皆様こんにちは。
この前も載せましたが、うちの可愛い可愛い娘チョコです。これ特にお気に入りの写真です

前に書いたことあるかもしれませんが、2020年の2月14日、バレンタインデーの朝のこと。新聞を取り込むのに玄関を開けたら、玄関引戸の目の前に仔猫が身を横たえていました。
「ちぇっ!野良猫が寝てるよ」
最近家の周りで野良猫=地域猫を見かけることはなくなっていたのですが、初めは正直そんなふうに思いました。
でも何か様子が違う。野良だとまあ玄関を開けたら一目散に逃げたでしょう。でもこの仔猫は逃げるどころか、僕を見上げてすり寄ってきます。
「どこかの猫かなあ?」
まあその割には毛並みがべたついている。一応近所の猫を飼っていそうな家に数軒に電話で確認したけど、どこもうちの猫ではないという。
取りあえず玄関に入れて、猫用のミルクなんてないから、お腹を壊さないように、牛乳を水で薄めて人肌程度に温めて出したら、少し舐めて、上がり框を上がってそこにいた僕の足下に、くるっと丸まりました。
「わたしはここから出ていかないよ。ここにおいて~」
と言っているようでした。
色々考えたんだけど、初めは里子に出すつもりでいました。前にも保護した猫を里子に出した経験があったからです。それでもどう見てもこの猫は健康でない。餌はもちろん、水分をきちんと採ってないようで、自分で毛繕いも出来ずに毛がベチャーと固まっています。健康な猫は唾液を出しながらざらざらの舌で毛繕いをするから、身体はいつもきれいです。でも水分がきちんと取れてないと、唾液が出ず毛繕いが出来ないのです。その上目も目やにで塞がり開いていません。
里子に出すとしても、このままでは命を落としてしまうでしょう。少しうちで様子を見なくては。ここまでだと、病院に連れていかないとダメだな。
そこで家から一番近いふくだ動物病院に。先生はきついな~と一言。酷い猫風邪を患っている上、蚤にも寄生されていました。猫エイズや猫白血病の検査もしたのですが、猫エイズ(FIVウィルス)にも感染しているそう。喧嘩して感染したとは考えにくいので母親譲りだろうと。まあ猫エイズ自体は栄養をきちんと取って清潔にしていれば発症せずに普通に生涯を終える猫もいるとのこと。それほど悲観はしなくてもOKとのこと。猫エイズは虎やライオンも含めたネコ科の動物には移る可能性があるけど、人間や犬には移らないそうです。もちろんクマにもww

まあそんなことならしょうがないわな。
注射と点滴をしてもらい、栄養価が高い治療用の缶詰の餌、飲み薬をもらい、あとは身体を保温してあげて様子を見てくださいと言われて家に帰ってきました。
結果からいうと、この子には生命力があったようで、帰った時から僕のあとをついて歩いていました。たぶん大丈夫かなという感触はありました。でもこんな子じゃ貰い手はないかな。病気、猫エイズという爆弾を抱えても貰ってくれる人もいるかな。
その日はどうしても宇都宮まで出掛けなければならない用事があったので、午後はこの猫を置いて出掛けました。その道で閃いたのが「今日はバレンタインデー。その日にうちに来たから名前はチョコだな」と。友達にLINEしたら、飼うことに決めたんやあと。いやいや取りあえず元気になるまではうちで面倒見んといかんやろ。それならそれまででも名前つけてあげんと。里親が別の名前にするんにしても。
翌日は仕事に行くしかないので、少し心配だったけど置いて出掛けました。会社では猫をたくさん飼っている人に、病院でも聞いた、猫エイズでもきちんと栄養採っていれば長く生きる子も多いよなどと聞きました。それで会社が退けてから急いで家に帰ったら、その当時は福田先生も「ああ、声が枯れちゃってかわいそう」という位のニャーニャーというよりは、アー、アーとまるでカラスみたいな声で鳴いて玄関まで迎えに来ました。歩くの辛くないんかい?
「おがえりい~」とチョコ。
「きちんと留守番出来たんだね。うちの子になるか?」
「アァァ~!(うん!)」
前の時は動物全般がダメな家族がいたから、保護した猫を里子に出したのだけれど、今はその条件はクリア。ただいつも一人にすることが可哀想で里子に出そうとしていたのです。でも体調が悪いのにきちんと留守番が出来て迎えにも来たよ。前にワンちゃんを飼っている人が、留守番ばかりだと犬が可哀想と思うと飼えないと言ったら、大丈夫だよ、犬もそれをわかっているから、きちんと留守番して帰ってくるとその分甘えるから、きちんと愛情注いであげれば喜ぶから大丈夫だよ。そんな言葉も思い出しました。まあ犬も猫もそこは一緒だよね。
そんな感じでチョコはうちの子になりました。今にして思えば、この子をうちの子にして良かった。チョコからうちに来たのだから、きっと神様がここの家に行きなさいと言ったのだと思います。もう今は可愛くて可愛くて。チョコもそれに応えてきちんと甘えます。猫はツンデレ(ツンツンしてると思えばデレデレと甘えるという意味)といいますが、チョコはべったりです。前のミーコの時もそうだったから、同じ動物🐻として仲間意識があるのかも。

何かチョコとの馴れ初めがすっかり長くなってしまいましたが、そんなわけでもう5年一緒に暮らしています。うちの子にすると決めたらすぐにこのキャットタワーを買ってきました。だから5年もするとあちこちボロボロ。

材質上、毛もつきやすいです。でもこの丸い見張り台の上に、アンモナイトのように丸まって寝るのがチョコは好きでした。

うちのチョコはお利口で、絶対にこの柱か、段ボール製の爪研ぎでしか爪を研ぎません。だからこそ5年間で荒縄はボロボロ。それでも何とか巻き直したりして使っていました。
あー、でもいよいよ見張り台がぐらぐらするようになりました。チョコが飛び乗るとぐらついて落ちるのではないかと思うほどです。ネジを締めても直りません。その様子を珍しくYouTubeでなく直接動画で。

地元のいつも餌などを買うホームセンター併設のペットショップに行ってみたけど、良い物がなかった(前回のはここで買った)ので、ネットショップをいくつか見て、楽天市場にあったこれに決めました。色をオリーブグリーンとグレーで迷って、友達の意見も聞いてグレーにしました。
僕が買ったのはこのキャットタワー。玄関ホールに置くので余り大きくないことと、チョコが登りやすそうだからこれにしました。

実は保護した時は栄養失調状態だったから、福田先生からはこの子はずっと小さいまま育つと言われていたのに、何と太りすぎと。きちんと育ってくれたのがうれしい半面、少し運動させなきゃと背が高いキャットタワーは1年位前に買ってはいます。ただこんな大きい物は玄関には邪魔すぎて置けないから、奥の部屋にあります。でもチョコはいつでも僕の近くにいるので、探検にちょっと奥に行くことはあっても、このキャットタワーに長くいることはありません。僕が近くで家事をしていると、ここの3段目位までは登ることもあります。あとはここでもきちんと柱で爪研ぎもします。
一方で玄関ホールの背の低いキャットタワーにいるのは大好きで、僕のそばにいない時はここで丸まって寝ているか、見張り台から愛おしそうな眼差しで僕を見つめています。
MADE IN CHAINAで、説明書は一応日本で日本人が作ったのだろうとは思うけど、A4のコピー用紙を4枚ばかりホッチキスで留めただけのものです。よくMADE IN CHAINAのこの手の組み立て家具にあるあるですよね。

まあパーツ一覧は良いとして。
この組み立て順というのが曲者で。

あとから気づけば確かに展望台、即ち上から組めと書いてあります。

でもこんな組立図が1枚しかなかったら、普通は地板から組み上げていきますよね。
そうして、なあんだ意外に簡単じゃんなどと、一番上の見張り台を付けるだけという段になって、あれ???付けられないぞと。一番上の柱は、下と上とで反対の逆ネジになってるから、一方向に回せば付けられるのか・・・違う。
そこでやっと上の赤丸の一行に気づきました
そこでやっと上の赤丸の一行に気づきました

今更・・・。でも逆に組んだからって理屈は一緒やよな・・・などと独り言ちながら、全部バラして一から組み立て直しました。
あら組めた。まあ結果は上から作っていけば組み立てられたのですが、まあ上の一行に気づかない僕も悪いけど、組立図なんて
①見張り台に⑩の柱と⑤の柱を取り付けます。
②次にeのネジとfのネジで3段目の板をつけます。
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と、わかりやすく書いてよ。せめて見張り台から組めというのをもっと目立つように、上から組んでいかないと組み上げることが出来ませんとかハッキリと書いてよ。たぶんこれ、こういうものを組み立てるのが得意な人こそ、何となく全体図を見て、部品を確認がてら見たら、簡単じゃんとばかり地板から組み立てるんじゃないかな。僕はその得意な人ではありませんが。もう少し親切に書いて!!

まあそれは後の祭りな話で、最初のうちはルンルン気分で組み上げていました。チョコも興味津々みたい。

さっそくボンボンで遊んでいました。

なあに?父ちゃん。
後日談ですが、このボンボンの紐が弱くて、10日目位で切れてしまい、それをチョコが蹴飛ばして遊んだようで、奥の部屋で、あれ?と発見しました。取りあえず結びつけたけど、あとで丈夫な紐で付け直さないと。

まあ紆余曲折はあったけど、何とか組み上がりました。

ぐるっと回してみました。ネットの写真で見た通り良い感じ


見張り台も広々しているし。

何といっても、この段々が登りやすそうです。
いくら猫とはいえ、無理に身体を捻るとか、ジャンプしないと見張り台まで登れないじゃないの???と思うようなキャットタワーが何と多いことか。ネットで見てみてください。そんなキャットタワーばかりですから。
まあ猫だから、そんな造りでも何とか登るのだろうけど、絶対に段々がこのようにきちんと登りやすいほうが、猫だってストレスを感じないはず。それがこのキャットタワーに決めた理由です。

見張り台の広さ!

夏用に籐のマットも付属しています。

あ、あくびしてら。

少しピンボケ写真だけど、チョコうれしそう。

これはちょっと恐い顔やし。

あらあ、籐マットは気持ちいいのかな。

これはチョコがお昼寝している時に、友達に、見張り台もこんなに広いんやよと、ぬいぐるみを置いて撮ったもの。

3段目もしっかり広いので、ここで香箱座りだって出来ちゃいます


後日、チョコが見張り台にいる絶好のシーンをパチリ。

これらの写真を友達に送ったら、みんな目線外してるやんと。ちゃんと名前読んでから撮らんとと。

3段目もこの広さ。うちのチョコは今は適正体重に戻って、4.5kg位の体重の子です。

父ちゃんキャットタワーありがとう。
チョコは気にいってくれたようです。
(取材日:2025. 5. 27~6. 1)