログにも記している)。

それを僕は「アイマース」と呼んでいます。

 

*アイマースによって、自分の「命」が生かされ、守られ、愛されていることを感じて感謝している。

 

*「感謝」は、「喜び」です。「生かされています。ありがとうございます」といつも口ずさんでいる。すると、縁ある人の「命」を、生かそう、守ろう、愛そう。という利他の心が無意識のうちに湧いてくる。これが「命」の法則です。妙法と言うのです。

 

 「小欲知足」となり、すべての「命」を慈しんで、内面の改革をもたらす。一人の「人間革命」がやがて一国の宿命を転換し更には人類の宿命を変える。

 

*「SDGs」は17の膨大な目標を掲げています。モグラたたきです。西欧文明の思考の基礎となったデカルトの二元論の結果かも知れませんが、物質的な表層的な変化改善を目指しているように感じます。

 

*2,500年前の時代に釈迦が法華経で説いたのは、「心」であり、「命」であり、「命の法則」=妙法です。

 

*釈迦滅後2千年後の末法と言われる乱れ切った世に、人類の滅亡を救う「妙法」を広める「時」は、まさに「今」ではないだろうか。

 

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