この記事は2024年2月12日に登った「富山(とみさん)」の内容です!^^
関東近郊をメインに山に登っている自分だけど、今まで千葉県の山には登った事が無かった!Σ(゚Д゚)
と言う訳で千葉県内の山を検索してみて見つけたのが、関東百名山にも選ばれている南房総エリアの山「富山(とみさん)」!
山名は「とみさん」で、地名は「とみやま」と読ませているみたい。^^
標高349.3mで山域の最高点「北峰(金比羅峰)」と、
標高342m「南峰(観音峰)」の二つの峰をもつ双耳峰!
南峰には観音堂があり、「富山デジタルテレビ中継局」のアンテナもあるが…
周囲は木々に覆われていて眺望は乏しい。
打って変わって北峰の方には「十一州一覧台」という展望台があり、
その名にたがわぬ、圧巻の眺望を楽しむ事ができる。
ここから見る海の眺めは本当に素晴らしい!!( ̄▽ ̄)
この「富山(とみさん)」という山、江戸時代に「曲亭馬琴」によって書かれた「南総里見八犬伝」の重要な舞台となった山でもあり、
山域には、物語の中で「伏姫(ふせひめ)」と「八房(やつふさ)」が籠ったとされる「伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)」もある。
「伏姫舞台」↓
「伏姫籠穴内部」↓
近くにある、こちらも関東百名山の「伊予ヶ岳」も気になったけど、次回のお楽しみとして取っておいて~^^
「房総のマッターホルン」、「安房(あわ)の妙義山」などとも呼ばれ、険しい岩稜帯がスリル満点らしい!!
この山行の様子をYouTubeにアップしてます!( ̄▽ ̄)
この日は新宿発の「特急新宿さざなみ1号」で南房総へと出発し、
JR内房線の「岩井駅」から出発!
まず近くにある千葉県指定の天然記念物「岩井の大蘇鉄」に立ち寄り!
「福満寺」から山へと入った。
福満寺の仁王門には味のある二体の仁王像が居ます。^^
今年はまだ2月だというのにポカポカした日が多くて、南房総には既に春の雰囲気が~
福満寺の境内を抜け、墓地の横の道を登って行くと、振り返った景色もとても良かった。
富士山が見えるではないか。^^
初心者にもお勧めとされる「富山」だけど、なかなかストイックな急坂続きで…
森林浴を楽しみながら一気に標高を上げる~
〇合目の石碑は間隔が適当で…^^;
1合目から2合目までが長くて「マジか~」と思っていたら、3合目がすぐに現れて。
しばらく次が来ないと思っていたら七合目に飛んだ(笑)
色んな人のレポートを見ると途中の番号も昔はあったようなので、台風や経年劣化でなくなってしまったのかもです。
時々開ける木々の奥に見える景色も良いです~
南峰に登ってちょいとエネルギー補給!
北峰へ向かう途中に縁結びのご利益があるという「ボタンスギ」!
すぐそばに「愛の鐘」もあります。
「里見八犬士終焉の地」とかかれた「あずまや」。
富士山見える!( ̄▽ ̄)
そして山頂である北峰(金比羅峰)に登頂!
解放感がたまらない広い山頂スペースには、古い木造の「十一州一覧台」。
老朽化につき5人以上で登らないでくださいと書かれた展望台だけど、眺めは本当に素晴らしい!
遠くにうっすら見えたのは「伊豆大島」かも!?
展望台の木造の柵は、もたれかかると破損の恐れがあるらしいので、優しく大事に扱いましょう…^^;
早咲きの品種の桜かな?山頂に咲いていて華やかな気分になった!
下山は「伏姫籠穴」方面へと下った。
荒れ気味の箇所も多く、ロープなどの補助もある難所感たっぷりのこちらのコース。
標高300mちょいの山だからと言って、富山を舐めてかかると痛い目にあいますよ。^^;
伏姫籠穴も楽しんでから山を下りて下界へ、
その後に行きたい場所があった!
「とみやますいせん遊歩道」!
すごい数のスイセンが、道の周辺に植わっている1周1時間程度の遊歩道!
スイセン以外にも梅や、早咲きの桜など…
色んなお花が楽しめる素敵なスポット!
ただし「登山の後にお花畑で癒される」的な気分で向かうと、思った以上にしっかり山道を登らされるので、キツく感じるかもしれない…^^;
遊歩道の先にある展望台、
海の眺めが素晴らしくて、
カップラーメンを食べながらのんびり寛ぎましたとさ~^^
こちらの遊歩道は近くに駐車場がなく、車で訪れる時は「道の駅」に車を停めて少し歩かないといけない。
房総半島にはスイセンの名所が他にもあるけど、そのアクセスの関係から、比較的訪れる人の少ない穴場って話です。^^
道の駅「富楽里とみやま」に到着して、山行は終了!('◇')ゞ
海のそばではあるけど、道の駅の中で海鮮系を食べる事のできる店は一つだけだった。^^;