
私が手にしたロッドの中で、語るに足るロッド、というのはおこがましいですが、
ご紹介したいロッドを記録していきたいと思います。
ただ、あくまでも個人的な感想ですのでご了承ください。。。
まず最初は
Winston IM6 8ft #4 "TMF"
です。
このロッドについてはもはや多くを語る必要がないほど、たくさんの評価が寄せられています。
いわく、「最高のスプリング・クリークロッド」「もっとも日本の釣り環境に適合したロッド」などなど・・・
一流のフィッシングガイド(故に、フライフィッシングに求められる要素を知り尽くしている)が、
自分の好みに合うロッドをデザインしたときに、このような傑作が生まれるのでしょう。

ちなみに、この写真でトム自身が使っているのがTMF(しかもハーフウェルグリップの)らしいです。
アクションはトム自身の表現ではプログレッシブとのことですが、それがパラボリックぎみなアクションに
上乗せされているところが秀逸たるところだと思います。
サカナの大小に関わらず掛けきる(プログレッシブ)要素、ロッド全体でラインを運ぶ(パラボリック)要素
それぞれが高次元にバランスしているように感じます。

ちなみに、TMFにも年代によりアクションに差があり、初期のものは弾性のあまりないカーボンシートで制作
されているのに対し、最近のWTシリーズでは若干弾性が高いモノを使用しているため、若干アクションが違う
ようです。
まぁ、振り比べたら単に経年劣化したぶん古い方がスローに感じただけなのかもしれませんが。。。(笑)
ただ、トム・モーガン自身に聞いたところ、ロッドデザインの肝として素材の弾性は重要(トム自身が言うには
低弾性に利があり、自分の好みにも合うとのこと)な要素らしいです。

そして、このロッドの真の肝はこの「ウィンストン・ハーフウェル」
通常のシガー系と比べると、ハンドリングの良さは秀逸で、とにかく疲れない。
ライトタックルにハーフウェルというと、とかくオーバースペックに感じられがちだが、デザインによっては
強力な戦力となるよい例です。
ただ、このハーフウェルデザインのグリップ、何故か現行のカタログから無くなってしまっています。。。orz
見た目のイメージなのか、売れ行きが良くなかったのか。。
使ってみれば良さはすぐに解るんですけどねぇ。。。
ともかく、このWinston "TMF"
基本設計からもう30年は経とうというのに、今もって色褪せません。
毎年さまざまなロッド、さまざまな釣り方が生まれ、流行り廃りがあるなかで、
「最新が最良とは限らない」を具現した一本ということで、
手に入れて損のない一本だと思います。
。。。極端な話、初心者の最初の一本でこれを選べば、渓流釣りでは他の竿を買う必要がない、とも。
。。。ま、その場合でも「ロッドを買う」のがフライフィッシングの楽しみの一つでもある(爆)ので、結局は
いろいろなロッドを買うことにはなるのでしょうが。。。(笑)
ちなみに、ナチュラム扱いでは現行品が60,900円だそうです。
