皆様こんにちは。
前回のブログで書いたイトーヨーカドー春日部店に行った日の午後、アーバンパークライン(東武野田線)の車中の人に・・・もとい、クマになりました。

下りたのはここ。岩槻駅です。春日部からたまたま急行に乗ったので、1駅で岩槻に来ました。
岩槻は今はさいたま市の一部、岩槻区になっていますが、かつては岩槻市でした。雛人形を中心とした人形の街です。
地下鉄というと何となくピンと来ないのですが、今は浦和美園駅まで開通している埼玉高速鉄道が、ゆくゆくは岩槻まで延伸するそうです。岩槻までは既に計画路線としてある程度具現化してはいるようです。行く行くは宇都宮線(東北本線)の蓮田まで延伸するらしいです。
埼玉高速鉄道は、目黒~赤羽岩淵間の東京地下鉄南北線と直結していて、いわば南北線の埼玉県内の部分の運行を担う路線です。そういうわけで地下鉄で都心直結を・・・というわけです。
東口の駅前から岩槻区の各所を回るコミュニティバスが運行されています。さいたま市営のバスで、東武バスウェストが運行を受託しています。
今回は岩槻城址公園に行くために、このバスを利用しました。
結構くまなくあちこちを回るバスです。コミュニティバスというとよくあるような事前に乗車予約が必要なものではなくて、普通の路線バスのように定期運行されていて、いつでも誰でも利用することが出来ます。岩槻駅では時刻表部分を撮らなかったのですが、帰りに目的地であった岩槻城址公園バス停で上下便の時刻表を撮ったのをあとで載せます。それを見ると毎時の時刻が同じで、ピタリ1時間毎に運行されているので、コミュニティバスとしてはとても利用しやすいと思います。
駅前で20分程待って、少しだけ遅れてバスが到着しました。
コミュニティバスという表記。
バスは11人乗りの小型バスですけど、1時間毎に運行されており、病院なども回るので地元の方の生活路線としての役目が中心です。
でも、これから行く岩槻城址公園や岩槻人形博物館、板東三十三観音霊場の第十二番札所華林山 慈恩寺(岩槻観音または慈恩寺観音)などの観光地も通るので、観光客も利用価値があります。
岩槻城址公園は、その名前の通り、かつて岩槻城があった所に作られたさいたま市が管理する公園です。
バス停のある西側の入口です。
公園は桜の名所にもなっていて、一般の公園のように噴水もあります。芝生広場があったり、子供向けの電動カートもあって、市民憩いの場になっています。
時計台。15:00過ぎに公園に到着しました。

僕がここに来たのは、これが目的です。この鉄道車両は鉄道ファンの間では有名な東武鉄道1720系DRC(デラックス・ロマンスカー)です。かつて日光路を駆け抜けた特急車両です。
上の車輌名をクリックするとウィキペディアにリンクして、そこにも歴史などが書いてありますけど、東洋経済オンラインの記事でこの車輌の生い立ちを書いた面白い記事を見つけたので、リンクを張っておきます。






鉄道ファンでもないとこういう写真を見ても面白くもないかもしれませんが、写真を撮ったままに並べてみました。

この車輌は、土日には車内を公開するようです。今回久し振りに行って悲しかったのは、車輌の保存状態が余りにも悪くて塗装が禿げて錆まで出ていることです。この車輌の走った日光市民としては、せめて屋根をつけるとかして欲しいと思います。あとは朽ちないうちに塗装をし直して~

。



クラウドファンディングで資金調達をするというのなら少し協力してもいいから。頼みますよ、さいたま市。
個人的には東武鉄道が回収して、東武日光駅前に日光軌道線の車輌と共に展示して欲しいなと思います。SNSのコミュニティでは東武動物公園にレールパークを作るから、そこに展示して欲しいという方もいました。いずれにしてもこのままでは余りにも悲しすぎます

。



このブログでも過去にも上げたかなと思ったら、まだブログを始める前、2016年に初訪問していて、SNSでは書いていたので、そこの写真を羅列してみます。













この頃はまだきちんと管理されていたのか、少し塗装の禿げた所もあるけど、これ位ならまだ仕方ないなと思える範囲です。経年劣化でどうしても錆は出ますから。上でも書いたSNSで東武動物公園レールパークに移設して欲しいと言った方によると、3年前はきれいだったということなので、ここ3年で多分全く管理されていないものと思われます。
こんな鉄道ファンでなくても歴史的にも重要な車輌をこんな形で野ざらしにしておかないで!!!
こんな鉄道ファンでなくても歴史的にも重要な車輌をこんな形で野ざらしにしておかないで!!!
気を取り直して・・・。
先に書いた通り、岩槻城址公園バス停で上下便の時刻表を撮影してみました。上の府内一丁目行が岩槻駅を経由します。一方下の慈恩寺行は一つ春日部駅寄りの東岩槻駅を通ります。東岩槻駅は急行が止まらないので、駅までは同じような所要時間だから帰りも岩槻駅に戻りました。
この両者の写真をみるとわかるように、毎時同じ時間でピタリと1時間毎に運行されていますから、地元のお年寄りにもわかりやすいですよね。通勤通学に使うのでなく、病院や買い物に出るための生活路線としてなら、1時間に1本あることを考えると十分利用価値がありますよね。運行は平日のみですが。
岩槻駅に戻って来ました。来た時は気づかなかったけど(階段下りる時は見えないから?)、階段に人形の街らしいペイントが施されていました。
改札口の横にファミリーマートの小さな店舗がありました。最近は駅売店がコンビニになっていることは多いですよね。この店舗は東武鉄道が2021年に立ち上げた無人決済システム導入のお店みたいです。
帰りはアーバンパークラインの各駅停車の電車で、春日部駅まで戻りました。
(取材日:2024. 11. 22)