TIME CROSS -3ページ目

TIME CROSS

1つのものでも人によって価値観が違うことがある。


図書室へ着いた。
「んで?話って何だよ」俺は改まって聞く。
「んー、そうですね。どこから話したらよいものか・・・」
なにやら長い話になりそうだ、あまり長いなら御免被りたいな。
「では、タクヤ君あなたはパラレルラールドって知ってますか?」
「まぁ、名前くらいは・・・」あれだろ?もうひとつの世界みたいな・・・
「パラレルワールドというのは私たちが存在している世界と限りなく近い場所にあるもうひとつの世界と考えてもらえば結構です。その世界では、もう一人の自分がいます。限りなく自分に近い存在です。」
ミキは説明を続ける
「パラレルワールドであなたが死ねば、ここにいるあなたも死にます。それは、この世界にとても不自然のないように事象が起こります。たとえばあなたが今他世界のパラレルワールドで通り魔に殺されたとしましょう。すると、あなたは私の目の前で同時刻に死にます。そうですね・・・今なら心臓麻痺とかそんなもんだと思います。」
・・・・!?コ、コイツは何を言ってるんだ!?
「あ、あのさ、ミキ・・・さっきからパラレルワールドとか俺が死ぬとか・・・ちょっとよく分からないんだが・・・なんというか理解不能だよ。」
「そ、そうですね。でもこれだけは言っておきます。あなたは無形王(オリジナル)です。」
そういい残すと、彼女は図書室から出て行った。追いかけようと俺も図書室を出たが既に彼女の姿はそこになかった。
図書室から出て家に帰ろうとした。丁度、校門を通ったあたりで俺の意識は途切れた。

ここは、どこだ?
暗い、寒い、目の前に広がる闇、闇、闇。
その闇の中で俺は、立ち尽くすしかなかった。