第26場 1980年4月9日 アメリカ山岳部時間(MST Mountain Standad Time GMT-7)9時 ロッキー山脈地下基地司令部支所~秘密時空保安局局長室

 

この日朝一番でロジャー・ウィリアムズ事務長からわたしが希望している2015年での執務ができる環境が整ったので具体的に何月何日からあちらで仕事をされますかと尋ねてきた。それから2015年ではいままでわたしが継続して使っている居住区の居室に加えて、秘密時空保安局局長室に隣接する場所に寝泊りできる空間を設けたので利用できるということも同時に伝えてきた。真夜中でも突発事項の際にはいつでも叩き起こされるわけだねと皮肉っぽく事務長に言ったら「最悪の場合そうしますが、もっとスマートに目覚まし時計のような感覚の電子機器でお好きな女性の声ででも゛緊急事態です、起きてください。゛とかメッセージで対応します。指名がない場合はとりあえず2015年代の事務長夫人の声で録音しておきます。」と実にスマートな済まし声で返してきた。とりあえず「じゃあセクシーなマライヤの声で。」と即答しておいたがまだ見ぬ2015年代の事務長夫人の声ではなくその姿が気になる。

 

どの日から2015年で執務するか、1月1日か1月5日、4月1日の三案があったが仕事としては365日24時間以上!の営業体勢なので1月1日の0時1分から移転営業することに決めた。ロジャー・ウィリアムズ事務長の説明によると今の1980年からわたしと一緒に移動するのは、ダグラス・ホワイト副局長と秘書のメアリー・ステュアートだけで後は2015年代に居る職員と仕事をするようになるのだそうだ。2015年代のウォーレン・マクレーン事務長によろしくと言って寂しげな背中を見せながらロジャー・ウィリアムズ事務長は去っていった。