シリーズを連続で観ようとしていましたが、仕事やら何やらを言い訳にサボっていたら配信終了間近に。慌てて一度しか観ていないラストのこの作品を先に。前のレビューは劇場公開時だったのでネタバレ無しで書いていたし、少し変わるかな?
まずはノーミ(ラシャーナ・リンチ)とパロマ(アナ・デ・アルマス)でしょうか。「なぜパロマがメインじゃないの?ポスターでもボンドの隣にバーンと出てたのに?」と思いますが、それだとマドレーヌ(レア・セドゥ)が霞んでしまいますからね。逆に、ワンポイントであれだけインパクト充分なんだから、狙ったとおりなのでしょう。個人的にはマネーペニー(ナオミ・ハリス)にもっと活躍して欲しかったな。
あとはボンドカーを筆頭に過去作品へのオマージュがてんこ盛り。ちょっとやり過ぎ? 見たことあるシーンがあっちにもこっちにも。フィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)のシーンはヴェスパー(エヴァ・グリーン)を思い出して辛かったな。子供時代のマドレーヌが湖に・・・のシーンは別作品のオーメンを思い出しちゃいましたが。どちらも水って怖いですよね。夢に出そうです。
で、オマージュと言えば聞こえが良いのですが、パクリとかありがちなワンパターンと感じると一気に冷めますよね。どうかなあ。前回の投稿でも指摘していた「日本風=神秘的」という短絡パターンが。しかも日本人から見ると相当ヘンテコで。まあ元々007シリーズは日本をバカにした描写多いですからね。イギリスらしいと言えばそれまでなんだけど。
あとは、生物兵器・架空の兵器でしょうか。情報過多の現代だと「それはあり得ないだろう」という気持ちが出ちゃう。自分が偏屈な大人になったと残念な感じに。単純にワクワク・ドキドキできた昔は良かったねえ。
今回の作品は、お笑いにはなっていなかったので相当頑張ってると思いますが、ハードルが高い難しい題材です。あとちょっとなんだな。
まあ、一番の問題は「前作で終わっておけば良かった」ですね。色々と大人の事情が見えちゃうと興ざめです。
007シリーズ全体で見ると異質かもしれないけれど、やっぱりダニエル・クレイグのボンドは魅力的。この次はあるのかな? 全く別の雰囲気にしないと無理だよね。
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演: ダニエル・クレイグ、 ラミ・マレック、 レア・セドゥ 、ラシャーナ・リンチ 、ベン・ウィショー 、アナ・デ・アルマス 、ナオミ・ハリス 、ジェフリー・ライト 、クリストフ・ヴァルツ、 レイフ・ファインズ