当工房の長財布、小銭入れありは、
開業以降、少しづつ仕様変更してきましたが、
累計で3２００個近く販売してきました。
当工房が別業務で行なっている会社様の製品製作に関しても、
人気ネットショップや雑貨店、人気イラストレーター様など、
この長財布を元にオリジナル製品を製作した会社様が沢山あります。
外観に関しては、本当にシンプルにしています。
サイズは、縦19.5センチ、横9.5センチです。
サイズ感としては本当にベーシックだと思います。
一般的なジーンズの後ろポケットに入れるとこのようなサイズ感になります。
中身のレイアウトも出来るだけシンプルに、かつ、
使い勝手の良さは持ったまま、厚くなり過ぎないように考えて製作しています。
表革の厚みは約2.5ミリですが、
その時の革の状態により厚みを微妙に変えています。
内革の厚みは約1.2ミリ。
こちらも、その時の革の状態により微妙に厚みを変えています。
ちなみに、革の漉き加工（厚みの調整）は、
遠いですが、定期的に工場に通い、自分も立ち会い、厳密に行なっています。
小銭入れを一回り小さく製作しているのは、
自分が使ってみて、適度な浅さで小銭が取り出しやすかったのと、
かつ、お財布を閉じた時に出来るだけ薄く見せたいからです。
（上の画像の様に、お財布を閉じると小銭入れがスッポリ隠れる為、薄く見える）
カード入れは6箇所ですが、
一応、この様にカードを収めることもできますので、
工夫次第で収納枚数は増やせます。
ちなみに画像では、全部で12枚収納してみています。
カード入れのパーツはこのように漉きを入れ、
カードを入れた時に厚くかさばらないように一手間加えています。
このような見えない部分の一手間が、使用していく上で大事だったりします。
コの字に縫う事である意味マチの役割も果たしますので、
よく開いてくれるお財布です。
お札入れは折り返す事によって強度を増しています。
自分は一万円札を20枚入れた事があります。
それ以上入れるとだんだんお札の頭が出てきてしまうとは思いますが、
それくらいは入れられます。
その手前のポケットはお札の頭が少し出る深さにしてあります。
そうする事でレシートなど、細かい物が取り出しやすいようにしています。
お札の頭が少し出ますが、お札入れとしてご使用頂いても問題ありません。
奥のポケットに一万円札を入れ、手前のポケットに千円札を入れる方もいます。
コバ（革の断面）は、
コンセプトにより仕上げ方は変えています。
基本的にヌメの場合はお安くお求められるよう、
切り揃えて薬品を塗り、磨く、という仕上がりになっています。
コードバン製品や輸入革の場合は、ご予算を高く組んで頂けるお客様が多いため、
磨きの工程を増やす事が多いです。
価格は、
一番安いナチュラル7２80円〜になります。
以上のようなご説明になります。
作り手の自分としては、
出来る限りの品質の製品を、
革製品を使用した事のない方にもお手軽にお求め頂けるよう、
出来るだけ低価格でご提供したいと思い、
自分なりに考えて素材、製法、販売方法をチョイスしています。
ブランド革を使用し、1個製作するのに何日か掛け、
何万円する製品とはコンセプトが違います。
（ただ、2022年現在そのような製品の販売も進めています。）
とはいえ、商品の価格に対する品質はご満足頂ける物だという自信がありますし、
実際に９年間でしっかりと実績を作って参りました。
当工房の長財布をご検討して頂いている方のご参考になればと思います。
何かありましたら是非お気軽にご質問下さい。
革工房Keywest828
販売ページ ヤフオク
参考までに色々載せていきます。
2019年4月
２０１９年4月
２０２２年５月
