重めの長文なので心に余裕がある方だけどうぞ。 | 音楽室の鍵

音楽室の鍵

VERONICA VERONICOのボーカル、歌詞担当、鍵子(キーコ)のブログ。
新大久保で生まれ育ち、文鳥飼い。世界中の鳥の幸せを願っている。
鍵のグッズを集めるのが趣味です。
鍵は新しいことを始めるのに良い、
そう母が言ってわたしにくれたのがきっかけ。

朝から少し気分が悪くて、電車に乗る前から乗り物酔いみたいな感じだった。

前日飲みすぎたわけではない。


職場について、すっきりしそうなジュースを飲んで、なんとか昼頃には体調も元に戻った。


休憩を終えたあと、野菜倉庫の管理をしてくれてる職場仲間がやってきて、

「あの、どうせ、言わなきゃいけないことだから今話すね」

と深妙な面持ちで何事かと思ったら、


同時期から一緒に働いてる同僚がトラックにはねられて亡くなった、と。


つい二日前にもお店でくだらない話で盛り上がったりした、あの子が。


「もうさ、感情がまだ分からない、夢見てるみたいな気持ち、まだ」


本当にそう思った。

何言ってるのか分からなくてちょっと笑った。




この職場で働いてる人が亡くなるのは2度目だ。


その時も、まだ入って2〜3ヶ月くらいの若い子が、ある日、無断欠勤して、

まあよくあることだったから普通ならなんとも思わないのだけど、

その時は「なんか嫌な気がするから家族に連絡して住んでるマンションを見に行ってほしい」とオーナーに伝えた。


そうしたら、持病を持ってたこともあり、自宅で1人倒れていたと。




何故か、わたしは霊感などは全くないのに虫の知らせを受け取ることは多い気がしている。


具合が急に悪くなったり胸騒ぎをはっきりと感じることがある。



祖母が何年か入院してた時、面会時間はとっくに過ぎていたのだけど、こっそり病院に忍び込んで会いに行った事がある。

何故かその時絶対に会いに行かなければと思って行ったんだけど、

「あらぁ、きてくれたの?!明日には帰るからね〜」などと笑ってて元気そうで安心した。

けれど次の日の昼頃に母から

「おばあちゃんが危篤。けどもう昏睡状態で話せないから無理して来なくてもいいから」とメールがきて、その日に亡くなった。




母の時はもっとすごかった。

朝からものすごい倦怠感、胸騒ぎを感じながら仕事に行って、特に体調が悪いというわけでもないのに早く帰りたくてたまらなくて、

「ごめん今日調子悪くて1時間早く上がっていい?」

とスタッフに言って早上がりさせてもらった。

早く帰りたいと思ってるのに、どうしても母の病院へお見舞いに行きたいと思い、その向かっている電車の中

「ママが危ないです、すぐきてください」

と、父からメール。


呆然として、「今、行こうと思って向かってました」とだけ返信した。


病室につくと、会話はできないけどまだ母の意識はあってわずかにわたしの方に視線をくれた。

手を握って、15分後くらいに息を引き取った。

そのあとから、姉や弟がやってきた。


通常通り仕事をしていたら絶対間に合わなかった。

そう思うと、きっとわたしはあの時、母からの知らせを受け取っていたのだと思う。



今はそんなこともう出来なくなってしまったけど、小学生の頃までは、夜中に目を覚まして寝れなくなると必ず地震が起きていた。

何度か同じパターンを経験するうちに

「ああ、地震くるな…」って分かって家族の寝てる近くの大きな家具を押さえに行ったりしてた。(震度5が来た時にはさすがに怯えた)



幽霊を見たとか怪奇現象を見たとかはないけど、

そういうことを察知することは多かったかもしれない。



今回のこともまだ実感がなくて、どう気持ちを処理したらいいか分からない。

けれど、今日もいつものようにまだその事を知らないバイトの子と笑って話して、家に帰っていつも通りお酒を飲んでいる。


このことがもしわたしだったとしても、多分世界はそうやって動く。

そう思ったら少しだけ心が落ち着いた。




いろいろ想いがめぐる中、なんだかじわじわと、自分が作品を残せる活動をできるのは幸せだなと思った。


明日死んでも悔いのないように!と常に全力で生き続けるのはやっぱり難しい。

そして不安にかられすぎて楽しみが減るのは本末転倒。


作品やここに書く日記は生きた証だから、

こうして形に残すことはやっぱり自分の生きる意味なんじゃないかと思う。


こんな人がいたよ、こんな歌があったよと思い出されたらやっぱりその人の世界で生きていられる。



今はその子への想いより、その子の家族のことを考えてしまって辛くてたまらないし、

その子と仲良かったオーナーも、精神状態がかなり心配。


けれど、みんな目の前のことをやるしか、乗り切るしかない。


少し前に見てた、人生を何回もやり直すドラマ「ブラッシュアップライフ」の主人公みたいに

「ええ?!わたし、死んじゃったのぉ?!」

って、あの持ち前の明るさで、あの変な白い部屋で騒いでてほしいな、と、妄想するのが今、生きてる側ができる精一杯。



何も知らずに、今日、もう既読のつかないLINEを送ってしまった。

悲しい。


悲しいけれど、わたしも死ぬまで生きるよ。


どうか安らかに。

ありがとうね。