前に「君の膵臓をたべたい」を観て、ネットで色々調べていたら「こちらの方が良い」と紹介されていたので選びました。またネット配信終了ギリギリの駆け込みです。

 

確かにキャストは若手の実力派を見事に揃えているし、主演の吉沢亮と杉咲花は朝ドラ「ばけばけ」と「海に眠るダイヤモンド」で気に入っていたのでかなり期待していました。ただしストーリーは辛そうだったので尻込みしていた作品です。

 

で結果は、

 

ファンの人はごめんなさい。どうやら私は原作者の作風が苦手なようです。否定はしません。個人的に苦手です。

 

ただし「君の膵臓をたべたい」よりも映画としてはかなりしっかり出来ている印象。出演者も皆上手いしね。その演技の上手さが余計に怖さ・不気味さを出してしまうので私はダメでした。だったら観るなよ!ですよね。ごめんなさい。

辛い部分があまりにも強烈でね。瑞希(森七菜)が担任(光石研)に追い詰められるシーンなんて、画面から目を背けてしまった。

 

もちろんハッピーエンドじゃなくてもいいんです。でも私には厳しかったかな。

 

監督:狩山俊輔

出演:吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑

この作品は、1回目は「普通に面白い」2回目は「今までのまとめ・回収っぽい」3回目は「今までで一番良く感じたかも」とブログの過去記事に書いてます。見事にバラバラですね。

で、今回は2回目に近い感想かな? でも悪い印象ではなくて「ここで終わらせようとしたんだな」という感じです。過去作のオマージュが細かくあちこちに出ていて、全体の雰囲気がすごく007っぽい。それを古臭く感じるかどうかは個人差大きいでしょうね。

2回目の時は「ダニエル・クレイグのシリーズのまとめ」と感じましたが、今回は「007シリーズの総まとめ」みたいな印象でした。何と言っても「スペクター」が出てきますからね。1971年の『ダイヤモンドは永遠に』以来というのだから権利を得るためにどれだけ苦労したんでしょう。まあそういう裏の事情が見えるのは良くないですが。

 
そのせいでやっぱりノー・タイム・トゥ・ダイは蛇足に感じてしまう。これも配給会社の変更とか裏事情が。無理矢理復活させた上に強引に終わらせるという残念な感じに。こちらの作品のラストは良い感じだったから余計にもったいない。

 

監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、デビッド・バウティスタ、ロリー・キニア、イェスパー・クリステンセン、モニカ・ベルッチ、レイフ・ファインズ

何とか配信終了ギリギリで間に合いました。(記事はずいぶん後になってから書いてます)

「観る度に感じ方が変わる」といつも書いていますが、この作品は見事にコロコロ変わる。

最初は暗いイメージ。シリーズ連続で観ると凄く面白く感じて、順番を変えてしまった今回は所々で疑問が出てきた感じでした。

 

ボンドが年をとったという設定になっていますが、アクションは充分。しっかりと楽しめます。ストーリー設定も元エージェントが出てくる点が斬新だし、シルヴァ(ハビエル・バルデム)のキャラクターも強烈。ハラハラ・ドキドキに繋がりますね。

ところが、今まで何度も観て気になっていなかったのに「スカイフォールにMを連れて行く」という部分に疑問を感じてしまいました。結末を知っているのでそう感じたのかも。

時間をおいて考えたら「表立ってMI6に協力は頼めないから、上手く追跡出来るようQに細工させて、周囲に被害が出ないような場所へ移動」と気付くのですが、観ている最中はただの無鉄砲で危険な作戦に見えてしまった。

そのせいで、今回はちょっと楽しめなかったかもしれない。

 

あとは、湖のシーンでしょうか。観る順番を逆にしたのでノー・タイム・トゥ・ダイの時はオーメンを思い出しましたが、こちらの作品が引用元でしたね。まあ定番の怖い演出かな?

 

とはいえ、ダニエル・クレイグのシリーズの中でも興行収入の高い作品。見応えは充分です。

 

監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、ベン・ウィショー、ロリー・キニア、ジュディ・デンチ

シリーズを連続で観ようとしていましたが、仕事やら何やらを言い訳にサボっていたら配信終了間近に。慌てて一度しか観ていないラストのこの作品を先に。前のレビューは劇場公開時だったのでネタバレ無しで書いていたし、少し変わるかな?

 

まずはノーミ(ラシャーナ・リンチ)とパロマ(アナ・デ・アルマス)でしょうか。「なぜパロマがメインじゃないの?ポスターでもボンドの隣にバーンと出てたのに?」と思いますが、それだとマドレーヌ(レア・セドゥ)が霞んでしまいますからね。逆に、ワンポイントであれだけインパクト充分なんだから、狙ったとおりなのでしょう。個人的にはマネーペニー(ナオミ・ハリス)にもっと活躍して欲しかったな。

あとはボンドカーを筆頭に過去作品へのオマージュがてんこ盛り。ちょっとやり過ぎ? 見たことあるシーンがあっちにもこっちにも。フィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)のシーンはヴェスパー(エヴァ・グリーン)を思い出して辛かったな。子供時代のマドレーヌが湖に・・・のシーンは別作品のオーメンを思い出しちゃいましたが。どちらも水って怖いですよね。夢に出そうです。

で、オマージュと言えば聞こえが良いのですが、パクリとかありがちなワンパターンと感じると一気に冷めますよね。どうかなあ。前回の投稿でも指摘していた「日本風=神秘的」という短絡パターンが。しかも日本人から見ると相当ヘンテコで。まあ元々007シリーズは日本をバカにした描写多いですからね。イギリスらしいと言えばそれまでなんだけど。

あとは、生物兵器・架空の兵器でしょうか。情報過多の現代だと「それはあり得ないだろう」という気持ちが出ちゃう。自分が偏屈な大人になったと残念な感じに。単純にワクワク・ドキドキできた昔は良かったねえ。

今回の作品は、お笑いにはなっていなかったので相当頑張ってると思いますが、ハードルが高い難しい題材です。あとちょっとなんだな。

 

まあ、一番の問題は「前作で終わっておけば良かった」ですね。色々と大人の事情が見えちゃうと興ざめです。

007シリーズ全体で見ると異質かもしれないけれど、やっぱりダニエル・クレイグのボンドは魅力的。この次はあるのかな? 全く別の雰囲気にしないと無理だよね。

 

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

出演: ダニエル・クレイグ、 ラミ・マレック、 レア・セドゥ 、ラシャーナ・リンチ 、ベン・ウィショー 、アナ・デ・アルマス 、ナオミ・ハリス 、ジェフリー・ライト 、クリストフ・ヴァルツ、 レイフ・ファインズ

過去記事をチェックしました。なんと5度目の登場です。もっと観てるかもしれない。特に気に入った作品というわけじゃないんですけどね。いつもシリーズを連続で観るからか。

 

ダニエル・クレイグのシリーズは大好きですが、この作品は上映時間も短く前作「カジノ・ロワイヤル」の続編というか後編という感じです。オマケっぽい感じね。

やっぱり気になるのはグリーン(マチュー・アマルリック)の雰囲気かなあ。コンプレックスの塊のような人物で見ていてちょっと辛い。「腹立つくらい憎たらしい」のと「見ていて辛い」はちょっとの差だけど正反対だから。クライマックスの爽快感に影響出ます。

あとは、その側近?のエルヴィスが爆発に巻き込まれたときにズボンが脱げている描写。メチャクチャ違和感あります。気になってAIに聞いたら、「シリアスで重厚なトーンで統一された本作における、数少ないブラックユーモアおよび敵の滑稽さを際立たせるための演出(あるいは「やられ役」の情けなさを視覚化するギャグ)として意味を持っています。」と出てきた。何だそりゃ?って感じですよね。全く意味が無い。考えたやつ出てこい!のレベルです。

 

もしかしたら「007らしさ」を次作以降に入れるかどうか試したのかな? 元々の007シリーズはズッコケパターン多かったからね。でもこのシリーズには全く似合わないな。そのまま続かなくて良かったよ。アメイジングスパイダーマンはそれで失敗したからね。

 

監督:マーク・フォースター
出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ジェフリー・ライト、ロリー・キニア、イェスパー・クリステンセン、ジュディ・デンチ