奥秩父山塊の西の鎮めとして
一際大きくそびえる山、
日本百名山の一つ「金峰山(きんぷさん)」!
(´▽`)ノ
標高は奥秩父山塊No2の2599m!
僅かに北奥千条岳(2601m)に及ばないが、
その堂々たる佇まいは、
日本百名山の著者「深田久弥」に
「秩父山群の王者」と言わせるに足りる風格を持つ。
この山の山域には数多くの巨石や奇岩が点在。
上記の写真もその一つ「大日岩」から撮影!
ちなみに下の写真、上部の岩が大日岩本体。。
めちゃめちゃデカイ岩なのだ~!(;゚д゚)
今回登ったみずがき山荘から
山頂を目指すルートは、
随所に見晴らしポイントがあり、
超快晴のこの日は南アルプスもバッチリ!
大日岩の上から眺めると
幾重にも折り重なった山並みが凄すぎて、
どこを切り取って撮影しようか
迷いまくる(笑)
歩を進めると展望はさらに広がり、
岩の要塞、百名山の「瑞牆山(みずがきやま)」も
八ケ岳をバックに迫力ある眺め!
昨年5月に登った瑞牆山!
この山は鎖や岩場が多くテクニカルな上に
奇岩の景色等も素晴らしい名山!!
そして金峰山へと続く稜線は
険しい岩尾根が断続的に現れ…
その道中、至る所で絶景が楽しめた!
金峰山のシンボル「五丈石(ごじょういし)」!
比較的特徴の少ない山並みが続く
奥秩父山塊において、
遠くからでも見えるこの巨大な石(岩?)は、
登山者へ金峰山の位置を知らせてくれる。(^^)
一旦山頂に立ってから~
五丈石にチャレンジするも、
こんな際どい岩場に
手掛かりも少ない岩登り…
技術の不足と恐怖心から、
途中リタイアで撤退!(´Д`)
本格的にクライミングの技術を取得しないと
五丈石攻略は厳しそうだ~
そんな感じで山頂付近で遊んでいたら、
意外と時間が押し気味になってしまい…(笑)
後ろ髪を引かれる思いで
絶景の山頂を後にして、
登山道を駆けおりた。
下山は終バスの関係により川上村の方面へ!
紅葉の広がる廻目平(まわりめだいら)の
岩峰群も圧巻の眺めで
山行の最後に再びテンションが上がった。(°°;)
キャンプ場も、めっちゃ良さそう!
あ~、日帰り勿体ないわ~(´Д`)
今回のコースはこんな感じ!
Start:みずがき山荘 ①:富士見平小屋
②:鷹見岩分岐 ③:大日小屋 ④:大日岩
⑤:砂払ノ頭 ⑥:分岐 ⑦:金峰山
⑧:金峰山小屋 ⑨:中ノ沢出合
⑩:金峰(きんぽう)山荘 Goal:川端下(かわはけ)バス停
総距離:14.6km 標準コースタイム:7時間40分
累積標高差 登り:1225m 下り:1372m
コース定数:31
みずがき山荘の終バスは15:20…(^^;
間に合うためにはコースタイムの
7割切るペースでピストンしないといけない。
出来なくはないけど、かなり厳しいし
川端下へ降りれば18:56まで余裕があるので、
今回のコースを選択したけど…
川端下からは
川上村のバスに乗って信濃川上駅、
そこから小海線、
中央本線と乗り継いで帰るので
最寄りに到着は9時半を過ぎるという長旅…
一泊二日がベターだったのかな~^^;
それでは出来事の詳細を時系列で~!(*´∀`)
登山口はみずがき山荘!
都内から公共交通機関だと
中央本線で韮崎駅まで向かい、
そこから8:50発のバスでみずがき山荘へ。
韮崎駅のホームからは
二百名山の「茅ヶ岳」がよく見える。
日本百名山の著者「深田久弥」
終焉の地としても知られるこちらの山。
いずれ登るでしょう!
富士山もど~ん!
期待を胸に韮崎駅からバスへ…
めっちゃ人が多い。(°°;)
座れるか心配してたら、
ほとんどの人は違う路線だった(笑)
バスに揺られて約1時間!
車窓から見える瑞牆山周辺の景色が
迫力有り過ぎる。(;゚д゚)
みずがき山荘到着!
バス代は2060円。
周囲は紅葉真っ盛り!
入山届を登山ポストに入れて
いざ出発!(´▽`)ノ
ちなみにトイレは山荘ではなく
少し離れた場所に仮設でありました。
青空に彩り鮮やかな木々が美しい。
登山道は程なく急坂へと変化!
序盤からきつめな登りの登山道!
その先に里宮神社が!
詳しくはこちら!(´▽`)ノ
その右側に道が続いていたので進む。
稜線にでると~!
眼前にど~んと瑞牆山!( ̄▽ ̄)
カッコいい!
標高2230.4m、本当に見栄えのする山だ~
絶景ポイントにはベンチがあったけど、
自分は休まず進むのだ~!
木漏れ日の美しい尾根道を進むと水場の文字!
すぐそばに富士見平小屋がある。
心惹かれるメニューが沢山!(*´Д`)
これから登山なので
寄る事はできないのが残念。。
富士見平という名前だけど…
富士山はこの木々の合間から少し見えるだけ…^^;
もう少し標高合上げれば見えてくるさ~
広葉樹林から針葉樹林へと植生が変わる。
苔の雰囲気とか緑が心地よい登山道を行く!
所々に木々の隙間があって、
絶景の窓という感じ!
南アルプスが大迫力!^^
森に降り注ぐ日の光も気持ち良いな~
どんどん標高を上げていく。
鷹見岩という気になるワード!(゜-゜;)
そして五丈石が目前に迫る!
マップで確認したら
「往復40分」との表記…(*_*;
より道には長すぎるのでスルー。
登山道が少し開けて、前方に巨大な岩峰が見えた!!
どうやらあれが「大日岩」らしい!^^
近くに大日小屋があった!
宿泊する人は、
富士見平小屋で受付しましょ~!
先へ進むと鎖が現れた!(*‘∀‘)
そして登山道は激坂へと変化!
息を切らしながら岩場交じりの急斜面を登っていくと、
突如視界の開けた場所が現れた~
南アルプスの仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、鋸岳…
いや~、すんごい眺め!( ゚Д゚)
手前の岩峰が気になっていた鷹見岩っぽい。
右手には八ヶ岳も勇壮な姿で!
動画で~
背後にそびえる大日岩!
登山道を進むと右側から迂回して道は続いていた。
登れないのかな~と思っていたら…
少し寄り道になるけど、
大日岩の方に向かうルートもあるみたい!(*‘∀‘)
そりゃ~行くでしょう!(´▽`)
絶景の中、岩の上を目指してどんどん登る!
けっこうな高度感と、少々力業が必要な岩登り!
ここが大日岩の最上部!^^
上からの見晴らしは素晴らしい!!(´▽`)
瑞牆山と八ヶ岳!
目指す金峰山の頂には目印の五丈石!^^
下山予定の廻目平(まわりめだいら)方面も岩峰群が凄い!
岩の上から動画で!
風の抜ける岩の上。
持参したパンを食べて休憩していたら体が冷えた(笑)
先を急ぎましょう!
樹林帯に戻って少しの間ストイックな登りが続く…
その先に、
砂払の頭というポイントがあって、
そこから先が金峰山登山のハイライト!!
こんな絶景に囲まれた岩尾根の稜線歩きが始まる!
この山並み、なんて凄い景色なんだ…
大パノラマの登山道…
写真撮りまくっていたら、全然先に進めない(笑)
気を付けないと「落ちたら死ぬ」エリアもアチコチに…
くさり!(*´▽`)
進んで来た険しい岩尾根を振り返る。
体力的には厳しいはずだけど、
絶景によって昂った気持ちが疲れを感じさせない…
岩の上に佇む鳥!
五丈石が近づいてきた~!
左側を見ると緑の美しい秀麗な山!
小川山という山らしい!
廻目平へ続く岩尾根はヤバそうな感じが…(゜゜;)
甲府盆地の街並み!
周りは山だらけだな~^^;
険しさを増す登山道!
着いた~!(´▽`)ノ
山頂は五丈石から少しだけ登った先にあって!
無事に登頂できました~!( ̄▽ ̄)
雲一つない青空、ヤバイ、ヤバすぎる…^^;
この気持ちの良さそうな尾根道は大弛峠方面へと続く。
先月登った八ヶ岳!
手前の瑞牆山もカッコいい!
西北西を遠方する。
左から埼玉県最高峰「三宝山」、百名山の「甲武信ヶ岳」、木賊山!
歩いてきた稜線の遥か先には南アルプスの山並み!
後光さす五丈石!
よし!登ってみよう!(´▽`)ノ
…と思って空荷でチャレンジしてみたけど、
見た目以上に難易度の高い岩の壁。^^;
ルートを探してアチコチウロウロしつつ
岩の上で一休み。
行けそうな気もするけど、
命綱なしで強引に登る事に限界を感じて断念…^^;
登る人はきちんとクライミングの技術を
身に着けてからチャレンジって事かな~(;´Д`)
そもそもご神体なので、軽々しく登るべきではないのかも…?^^;
一礼して、川端下(かわはけ)方面へと下山していくのであった~!
少し下ったところにある金峰山小屋!
ここの夕食が
お洒落で美味しいと評判らしい!(*´∀`)
絶景の山小屋でウマいもの食って一泊。
良いな~(´Д`)
展望の良い休憩スペースがあったので、
カップ麺食べてエネルギー補給!
電車を乗り継いで長い旅路の帰路についた。
(;´∀`)
金峰山の登山ルートは、
今回歩いたみずがき山荘から登るコース、
廻り目平から登るコース以外に、
大弛峠から登るコースもある。
コースタイムや標高差的に見ても
大弛峠から向かうのが一番楽なのだが、
登山口に向かうバスは
土日祝日のみの運行。
恐らく次に来る機会は来年になると思うけど、
その時は誰か車を出してもらって、
大弛峠から山頂を目指し、
金峰山小屋に一泊…
そういうプランも楽しんでみたいな~
( ̄▽ ̄)