久々のロッドインプレは、引き続いてのSageのダブハン。
使う人間の本気度が常に問われる(?)、コレ。

このロッド、スカジット系キャストで有名な Scott Howell が "The Death Star"と名づけて愛用していたそうで、メーカー側のペットネームではなく、ユーザー側のネーミングが広まったという、ある意味稀有なロッドであります。
アクションの方は、ヴァリヴァリのファストアクションなんですが、グラファイト4路線から撤退したSageが(TCRという黒歴史が間にありますが(笑))本気で開発したロッドとして、素材そのものではなく、今のカネティック系「テクノロジー」へ続く路線の端緒となった、これまた記念碑的なシリーズがTCXになるかと思います。
結局、会社を収益事業として存続させるためには、歩留まりも重要ってことなんですよねー。結局。
一説には、グラファイト4の歩留まりは20-40%(≒不良率80-60%!)だったとか。。。WinstonがStalkerシリーズを製作する時に、ケネディフィッシャー社から仕入れたブランクを半分がた廃棄したってのは有名な話ですが、半分でも不良率50%ですからねー。いったい当時のSageはどんだけイッちってたのかと。。。(笑)
そうはいっても、Sage=「最新最高の素材でロッドを作る変態集団」、というイメージは定着してしまってますので、「新素材」を売りに出来なくなったので「新技術」に路線変更、すなわち「最新最高の技術」でロッドを作る、方向に振ったものだと。まぁ、どちらにしても偏執的にロッド性能を追及する姿は、変態集団に違いはないのですが。。。(爆)

ロッド自体の性能は、13ft以上のロッドと遜色ない飛距離が期待できるパワーを秘めています。が、そのパワーを引き出すのがこの上なく難しい。。。
特に止水でウェーディングしてしまうと、実質の有効レングスはさらに短くなってしまうので、相当な難易度があります。まぁ、実際のところ、ウェーディングせず使え、ってことなんでしょうが。。。
逆に、このロッドを御しきって飛距離を出せた瞬間は、ある意味サカナを釣った時に並ぶ喜びがあったりして。
その意味では、単調になりがちな湖の釣りでも、集中力を維持するためには使う価値があるロッドに感じます。

後代のOneシリーズやMETHODシリーズも決して悪くない(というか、重量から考えれば、むしろそちらを選択すべき)のですが、それら最新のものを差し置いても、使う楽しみを感じさせてくれるロッドですね。