まるで、ランチタイムの喧騒を忘れさせてくれるかのような、暗めの店内、中央にグランドピアノ(ちょっとジャマ)のあるランチバイト先・・・・
その平穏な空気を乱す足音が聞こえてきた。
「ここは、夜はジャズバーなんだよ!」
「わー、すごーい☆」
・・声のデカい上司と、部下男女4人組。
まぁこのくらいならよくありがちなことだ。
しかし、残念ながら、
声がデカい。
常連でもないのに、常連の振る舞いをしているところがまた滑稽で、
笑いをかみ殺す、わたしと同僚ノブコ。
「〇〇にある隠れ家的バーがさぁ!・・・・」
・・・・・・・・
あんたみたいな客が隠れ家的バーにいたんじゃ
隠れ家になんないよ( ̄∀ ̄)
それをカウンターごしでわたしはニヤニヤ眺めていると
ホールにいるノブコの顔にだんだんアオスジがたってきた。
ノブコ「・・・無理!無理!!」
そうだよね・・・接近戦はキツいよね・・・・。
だって店の席につくなり、
「水!」
オーダーは順番に作っているのに、
「(自分の料理)まだ?!」
さすがにイライラしてきたようです。
そんなわけで、
キーコ「さっさと帰って欲しいから、ドリンク作ってもう出しちゃうね( ̄∀ ̄)」
ノブコ「お願いします。」
4人分のアイスコーヒー、ちゃっちゃと作って、さぁ出すぞ、という瞬間、
「アイスコーヒー!」
・・・・・・・・・・・・( ̄□ ̄)!
・・・・・くっ!
ちっきしょうめ!
わずか、わずか、タッチの差で負けた・・・・!(-.-;)
苦し紛れだけど、さも「もう作ってましたから!」というオーラを放ち、機械的にアイスコーヒーを4つ置いてきた。
そしてさらにその上司の知ったかぶりマシンガン阿呆トークは続き、
1時間ほどでようやく帰っていくと、また店には平穏な空気が戻った。
あの時、
そこにいた皆の心は一つだった。
こうゆう人と一緒にランチをとりたくないから、
わたしは一人でこの店へ訪れるのだと。
そんな一人女性客が、うちの店には多くいらっしゃいます。