Web試験は、①暗記不要、②移動不要、③試験前にギリギリまで準備可能、③試験中の参照無制限、そして④手で書くの、もう無理!という理由で、最初から全科目Web試験を前提に試験準備をしました。

 

1) テキストを読む時、キーワードにマーカ、議論の論点(特に対立する主張など)に下線というように、試験中に検索に備えました。

 

2) 試験時間50分は、全体構成を考え、ある程度の文字数を打ち込み、校正まで行うには余裕のある時間ではありません。よって、試験に出されるであろう用語・論点はExcelにまとめ、「科目終末試験問題集」に掲載されている問題にざっくりとした回答を作る形でWordに文章を作成しておきました。

 Excelは全科目共通で1つのファイルとし、科目ごとにタブを作りました。科目を超えた重複内容を参照しやすいことが利点です。情報集約のアプリとしてOneNoteやEvernoteでも素敵な出来上がりになると思いましたが、私にはExcelが一番シンプルでした。一方、Wordは科目ごとにファイルを分けました。

 

3) 試験時は、自作資料から関連する「要素」となるものを選択してコピペし、テキストも確認しつつ全体を整え、回答を作成するという流れでした。(この作業はパズルみたいで結構好き。)

50分で構成をゼロから考えるのは時間がないので、試験用のテンプレを頭の中に持っておくと時間節約になります。

 

【例】「XXについて説明せよ。」

①導入:XXとは、・・・のことである。〈一般的な定義を提示〉

②経緯1:以前は・・・と考えられていた。しかし、時代が経るにしたがい・・・という課題が出てきた。

③経緯2:・・・という議論の結果、現在は・・・と捉えられるようになっている。

③結論:今後、図書館における役割に・・・のような影響を及ぼすであろう。/司書の役割は・・・するように期待が増すであろう。

 

4) 予想が当たれば字数も1,800〜2,100文字を稼げ、結構良い点数を頂くことができました。一番準備不足だった科目では不幸が重なるもので、予想も外しテキストにもそのものズバリの箇所が見当たらず、「もはやこれまで、無念」と再試験を覚悟しました。他科目の情報を使いつつ白紙回答を回避し、「ギリ!でも合格させてくれてありがとう!!」とお会いしたことのない先生の顔を想像しながら拝む結果となりました。

 

5) コピペは、Word文書からのペーストはもちろん、同じKULeDの画面の中でのペーストもできません。構成を変えたい場合、同じ文章をもう一度打ち直す必要があります。レポート提出時に操作性を確認し、図書館学用語を登録するなどして変換選択の上位にしました。例えば、「はいか」には排架も配架もあります。変換がすぐにできないと結構イラッとするので、PCの調教は大事。だからキーワードは大切です。