目を覚ました。そのとき外は暗くなっていることが確認できた。
「いったいなんなんだよ・・・」
なぜ俺は夢の中で殺されるのか。すごく疑問だ。
そこで、俺の部屋のドアがノックされた
トントン・・・
「タクヤー?ご飯も食べないでどうしたの?具合でも悪いの?」
母親だった。時間をみてみると9時30分、心配させてあたりまえの時間だ。
「大丈夫だよ母さん、今から食べる。」
「はぁい、じゃあ温めとくからすぐきてね」
俺は何事もなかったかのように、食事を済ませ、風呂に入り、その日は就寝した。
翌日の昼休みでのことだ。
俺は夢のことが気になり図書室で調べてみることにした。桜ノ宮の図書室は特別である。
どこがというと、史書の量が膨大なのだ。ジャンルはさまざま流石に絵本は置いてないが・・・
たいていの本なら揃っていると言っても過言ではないだろう。
俺は心理学ジャンルの本が置いてあるスペースに向かったそこは図書室のすごく深部で誰もいないと思っていた。しかし、そんな期待は裏切られて。背の高くスタイルの良いクリーム色の髪をした女性が壁にもたれかかり。文庫本に目を落としていた。
「ニシ・・ムラ君・・・」
最初何を言ったか聞き取れなかった。
ニシムラ?・・・そういったのか?
「ニシムラ君・・・、ねぇ?聞こえていないの?」
「はっ、はいぃ!」
「そんなに驚くこと無いのに・・・」
誰だこの人は?俺はこの人のことをまったく知らない、しかし、相手は俺のことを知っている?
考えても深くなるだけだ、と思い俺は尋ねてみる事にした。
「あなたは・・・だれ?」
「えぇ、それはひどくないですか?私は三枝 美紀(サエグサ ミキ)一応同じクラスなんですよ?」
サエグサ・・・か、うん。記憶にないな。
「それはごめんね三枝さん?」
そういうと、三枝はふくれっつらをしてこう言った。
「えぇーもう、ミキでいいですよぉ。三枝さんとか他人行儀すぎぃー」
なんだコイツ・・・最初はおとなしいイメージをもったが撤回だ馴れ馴れしい・・・
「で、どうしたの?俺になんか用事でもあんの?」
「あ、それです!用事があります!立ったままだと疲れるのでそこに座りません?」
彼女は近くの机に顔を向けた。
俺は無言で席に着いた。彼女がそれに習って座ろうとすると予鈴が鳴った。
「あ、なっちまったな」
「では、放課後にお話しましょう」
俺は乗り気ではなかったが一言、おうと返事をした。
俺は教室へ向かう、なぜがあいつが尾行してくる。
「おい・・・話は放課後なんじゃないのか?」
ミキはきょとんとしている。
「あの・・・私、西村君と同じクラスなんですけど・・・」
Oh・・・すいません、マジですいません忘れておりました。
俺が申し訳なさそうにしてると彼女はこういってくれた。
「あ、全然大丈夫ですよ!意識して影のうすい存在になってますから」
影の薄い・・・?なにを言っているんだ?
「あ、タクヤん!」
げっ・・・ユージに見られた。そのままユージは追撃してきた。
「そのービショージョは同じクラスの三枝さんじゃないですかぁ!」
おい、さっき陰とかなんとかいってなかったかコイツ、なんでヨージしってんだよ。
そして、ユウジの質問にはミキが応えた。すごく誤解されそうな言い方で。
「さっき図書室で話そうとしてました。つまり大人の関係です」
「いや、つまるところ無いだろ」あっ、・・・突っ込んでしまった
「大人!?・・・だと!?」ユウジ君勘違い乙です。
結局その場はユウジが多大な勘違いをして収まった。いや、俺からすれば収まってない。
しかし、誤解を解くという作業をこなすとエネルギー消費量が半端ないことになりそうなので自主セーブをかけたのだ。
「・・・では。来週の中間試験に向けてがんばるように」
担任の話が終わり。俺は帰ろうとした。
しかし誰かに服のすそを掴まれ前に進めん・・・ってミキか
そういや、なにか話す約束をしていたっけ。
仕方なく俺はミキを見る。
「図書室・・・行きましょう・・・」
「ん。」
そして二人は図書室へと向かった。