昨日のランチは日光市土沢(どさわ)にある「やまなか茶屋」さんでソースかつ丼を食べました。
お店がある場所は、日光宇都宮道路の土沢インターのすぐそばです。
日光街道からアクセスするならば、森友交差点で板橋バイパス(国道121号線バイパス)に入り鹿沼市のほうに向かって5kmほどのところにあります。
日光街道からアクセスするならば、森友交差点で板橋バイパス(国道121号線バイパス)に入り鹿沼市のほうに向かって5kmほどのところにあります。
まずは今日選んだメニューから。ソースかつ丼セットです。お値段は税込1500円です。

次にお店の周囲を見てみましょう。
お店はこんなふうに田園風景の中にあります。東から西へと異例の動きをした台風12号の余波なのか、天気が今一つはっきりせず入道雲が掛かってしまっていますが、晴れていればきれいに日光連山が望める絶好のロケーションです。
写真で右から左へと横切るの道が板橋バイパスです。この辺りは板橋バイパスが最後に開通した部分で、小高い丘の上を切り通しで通る日光宇都宮道路や丘の麓を走るJR日光線、田川を一気に跨ぐ土沢大橋を建設、その高低差を登るために盛った築堤の坂道が始まる部分です。それだけに車からの眺めも非常に良い場所です。
写真で右から左へと横切るの道が板橋バイパスです。この辺りは板橋バイパスが最後に開通した部分で、小高い丘の上を切り通しで通る日光宇都宮道路や丘の麓を走るJR日光線、田川を一気に跨ぐ土沢大橋を建設、その高低差を登るために盛った築堤の坂道が始まる部分です。それだけに車からの眺めも非常に良い場所です。
この場所から左に行けば土沢インターがあり、日光市板橋地区を通って鹿沼市方面へと通じています。右は日光街道に通じます。
お店のちょっと奥の田んぼの中には、JR日光線と東武日光線が交差する部分もあり、お店からも電車の走る音がよく聞こえていました。僕にとってはそんなところもうれしい地です。

同じ場所を別のアングルから。奥に見えている交差道路の標識は日光街道のものではなくて、市道 今1009号線(本町猪倉線)との交点、土沢北交差点です。この道路は日光市民にとってもお馴染みの道で、その重要性から県道への昇格も提案されている道路です。
宇都宮方面からやまなか茶屋に来る場合は、日光宇都宮道路や日光街道以外のルートとして、新里街道(にっさとかいどう 県道22号線)の鞍掛(くらかけ)トンネルを越えて日光市内に入り、途中の猪倉地区でこの市道に入って来るという選択肢もあります。
宇都宮方面からやまなか茶屋に来る場合は、日光宇都宮道路や日光街道以外のルートとして、新里街道(にっさとかいどう 県道22号線)の鞍掛(くらかけ)トンネルを越えて日光市内に入り、途中の猪倉地区でこの市道に入って来るという選択肢もあります。
板橋バイパスから目立つところに、「ソースカツ丼」、「豚丼」と書かれた幟と大きな看板が立っているのでずっと気になっていたお店です。
あとから考えたら、お店の名前は何となくは聞いていたなあと気づいたけど、ここに良さそうなお店があるぞとチェックしたのは最近のこと。だからお店のオープンも最近のことなのかなと思って聞いてみたら何と4年前だそう。
あとから考えたら、お店の名前は何となくは聞いていたなあと気づいたけど、ここに良さそうなお店があるぞとチェックしたのは最近のこと。だからお店のオープンも最近のことなのかなと思って聞いてみたら何と4年前だそう。
そうそう、僕が前にこの近辺を毎日通っていたときからは既に8年近い月日が経過していました。その頃はまだ板橋バイパスは全線開通していなくて、最後に開通した0.9km区間に当たるこの辺は盛んに工事している最中だったものなあ。
で、最近になってまたこの辺りを毎日通る生活になったから、ようやくお店の存在に気づいたというだけでした
日光の人気ブログふぃふぁ山荘さんのブログでは、オープン前の改築段階からブログアップされていました。
日光のグルメ 373 やまなか茶屋 日光市土沢で10月末オープン予定!
で、最近になってまたこの辺りを毎日通る生活になったから、ようやくお店の存在に気づいたというだけでした

日光の人気ブログふぃふぁ山荘さんのブログでは、オープン前の改築段階からブログアップされていました。
日光のグルメ 373 やまなか茶屋 日光市土沢で10月末オープン予定!

まあともかくも築250年の古民家だそうです。250年って・・・江戸時代中期ですぞ

時代劇での江戸時代は知ってはいても、実際の江戸時代のしかもこの辺りはどんなだったのだろう。
ちなみに、近くを通るJR日光線が日本初の私鉄日本鉄道の路線として全線開通したのが1890年(明治23年)8月1日のこと。今からざっと130年近く前のことです。その日光線の開通時のことでも想像すら出来ないのに、江戸時代中期なんてもっと想像出来ません
東武日光線杉戸(現・東武動物公園)~東武日光間が開通したのは、1929年10月1日ですから、現JR線日光線より遅れること40年近くあとの話です。
あ、鉄キチになった
東武日光線杉戸(現・東武動物公園)~東武日光間が開通したのは、1929年10月1日ですから、現JR線日光線より遅れること40年近くあとの話です。
あ、鉄キチになった

この古民家は、江戸中期からのそんな時代の流れを見て来たんだなあと考えるとやっぱりすごい。

前出のふぃふぁ山荘さんのブログによると、こちらはかつて東武日光線の上今市駅に程近いところにあった、「カフェ&うどん みず家」さんが移転オープンしたお店だそうです。そして奥様のご実家であったこの古民家を、店主さんが自らが店舗に改装したのだそう。江戸時代中期に建てられた建物にもですが、そちらにもびっくりです
そうやって改装された入口の雰囲気も素敵ですが、僕はこの入口に掛かる暖簾が最高に素敵だと思います。

そうやって改装された入口の雰囲気も素敵ですが、僕はこの入口に掛かる暖簾が最高に素敵だと思います。

入口のボードにもメニューが書かれています。

そして足元には、ソースかつ丼と豚丼は少し時間がかかる場合があることの断り書きが。でも今日はウィークデイで13:30頃の遅めのランチだったせいかそんなに待つことはありませんでした。

入口付近。土間には囲炉裏も切られています。右は四間続きの座敷があり、左にもテーブル席があります。これを撮ったのは帰りがけなので、左の部屋にはお客様がいたから写真はありませんが、そちらはかつては厩(うまや)だったのでしょうか。

こちらは左手がレジと厨房です。ここの暖簾も藍染で素敵なものですね。

入口付近から四間続きの部屋を見たところ。ここから見る限りでは三間続きだと思ったら一番奥の左側にもう一部屋ありました。
この部屋の箪笥(たんす)も戸板(といた)もかなりの年代物と見えて、これ自体がとても素敵なインテリアになっています。わざわざカッコ書きでよみがなを書くなら最初からひらがなかカタカナで書けばいいんですけど、やっぱりここでは漢字で書くのがピッタリ合います。
この部屋の箪笥(たんす)も戸板(といた)もかなりの年代物と見えて、これ自体がとても素敵なインテリアになっています。わざわざカッコ書きでよみがなを書くなら最初からひらがなかカタカナで書けばいいんですけど、やっぱりここでは漢字で書くのがピッタリ合います。

一番手前座敷は半分が板の間になっていて、卓袱台(ちゃぶだい)も置かれています。


縁側(えんがわ)に置いてあるテーブルと椅子は比較して近代的ですが、ここから見える景色が最高です。
上でも書きましたけどここはJR日光線と東武日光線が交差する場所がぐ近くにあって、滞在時間中にも何度か電車の音が聞こえていました。じっくりは見なかったので車両までは見えませんでしたが、きっと車両も見ることが出来るはず。あとでコーヒーでも飲みながらそれらをゆっくり見に来ようかな。
上でも書きましたけどここはJR日光線と東武日光線が交差する場所がぐ近くにあって、滞在時間中にも何度か電車の音が聞こえていました。じっくりは見なかったので車両までは見えませんでしたが、きっと車両も見ることが出来るはず。あとでコーヒーでも飲みながらそれらをゆっくり見に来ようかな。

メニューにはうどん屋さんだったというだけあって、うどんも色々なものがあります。
今回はソースかつ丼にしました。単品なら1000円、セットにすると1500円です(いずれも税込み)。セットには半うどんと中鉢、香物、そして飲み物がついていますから、ここは当然セットでしょ。メニューではついている飲み物はコーヒーとなっていますが、実際はコーヒーと紅茶を選べて、それぞれにホットとアイスの選択も可能です。
今回はソースかつ丼にしました。単品なら1000円、セットにすると1500円です(いずれも税込み)。セットには半うどんと中鉢、香物、そして飲み物がついていますから、ここは当然セットでしょ。メニューではついている飲み物はコーヒーとなっていますが、実際はコーヒーと紅茶を選べて、それぞれにホットとアイスの選択も可能です。

コーヒー豆にはこだわっているようです。

天然水のかき氷もあります(7~9月)。
実際に僕が行ったときは後から何組かのお客様がいらっしゃいましたが、皆さんかき氷を召し上がってらっしゃいました。ちょっと見ましたが、大きな器にたっぷり入っているのでとてもお得だと思います。
よーし、次はかき氷も食べに行くぞー
豚丼もか。リピ、そしてリピのリピ決定
実際に僕が行ったときは後から何組かのお客様がいらっしゃいましたが、皆さんかき氷を召し上がってらっしゃいました。ちょっと見ましたが、大きな器にたっぷり入っているのでとてもお得だと思います。
よーし、次はかき氷も食べに行くぞー

豚丼もか。リピ、そしてリピのリピ決定

こちらは天然氷の三大蔵元のうち、三ツ星氷室の氷を使っています。三ツ星氷室さん自身はかき氷屋さんは開いていませんから、ぜひやまなか茶屋さんでどうぞー。

さあて、ではオーダーしたお料理が到着する前にちょっと家の中を見学させてもらいましょ。
まずこの梁がすごいですね。250年の歴史を感じる梁です←250年前なんて想像もつかないっていったクセに
天井のシャンデリアは、燭台(しょくだい)風のものです。さすがこれは江戸時代からの代物でないよなあ。
まずこの梁がすごいですね。250年の歴史を感じる梁です←250年前なんて想像もつかないっていったクセに

天井のシャンデリアは、燭台(しょくだい)風のものです。さすがこれは江戸時代からの代物でないよなあ。

ちょっと奥の間へ失礼しました。土間から三間続きで、ここでL字に曲がり四間目があります。ここにもレトロな扇風機と茶釜があって、良いインテリアになっています。一番奥の間は予約席として使用しているようです。

欄間(※1)もすごいわあ。真ん中に使われている木は無垢材のようです。松かな。
※1 欄間(らんま)・・・採光、通風、装飾といった目的のために天井と鴨居との間に設けられる開口部材のこと。
※1 欄間(らんま)・・・採光、通風、装飾といった目的のために天井と鴨居との間に設けられる開口部材のこと。



そして奥の間は書院造になっています。寝殿作りと書院造の違いわかりますか?日本史で勉強しましたよね。僕はしっかりと覚えて・・・いません
以上、今日のクマの散歩道は日光市土沢にある古民家博物館から見学レポートでした。ではまた次回をお楽しみに。サヨナラ、サヨナラ
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以上、今日のクマの散歩道は日光市土沢にある古民家博物館から見学レポートでした。ではまた次回をお楽しみに。サヨナラ、サヨナラ

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ってこれで終わっちゃいかんやろ
でもこれだけでも立派なブログとして成立するくらい素晴らしい建物です。本当に博物館みたい。日光市から宇都宮市の西部地区にかけては古民家を改造したお店が結構多いですが、こちらのお宅は中でもかなり立派なお宅です。

でもこれだけでも立派なブログとして成立するくらい素晴らしい建物です。本当に博物館みたい。日光市から宇都宮市の西部地区にかけては古民家を改造したお店が結構多いですが、こちらのお宅は中でもかなり立派なお宅です。

お料理にお話を戻して。これが最初にも載せたソースかつ丼セットです。

メインのソースかつ丼です。こちらのソースかつ丼は会津地方のものと同じくソースを使ったソースかつ丼です。ソース使用だからもう少し味が濃いのかなと思っていたら、酸味と甘みが適度にあってあっさりしたソースなので、とてもさっぱりと食べられます。
え?ソースかつ丼なんだからソース味なのは当たり前だって?いえいえ、新潟では醤油ベースのタレを使ったものをソースかつ丼と称します。他の地域、または新潟でも地域や店によってはタレかつ丼と呼んでいる場合もあるみたいですが。日光市でも足尾で新潟版ソースかつ丼(※2)を食べることが出来ます。
え?ソースかつ丼なんだからソース味なのは当たり前だって?いえいえ、新潟では醤油ベースのタレを使ったものをソースかつ丼と称します。他の地域、または新潟でも地域や店によってはタレかつ丼と呼んでいる場合もあるみたいですが。日光市でも足尾で新潟版ソースかつ丼(※2)を食べることが出来ます。
※2 江戸時代から続く草倉鉱山(現・阿賀野市にあった銅鉱山)を買収した古河鉱業(現・古河機械金属)の古河市兵衛翁はそこで得た利益で足尾銅山も買収しました。そんなことから足尾では新潟と同じ醤油ベースのソースかつ丼が広まったそうです(足尾の方に聞いたことに加筆しています)。

今日のクマの散歩道は日光市土沢の「やまなか茶屋」さんから絶品ソースかつ丼のレポートでした。また次回。サヨナラ、サヨナラ
今度こそホントにおしまいww
やまなか茶屋
日光市土沢1072

今度こそホントにおしまいww
やまなか茶屋
日光市土沢1072
0288-30-3305