ドクターきよしのブログ -6ページ目

歯ブラシの使い方は車の運転と同じ?

正しい歯の清掃用具の使い方は、正しい知識と歯ブラシ
等を使いこなす技術が必要です。
道具を使いこなすのは車の運転と同じで、
学科と実技が大切なのです。

ほとんどの日本人は子供の時から歯ブラシを使い
口腔清掃をしてきています。
しかし現実にはむし歯、歯周病の治療に明け暮れて
いる状態です。しかも歯を磨いていない人は日本人
では少ないのに!
なぜこんな悲しい事がおこっているのでしょう?

原因は患者さんにあるのではなく、専門家である
我々歯科医師の側にあるのです。

健康保険制度にしばられて、対症療法に明け暮れ、
原因除去の徹底を患者さんに教えないからなのです


教える側にとっても、正しい清掃の知識と技術はとても
難しい問題があります。
まず、予防をしっかりやってもほとんど収入が増えない
だから治療に比べて時間が取れない

こんな現実をこのままにして、治療に明け暮れているから
患者さんのお口の中は、再治療が多いのです

患者さんが治療に参加できる意味は?

普通、患者さんは自分の歯の治療をドクターに
任せて、何をされているかを診ることは出来ません。
どんな状況なのか、その患部をどのように治療するかを
知らないで終わっています。
だから、なぜ歯を磨いているのにこんなにムシ歯や
歯周病ができるのか、分からないまま治療室を後
にします。
そしてまた5~6年後に新たムシ歯や
歯周病で来院することになるのです。

自分の歯の悪いところをよく見て、知って、その原因も
分かれば、どのようにしたら病気が再発しないかも
分かるはずです


治療を通して患部を知り、治療法も知り、
病気の原因を理解して予防法を身に付けるには、
どうしても治療中の画像をリアルタイムで見る
必要があるのです。


治療中の画像をリアルタイムで見るには、顕微鏡の
モニターを患者さんがドクターと同時に診ることが必要です。
以前にも書いたように、顕微鏡下の治療の画像を
実況生中継のように見てもらうことが必要なのです。

めがねー1


めがね-2

患者さんの自己責任とは?

毎朝の朝令で、「私達は患者さんが一生自分の歯で快適に
過ごせるよう、自己責任を啓発し勇気づけます」

とスタッフ全員で唱和します。

そもそも歯科の2大疾患、ムシ歯と歯周病は生活習慣病で、
歯医者や歯科衛生士だけで治せる病気ではありません。
例えば、糖尿病の人にいくら医者が、栄養指導したり
運動を勧めても、患者さんが治す気になってなって
協力してくれなければ、決して症状は改善されない
ように、ムシ歯も歯周病も私達歯科医師や、歯科衛生士
だけでは治せないのです。

ある患者さんは毎月メンテナンスをしてほしいと
希望してきますが、そのような場合でもその必要が
なければお断りしています。
毎食後のご自分の清掃をいい加減にして、歯医者で
毎月メンテナンスをしていればきれいになるとという
考えが間違っている
ことも伝えます。
毎月のメンテナンスは、毎食後のご自分の
口腔清掃が、1ヶ月で3食×30日=90回の清掃に比べたら、
1ヶ月に1回では、その1/90しかできないのですと伝えています。
患者さんの自己責任をしっかりと啓発して

専門家と患者さんのお互いの責任で、
患者さんの口腔を守りたいからです