この記事は5月18日に登った「伊豆ヶ岳」の登山レポートです。^^
埼玉県の秩父方面にも良い山が沢山ある。
西武線の駅「正丸(しょうまる)駅」や「吾野(あがの)駅」、「西吾野(にしあがの)駅」から直接アクセスできる事もあり、
都内近郊から訪れる人も多い。
過去に3度登っているがそれはいずれも冬季で、木々に葉が無いと周囲の景色もそれなりに楽しめるのだが…
(2020年3月撮影)
新緑の季節になり、今回の山行では展望スポットはやや少なめ(笑)
それを補って余りある鮮やかな緑の樹林帯は、小鳥もさえずり心からリフレッシュできる清々しい登山道!
「正丸駅」を出発して「正丸峠」を経由、
そして「伊豆ヶ岳」へと登る行程は、コースタイム2時間強と比較的短い。
なので毎度登頂後は、「子ノ権現」というスポットまで峰々を歩くハイキングコースを選択している…
この道のりはアップダウンも激しく、コースタイムの割に過酷。^^;
「足腰に御利益がある」とされている「子ノ権現」、
たどり着く事で確かに足腰鍛えられます~(笑)
近くには少し前に「珍百景」で取り上げられていた、「巨大な白い手」というオブジェもありますよ~(*´▽`)ノ
ちなみに伊豆ヶ岳と言えば、山頂直下にある男坂の「鎖場」が有名だったけど、
最近では落石の危険があるとの事でトラロープが張られている…^^;
なので今回も男坂は通過せず、登頂後に鎖場の様子を撮影して、ヤキモキした気持ちを味わった(笑)
下山後は吾野駅と西吾野駅の間にある「休暇村奥武蔵」で入浴して、
時間が余ったので西武秩父駅で利き酒も楽しんだ~
「武甲山」も相変わらずカッコ良かった~( ̄▽ ̄)
登山のコースはこんな感じ!
Start:正丸駅 ①:正丸分岐(馬頭尊) ②:正丸峠 ③:長岩峠 ④:五輪山 ⑤:伊豆ヶ岳 ⑥:古御岳 ⑦:高畑山 ⑧:中ノ沢頭 ⑨:天目指峠 ⑩:子ノ権現 ⑪:浅見茶屋 Goal:東郷公園
総距離:12.1km 標準コースタイム:5時間45分
累積標高差 登り:1061m 下り:1169m
コース定数:25
累積標高差 登り:1061m 下り:1169m
コース定数:25
この山行の様子をYouTubeにアップしました!( ̄▽ ̄)
それでは出来事の詳細を時系列で!(*‘∀‘)
朝早く西武線に揺られて訪れたのは「正丸(しょうまる)駅」!
西武秩父駅の少し手前にある駅で、急峻な山間に位置し周囲は緑に覆われた山だらけ!^^
快晴の元「伊豆ヶ岳」へ向けて出発だ~!('◇')ゞ
道標に従って線路の下を通過して山へ。
春という事で周囲はお花もいっぱい!^^
沢沿いの道を歩くんだけど、その沢の景色も心地よくて写真や動画を撮りまくる。
この日も序盤は全然ペースの上がらない、緩々登山モードだった。(笑)
登山口へ向けて林道を歩いていくと、「馬頭尊」が登場!
ここから直接「伊豆ヶ岳」方面へと登る事も出来るけど、せっかくなので「正丸峠」を経由する道を選択!
山行の安全を願ってお参りし、もう少し舗装路を登って行くと…
石畳から始まる登山道へと突入!
すぐに苔むした雰囲気のある森へと変化!(*‘∀‘)
癒される沢沿いのルートだ~^^
山の中にも神社が登場!
2月の「初申」に山の神をまつる「お申講(おさるこう)」が、山の多い「飯能(はんのう)」では多く今も盛んにおこなわれているらしい。
山の中にもあちこち祠や立派な社殿などが現れ、信仰の対象が多いので、秩父や奥武蔵エリアはそういうのを楽しむのも面白いかもしれない。^^
良い雰囲気の森をどんどん進んで行く~
分岐が登場!
登る方面へ進むと「旧正丸峠」へ向かうらしいけど、自分はそのまま「正丸峠」方面へ~
水のきれいな沢を進むと、
壊れた橋もあり(笑)、
緑に癒されながら沢沿いを進んだ先に、急な階段が現れて正丸峠へと誘われる。
景色が開けてきた~!(*‘∀‘)
「正丸峠」に到着!「奥村茶屋」さんは時間が早かったので営業前だったのかな?
都内方面を眺める景色がイイ感じだ~!^^
峠の奥には「武川岳」付近の緑がきれいな景色も見えるぞ~
峠からの景色を楽しんでから再び山道へ戻る。
奥村茶屋の裏側を通って、登山道は南側へと向かう。
樹林帯なので眺望はあまりないけど、森が心地よくて悪くない尾根道!(*‘∀‘)
徐々に標高を上げていき標高720m「小高山」に到着!
一方だけ木々の合間から景色を楽しめる!
立派に見える山は「双子山(左)」と「甲仁田山(右)」かな?
アップダウンを繰り返しながらどんどん進む~!
「名栗げんきプラザ」方面への分岐にあたる「長岩峠」を通過。('◇')ゞ
次の峰「五輪山」の手前は、急坂でちょっと丸太の階段が荒れ気味…
通行注意ですよ~^^;
なかなか急な坂を一気に上って~
標高770m「五輪山(ごりんやま)」に到着!
木々に覆われて全然眺望はなし。(笑)
そしてその先に「男坂」と「女坂」の分岐がある。
鎖場で有名な「男坂」は落石が発生しやすいらしく、近年はトラロープが張られていて、「中には入らないで~」的な雰囲気が漂う…^^;
毎度どうしようか迷うんだけど、こっそり鎖場を登っても動画とかアップしずらいので、今回も無難に女坂方面を登った…
山頂付近が険しい岩稜帯の「伊豆ヶ岳」。
奥武蔵エリアの険しい岩稜帯は「チャート」と呼ばれる岩石で形成されているらしい。
男坂ほどではないけど、山頂付近は岩場がゴツゴツしていて、険しい山道を楽しむ事ができますよ~^^
男坂ルートと再び合流、付近は緑も鮮やかでとても気持ち良かった!^^
ツツジの朱色が緑に映えるね!
そして無事に標高851m「伊豆ヶ岳」に登頂!(*´▽`)ノ
新緑に覆われた樹林帯は、木漏れ日も気持ち良い山頂スペースだった。
山名の由来だそうです~
ツツジもきれい!^^
しかし木々に葉の無い冬とは違い、眺望は少ししか楽しめないかな~^^;
でも都内方面の眺めは、めっちゃ良い感じ!
そしてせっかくなので鎖場の様子を見に行ってみる…
鎖場まで向かう険しい尾根の道のりも冒険心をくすぐるルート。
そして迫力ある崖に到着!
本当はここから登ってみたいんだけどな~^^;
鎖場と頂上の間にある岩場からの景色も素晴らしい!^^
奥武蔵の山々の景色も、緑が深くて気持ち良いな~(*´▽`*)
山頂へと戻って軽めにエネルギー補給。
そして「子ノ権現」と続く道のりに出発!('◇')ゞ
今回のルート、本当に過酷なのはここから先の道のりです!^^;
急で荒れ気味の斜面を下って~
劇坂を登り返す~(;'∀')
登り返した峰が標高830m「古御岳(こみたけ)」!
緑に覆われた峰で、ベンチの他に「あずまや」も設置されてますよ~^^
とにかく緑が気持ち良い登山道を進む~
急坂を下ったり登り返したり…
馬酔木(アセビ)のトンネルを抜けたりしてどんどん歩き、
奥武蔵の森を存分に楽しんだ~
標高695m「高畑山」に到着!
冬季はここから伊豆ヶ岳方面が少し見えるけど、新緑が生い茂った今の季節はほとんど眺望が無かった。^^;
そこから少し歩いたところに突然景色の開ける場所が現れる!
鉄塔のある場所って眺めが良くてイイね!^^
再び樹林帯に戻って、標高622m「中ノ沢頭」を通過し、
細かいアップダウンを越えて「天目指(あまめざす)峠」へと向かった。
ここから先の道が急坂続きで、とにかく険しい!(゜゜;)
登っては下り…、急峻なピークを何度も越えて進む~
途中で吹き抜ける風の気持ち良い場所もあったけど、
体力勝負のエリアを、息を切らしながら一気に乗り越えた。
緑はメッチャ気持ち良いんだけどね~^^;
そして祠のある標高660m「愛宕山」に到着。(;'∀')
ここでアップダウンはひと段落。
急坂を乗り越えた達成感を胸に、「子ノ権現」へ向けて下っていった~
山道から脱出して心地よい景色が広がった!
そのすぐそばに「子ノ権現」があるんだけど、近くには「巨大な白い手」というオブジェもある。
この大きな手は、グーグルマップの航空写真でも確認する事ができますよ~(*‘∀‘)
「子ノ権現」に到着!
足腰守護の神仏ともされている「子ノ権現」は、山の頂上的な場所にあるにも関わらず、実に立派な寺!
御利益ありそうなスポットですな!( ̄▽ ̄)
境内には巨大な「わらじ」と、「夫婦下駄」が奉納されている~
訪れるのは4回目だけど、なんだか面白いスポットだと思います!^^
正しくは「子ノ権現 天龍寺」と言うらしく、天台宗の寺院みたい。
仁王像の間を抜けて境内からサヨナラ~
近くの駐車場からの眺めもとても素晴らしいですよ!^^
子ノ権現を後にして再び山道へと戻り、一気に駆け下りた~
その抜けた先にある「浅見茶屋」に寄る事を楽しみにしていたんだけど、営業して無かった~(; ゚Д゚)
後で知ったけど、水曜定休みたいです。残念!(;´∀`)
舗装路を黙々と下って「東郷公園」に到着!
マップ的にはここで登山終了!('◇')ゞ
あとは国道を歩いて「西吾野(にしあがの)駅」方面へと向かった。
国道に出る付近にある「秩父御嶽神社」が気になったけど、この日は先を急ぐためスルー。
登山中も後半ペースを上げ気味で進んでいたんだけど、下山後に寄りたい場所があったのです~