こんにちは！奥野みかです 
先日、母の誕生日のお祝いで
久しぶりに実家で母と兄夫婦と集まりました
そういえば、兄のことはブログでは
書いたことありませんが
この３歳上の兄、我が家ではただ一人の理系で
外面がいいので人当たりは良いのですが
実はこだわりが強く、頑固で、かなりワガママ…
話題がいつの間にか認知症の話になった時
私が「お兄さんが認知症になったら
そりゃあ、めんどくさそう
」って言ったら
義姉も大きくうなずいていました
そして、母が言ったのです
「大丈夫よ〜。認知症は症状が一気に
進むわけじゃないから。パパだって少しずつ
少しずつ１０年くらいかけて進んだし。
認知症とわかってもそんなに心配ないわよ〜〜〜」
え・・・？？
それを聞いて 私は思わず口がアングリ
４〜６年前に認知症の父の症状が
ゆっくり進んでいたことで、母は父の症状を
父の性格の悪さとゴッチャにし
しょっちゅう喧嘩を繰り返しては
毎日のように私のところに電話をかけてきて
怒りをぶちまけていたのに…
認知症相手の喧嘩なので収集がつかず
結局母が車で１０分の私の家にプチ家出したことも
２度や３度ではなかったよね…
もちろん、
同居している母が一番大変だったし
母は父の最期まで献身的な介護をしていたので
私が文句を言うことではありませんが…
それにしても、今の母の記憶の中では
認知症が徐々に進むことの父の不安感や
まだ大丈夫だと思いたい葛藤の時期の大変さは
どこへ行ってしまったのでしょう
そばで見ていた私にとっては とても
その頃のことを「心配ないわよ〜」って
軽く言える気がしない…
そう思いながらも笑っている母の顔をみていて
ふと思いました
母はすっかり忘れちゃったのではなく
すっかり許しちゃったんだな…と
あの頃の父との時間の中で
父の不安や焦りからくる怒りや暴言の数々は
母は今はもうなんとも思っていなくて
「仕方ないね、パパ。許す
」となった瞬間
自分の記憶から削除してしまったのかな…
そう思うと、
母のその忘れっぷりの良さというのが
なんだかとても愛情深いというか
慈悲深いことのように思えてきました
今は明るくあの頃のことを思い返し
「心配ないわよ〜♪」って義姉に声をかけている
母をみていたら、本当に心配は杞憂なのかもと
思えてくるくらい
いつもこの両親をみていると
夫婦って不思議だなあって思います
長い結婚生活いつしか色々なことが積み重なり
夫婦の関係が変化し離婚するという選択肢もある中で
結局 結婚を継続していく選択をし
時にはこれで良かったのか自問自答もしつつ
長い長い結婚生活を続けていき
やがて気がつくと見えてくる新しい夫婦像
というのがあるような気がします
性格の合わない２人にとっては
どちらが正解なのかはわかりませんが
今 笑いながら父のことを話している母をみていると
こういう夫婦像もありなのかなあと思います
きっとそうなるためには母のこの
忘れる力、許す力
というのが大きかったんだろうなあ
・・・・・・・・・・・
いつしか話題はさらに昔 私が幼稚園の頃
母が大怪我をして松葉杖をついていた時の話になり
「いやだ〜、そんな大怪我したことないわよ〜」
って、またもや母が・・・
えっ？！ マジ・・・⁈
記憶にございません、と⁉️
ニコニコしてうなずいている母…
なんて慈悲深い笑顔なのでしょう…
って…
ちょっと忘れすぎじゃね！？
クッキーも慈悲深い笑顔で
色々と忘れちゃうけどね〜
流れと陰陽のバランス☆
運を開く鍵はあなたの中に…
Key ＊ in You