お疲れさまでした。 | 音楽室の鍵

音楽室の鍵

VERONICA VERONICOのボーカル、歌詞担当、鍵子(キーコ)のブログ。
新大久保で生まれ育ち、文鳥飼い。世界中の鳥の幸せを願っている。
鍵のグッズを集めるのが趣味です。
鍵は新しいことを始めるのに良い、
そう母が言ってわたしにくれたのがきっかけ。

今日の夕方、わたしが通っていた専門学校の先生から、
「本日で退職します」とのメールが届いた。



びっくりした。




なんで退職するのかって理由は書いてなかったけど、
おそらく、その先生が携わっていたそれまでの卒業生全員、
に送っているメールだった。


わたしが卒業したのも、もう数年前のことなのに。
もう、今日でそのメアドは閉鎖するようだから返信もできないし、しないけど。



確かに、熱い人だった。
精神論が多かったし、昔の体育教師みたいな。


でも、音大卒の人だから、もともとは音楽科の先生だったのだろうけど、
わたしが入った頃はもう演劇やタレントコースを主に見る先生だった。



でも、音楽コースや演劇、タレント科の人たちをひっくるめた全科目、その年入学した全生徒の主任、という感じで直接何かを教わることはなかったけど、みんなが集まる場には、かならずいたし、
とてもなじみの深い先生だった。


芸能を目指す集団の中、目立つことなんか全く出来ないタチのわたしを、
いつも下の名前を呼んでくれていたのが印象的だった。



わたしは入学してから半年後、自分で全部アレンジもして作った10曲くらい入ったデモテープを
初めてその先生に渡した。



そうしたら、「あいつがこんなデモテープを持ってきてくれて感動した」と、
いろんな科の人が集まるミーティングで紹介してくれたり、

授業の休憩中のわたしを捕まえ、

「ただテンションを上げるだけじゃないライブ、ってやつを生で見せてやってくれ」

と、その時音源も何も持ってないのに、違う人からギターを無理矢理借りさせて、
急遽、新入生だらけのクラスの前で1曲歌わせてくれたりもした。





本当に、すごく嬉しかった。



なんでって、わたし、「音楽」ってジャンルで「先生」に今まで誉められた事なくて。




すごく嬉しかったな。




そういえば、入学最初のオリエンテーションは、こんな話だった。



「人前でこういうことやるのに、自分に才能があるかどうか、悩んで、聞いてくる人が結構います。

でも、ここにいる、学ぼう、としている時点で、すでに才能があるんです。」




それを思ったときに、やっぱりやりたいって思えて実行できるのはすごいことなんだな、と思った。





卒業間近、その先生から「こんな事務所がある」なんていくつか良い話をもらったけど、
結局音沙汰はなく、その時のわたしは、なんだよやっぱり口だけじゃん、
って、思った。


でも多分、ほんとにどっか、紹介はしてくれてたんだと思う。




ただ、自分にそこまでの力がなかった。
引き抜いてもらえるだけの価値が。



それだけのことだった、というのに気付いたのはずいぶんあと。




だから、いつか、どっかで、


「あぁ、あいつ、こんな風になってたのか!」

なんて、びっくりさせてやりたい。




それも、自分から連絡するんでなく、間接的にね!!