この記事は2022年10月26日に登った「木曽駒ヶ岳」の登山レポートです!^^
 
中央アルプスで一番高い山が、標高2956.1mの「木曽駒ヶ岳」!
(「中岳」から撮影)
 
険しく急峻な峰々が南北に長く連なる「木曽山脈」の別名が中央アルプス。
 
東西方面への厚みがない分、北アルプスや南アルプスに比べると規模は劣るが、補って余りある大迫力の景色が広がる天上の世界!
 
緩やかなカーブを描く雄大な「木曽駒ヶ岳」は、その中でも比較的登頂しやすい。
なので多くの登山者であふれる、国内屈指の人気登山ターゲット!^^
 
山頂のみ切り取るとやや凡庸な山なのだが、そこへ至る道のりには見どころ盛りだくさん!
ロープウェイで一気に標高2612mの楽園「千畳敷(せんじょうじき)」まで登り、その景色に圧倒される~
 
背後には「南アルプス」という絶景の中、
 
目の前の強烈な岩稜帯には「宝剣岳(ほうけんだけ)」の荒々しい姿も!
 
そして、中央アルプスの稜線まで登ると、そこは天上界を思わせる絶景…
 
周囲の山々の景色も素晴らしく、近くにある国内屈指の大火山「御嶽山」や、
 
この日は「北アルプス」の山々も見えた~!(*‘∀‘)
 
もちろん、下山の途中にはヤバい岩稜「宝剣岳」にも挑み…
落ちたらサヨナラの山頂の岩から記念撮影!
本気で足がすくみます(笑)
 
今回で4回目の登頂となる「木曽駒ヶ岳」!
そろそろ標高の高い山は雪に閉ざされてしまうギリギリのタイミングで、快晴の中絶景を堪能する、素晴らしい一日になりました~!(*´▽`*)
 
コースはこんな感じ!
Start & Goal:千畳敷 ①:乗越浄土 ②:中岳 ③:木曽駒ヶ岳 ④:宝剣岳 ⑤:極楽平
 
総距離:4.2㎞ 標準コースタイム:4時間5分
累積標高差:524m コース定数:14
 
この日の山行の様子は、近いうちに編集してYouTubeにアップします~!( ̄▽ ̄)
 
それでは出来事の詳細を時系列で!(*‘∀‘)
 
中央アルプスの入り口「駒ヶ根」までの道のりは遠いけど、公共交通機関でもなんとか日帰りは可能だ。

朝6:55分に「バスタ新宿」を出発する高速バスに乗り、まずは「中央道駒ヶ根インター」まで移動!
朝から快晴で車窓から見える山々の景色にテンション上がる~!( ̄▽ ̄)
 
前日は季節外れの強烈な寒気の影響で山岳地は雪模様…
「奥秩父山塊」、「南アルプス」、「八ヶ岳」と真っ白な山に不安を抱いていたけど、「中央アルプス」はそんなに降っていなかった!
「中央道駒ヶ根インター」のバス停は料金所のすぐそば。
そこから車は通れない細い道を通り、「中央アルプス通り」を横断した先のバス停「女体入口」から、「しらび平」までは路線バスで移動!
色付く山々の景色も美しい季節!「しらび平」からロープウェイに乗って天上界へレッツゴー!('◇')ゞ
 
ロープウェイの標高差は950m!
 
標高2612mまで一気に登るゴンドラからの景色は、すんごいぞ~!!

 

あっと言う間に到着した天上の世界「千畳敷」!
しかし千畳敷駅から出た部分がテラスの改装工事中な上に、何やらイベントが行われていて、外に出て写真すら撮れる状況ではなく…(笑)
慌ただしく登山道に放り出されて、周囲の景色を何とか撮影しながら、バタバタの登山開始。
 
いつもは千畳敷駅から直接降りる事ができる「剣ヶ池」付近の遊歩道も、遠回りしないと行けない。^^;
 
とりあえず天気は最高だし、「木曽駒ヶ岳」の山頂目指して歩きましょう!
まずは眼前にそびえる崖のような岩稜帯の上まで登り、中央アルプスの稜線に出るのだ。
 
背後の「南アルプス」は標高の高い部分が白く雪化粧!
実にきれいじゃないか!^^
 
最初見た時は「本当にこんな崖登るの!?」と思った急峻な登山道!
斜度の急な部分は九十九折に整備され、所々に階段も設置されているので、見た目よりは登りやすいのでご安心を~
 
とは言え、登山開始早々に200mオーバーの標高差を一気に登るので、しんどいのも確か。^^;
既に標高は2500mを越えているので、空気も薄い。無理は禁物ですよ~
 
日本で一番高い所にある駅「千畳敷駅」!凄い所に建ってます。(゜゜;)
2万年前に氷河に削り取られてできた巨大なカール地形。
畳を千枚広げたくらい広いという事で「千畳敷カール」と呼ばれる、中央アルプスの人気スポット!
荒々しい岩稜と緑のコントラストが非常に美しい、そんな絶景を見るために、登山者だけではなく観光客も沢山訪れます~^^
 
急坂ゾーンをどんどん登る!
 
背後の景色の迫力は、さすが日本アルプス!!
 
登山口から標準タイム50分の「乗越浄土」まで30分強で到着!
標高は2870m。ちょいと張り切り過ぎて疲れた(笑)

 

 

乗越浄土から連なる尾根の先には「伊那前岳」!
 
いつも眺めるだけで、その頂へ足を延ばしたことは無い…^^;
この池は「濃ヶ池」かな~
 
連なる「南アルプス」が神々しい!
 
その合間に「富士山」も見えるぞ~!( ̄▽ ̄)
 
南へと続く迫力ある稜線の先には、中央アルプス第2位の高峰「空木岳」!
めちゃめちゃ素晴らしい景色を楽しめる、自分も大好きな山!
 
乗越浄土のすぐそばには「宝剣山荘」!
中央アルプスの稜線上、荒々しい岩稜「宝剣岳」の麓にある絶景の山小屋!
2019年の10月に宿泊して、その際は世話になりました!^^
 
「宝剣山荘」の裏側を通り登山道は続く。
 
まずは緩やかに続く稜線上のピーク「中岳」へ!
 
正面の遠くに見える山は「浅間山」だな~^^
その右手前は「北八ヶ岳」の名峰「蓼科山」!
 
大きな岩がゴロゴロした登山道を登って行く~
 
背後の「伊那前岳」も勇壮な姿!
 
南アルプス核心部「荒川岳」、「赤石岳」、「聖岳」の並びもしっかり確認!
 
標高2925mの「中岳」に到着!

 

 

ここに来て、ついに目的地「木曽駒ヶ岳」をロックオン!(*'▽')
左奥に見えるのは、火山としては富士山に次いで日本で2番目に高い独立峰「御嶽山」!!
まるで魔王のような風格ある山体、兼ねてより憧れていた名峰に、今年は登る事が出来ましたよ!^^
 
「中岳」から振り返ると、「宝剣岳」の強烈な岩稜が目に留まる。
その奥に連なる中央アルプスの稜線、「空木岳」とその奥の「南駒ヶ岳」の並びはヤバい…(;'∀')
 
中岳から一旦標高を下げて、鞍部から山頂へと登るのだ~
 
鞍部に降り立ち周囲を眺める。
すぐそばには「駒ヶ岳頂上山荘」!
 
中央アルプスの稜線から少し外れた、標高2846.7mの「三ノ沢岳」も迫力満点!
いつか登りたいと思いながら、なかなかその機会は訪れない…^^;
 
素晴らしい景色の中、雄大に続く登山道を登って行くのだ~
 
 
そして標高2956.1m「木曽駒ヶ岳」に無事登頂!( ̄▽ ̄)
 
いや~素晴らしい景色だ~!( ̄▽ ̄)

 

 

 

こちらは「南アルプス」方面!
 
「八ヶ岳」もボコボコと峰が連なってる~!
 
「北アルプス」も思った以上にハッキリと姿を確認できた!!(;'∀')
 
「御嶽山」存在感抜群!!
 
周囲の迫力ある景色を撮影しまくって、存分に「木曽駒ヶ岳」を堪能!
 
そして絶景の中でのカップ麺タイム!
寒くなってきたこの季節、ここから先はカップ麺が今まで以上にウマい。
 
山頂のすぐそばには「頂上木曽小屋」!
人気山岳エリアだけあって、あちこちに山小屋があるのもイイね!^^

 

 

たっぷりと山頂での時間を楽しみ、来た道を引き返す。
 
雄大な山頂方面を、何度も振り返りながら戻る。
 
帰りは「中岳」を巻いて進む道を歩こうと思っていたけど…
荒々しく険しい道のりだからなのか、通行禁止になっていた。
雪が乗った季節は、危険だからダメって事かな??^^;
 
しょうがないので、再び「中岳」を登り返す…
けっこうしんどい登りです(笑)

 

 

無事に登り切って山頂方面を振り返る。
左奥に「御嶽山」を伴った絵になる風景、名残惜しい気持ちになるな~^^;
 
 
そして目指すは標高2931m「宝剣岳」!
 
近付くとその迫力に気圧される…^^;
 
「滑落事故多発」の文字が示す通り、岩稜の頂へは険しい道が待っている。
 
鎖の設置された強烈な岩場!
 
普段ならテンション高めでワクワクした気持ちになるんだけど、この日は少し残った雪が意外と滑って手強かった…
鎖や岩をつかむ手にも、いつもより力が入る…
 
駒ヶ根の街を見下ろす景色は絶景!
その奥には連なる南アルプス…
 
絶景に力をもらいながら、標高2931mの「宝剣岳」頂上に到着!

この細い岩の上に登るのは予想以上に怖い…

順番待ちの間に周囲の景色を撮影!高度感が伝わるかな??^^;

 

そして自分の番!足がすくみます~(笑)

登るのはともかく、降りるのがもっと怖い。
 
岩の上から下りて一安心!中央アルプスの稜線も、「宝剣岳」から見ると更に迫力が増して見えた…
「空木岳」や、その先の「南駒ヶ岳」まで縦走…
来年行ってみようかな~(*'▽')
 
さっきまで居た「木曽駒ヶ岳」も振り返ってみた。
今回のルートはずっと絶景で凄すぎる!
 
宝剣岳から南へと続く稜線へ降りる。
途中にこんな岩の合間を通ったりする。
 
高度感たっぷりで緊張感のある岩場が続く~
 
下っては登り、
そしてまた下るを繰り返す、のこぎり状の尾根道は天然のアスレチックジム!

雪に少々苦戦したけど、個人的にはスリリングで楽しいルートだと思っている。^^

 

 
「三ノ沢分岐」まで来ると険しい道も一段落!
 
「三ノ沢岳」も「いつか登らなくてはならない!」と思わせる、カッコいい山だ…
 
難所を無事に越えた満足感を胸に、絶景の中に続く稜線を歩いた。

 

 
「極楽平」に到着。

絶景の中央アルプス稜線タイムもここで終了!

 

駒ヶ根の街や南アルプスを眺めながら、千畳敷へと下っていった。

 
ちょうど一本前のロープウェイが下って行った~

降りるのがもったいない気持ちになる素晴らしい景色でした~(*´Д`)

 

無事に千畳敷にある「駒ヶ岳神社」へと戻ってきたので、山行の無事を感謝!

 
来たときは落ち着いて撮影する事の出来なかった「千畳敷」の景色を、ゆっくりと味わった(笑)
 
さっき上に登った「宝剣岳」。
今日も楽しい時間をありがとうございました~!(*´▽`)ノ
 
急ぎ足で進んだので、帰りに温泉に入るくらいの時間の余裕はあったんだけど、ロープウェイの往復切符を買うときに、うっかり帰りのバスの切符も「女体入口」まで購入していたので…(笑)
ロープウェイで降りた後は、大人しく「女体入口」バス停へ戻り、そこから高速バスで帰宅した。
 
長距離をバスで移動して、登山を楽しんでいた時間は4時間弱…
公共交通機関での日帰りは、ちょっともったいない山行かもしれません。
 
(;'∀')