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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
ぜひ見てもらいたいドラマをご紹介します。面白そう!と思ってもらえたら、ぜひいいね!していただけると励みになります。また、コメントで感想を共有したいのでよろしければぜひ。

ある程度Amazonプライムで台湾BLドラマを見たなぁ…と感無量な今日この頃。

たまには日本のBLドラマでも見たいなぁ…と思っていた時、ふと思い出したのです。

「パーフェクトプロポーズ」があったはず、と。

 

 

そこで今回は、「パーフェクトプロポーズ」をもとに、日本と台湾のBLドラマを比較してみようと思います。

台湾BLドラマ以上に多くの人がご覧になった作品かと思います。

ちょっと緊張しますが、ご覧いただけたら嬉しいです。

ぜひ誤解いただきたくないところをまず書きます。

それは、私「パーフェクトプロポーズ」大好きなんです!このブログを始めようとめようと思ったきっかけは、自分が好きなドラマをいろいろな人と語り合いたいからです。この作品も本当にお気に入りで、これまで3度見ました。今作のファンを増やしたいという思いからPart 1は書いてみたいと思います。

 

第1話あらすじとメインキャスト

 

    

渡 浩国(わたり ひろくに)

…金子 隼也

深谷 甲斐(ふかや かい)

…野村 康太

 

メインCP 渡 浩国

SEとして5年目。休みもない生活を送っていて、不健康かつ話しかけにくいと後輩SEから思われている。

きょどったときに「…っていうか」「〜だし」が口癖。煮え切らない態度をとることも多い。

 

作中では27歳のSEを演じる金子隼也さん。実年齢はこのブログ執筆段階で24歳。フレッシュですね。

調べてみると、大天才てれびくん出身の方だとのことでした。芸歴は長いですね。

 

メインCP 深谷 甲斐

小学校時代、家庭環境のせいで孤独だった時に、浩国に話しかけられ、人生を変えてもらった。

住み込みで働いていた食事処の主人が倒れ、浩国の家に泊めてもらうことに。

メインCP(カップル)の野村君、このブログ執筆段階でまだ20歳! これまたフレッシュな俳優さんです。

お父様は沢村一樹さん。ダンディな感じがするのはお父さん譲りですかね。

 

 

仕事帰りに、眠たすぎてスーパーの前で仰向けに倒れていた浩国。顔色も悪く、クマも出来ているのに、ずっと仕事のことばかり気にしている。

「もう、このまま…」

「死んでんの?」

「俺のこと忘れたの?結婚まで約束した仲なのに。」

それこそ、浩国が12年ぶりに甲斐に会った瞬間でした。

「しばらく住まわせてくれない?他に当てもないし。」と甲斐が言ってきて、しぶしぶ了承する浩国。

「俺ゲイだし。」とサラッと言う甲斐。

彼を見ていると、昔あったようなゲイに対するドギツイ印象は薄れますね。俺だけでしょうか。

 

浩国の家の中は荒んでいます。ゴミも放置し放題。

夜もどうやら寝付けない様子の浩国。一睡もしないまま朝を迎えます。

甲斐が「いってらっしゃい」といって浩国を見送ります。

このシーンが甲斐にとっては食事処のおじさん(ケンジさん)とのシーンを想起させたようです。

というのも、同じように料理屋から送り出したものの、外で自転車ごと倒れていたおじさん。

彼と甲斐との関係は少しずつ展開されていきます。

 

浩国のチームは先輩の金子さん(入江甚儀)をはじめとして6人組。

主任からはとにかく仕事を振られ、「これぐらいできるとおもったけど?」とパワハラめいた雰囲気があります。

しかしそれでも文句言わず仕事に取り組む浩国。

家に帰ったら、甲斐が夕食を準備していてくれました。これが浩国にとってはびっくりするほどうまい

仕事で疲れていて、いつも食事は外食やゼリー飲料で済ませている浩国。

「全部同じ味に思えてきて。」

回想シーンで、2人の考えが似ていることが分かります。

甲斐は、幼いときは昼食はいつも焼きそばパンでした。そこに話しかけてきたのが浩国でした。

母ちゃんがいない、父ちゃんもたまにしか帰ってこない。

甲斐こそ、食事を「いつもと同じ」と思っていたのです。2人の考えは似ています。

 

甲斐は親父の転勤で引っ越し、甲斐が中学の時にリストラされ、飲んだくれになり、突然蒸発。

中学卒業から住み込みで食事処のおじさんの下で働いていました。

 

浩国は、「晩飯、作ってくれよ。これからも。その人が退院するまで、家にいてくれていいから。」とお願いします。

これに甲斐は「やっぱ変わんねぇなぁ、浩国。」と。

何が「変わんねぇ」かはもっと先に明かされます。ネタバレエリアで。

 

寝る時。やっぱり寝付けない浩国。

寝つき悪い理由を聞かれ、

眠りたくないのかも。

寝て起きたら明日になっちゃうから。」

 

おもむろに甲斐が、

「抜いてやる。そしたら寝れる。」

 

いやーこういうのよ!ゲイならこういうのを待っていたのですよ!

ちなみに相当早く終わりましたw

ぐっすり眠れた浩国。朝起きて、洗顔してびっくり。顔色がいい。

ヘアセットもしてもらい、出発間際に晩飯、何食べたいかと聞かれ、生姜焼きと即答w

このあと、合鍵を渡し、2人の生活が本格的にスタートしました。

 

 

 

見どころ①浩国の変化

浩国は相当すさんだ生活を送っていたことが、第1話からも伝わってきます。

また、プライベートだけではなく、会社でも後輩SEから「話しかけにくい」と思われていました。

自分自身でも、「仕事が遅い」と思っており、主任から無茶な仕事を振られても反論せず、言われたとおりに仕事をこなす性格。

 

「諦めの境地」といった表現が適切かなと思います。仕事のスケジュールが詰まってくると、すぐにこの雰囲気が顔を出します。

これが甲斐の登場でどのように変わっていくかが大きな見どころです。

 

 

 

見どころ②甲斐の過去と現在

家庭環境が非常に複雑だということは分かった甲斐。

浩国のところに来る前も、食事処のおじさん(ケンジさん)のところに住まわせてもらっていました。

過去が小出しに出てきます。この先甲斐はおじさんのところに戻るのか?

 

回想シーンでちょいちょい出てきますが、同情されるのは嫌いだったので、つい周囲から孤立してしまっていました。

甲斐は人間関係をとにかく絶って生きてきたような印象です。その中でほぼ唯一ともいえそうなつながりが浩国と食事処のおじさん。現在では浩国しかいない状況ですが、彼の思考にはどのような思いがあるのでしょうか。ネタバレエリアで少し深堀りします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この先ネタバレエリアです

 

 

 

 

 

見どころ③メインCPの共通点

メインCPは似ています。それは、同じような諦めの境地を共有しているからです。

2話でお祭りに行くはずだった二人。ところが、浩国の残業のせいでその約束が流れてしまいます。

謝る浩国に、

まあ、別にいいよ。本気で(楽しみと)言ったわけじゃないし」←なぜか諦めの境地。

「楽しみなんて、つくるもんじゃなねぇな…ちょっとは怒れよ、約束すっぽかされたんだから」凹む浩国。

しょうがねえじゃん

甲斐、結構楽しみだったはずなんです。浩国が言った「金魚を育てて…」という話を受けて、水槽まで買ってきていました。でも、「しょうがねえ」で流しました。

 

3話で、主任から無茶な仕事を振られ、なんで怒らないかと後輩に聞かれた浩国。

「イライラ?確かに。多分、しょうがないって言うか。最初から定時で帰ることなんて期待していないと言うか…」

そこで浩国も気づきました。甲斐もしょうがないと言います。

それは食事処のおじさんも言っていました。「あいつは期待をしないからな。全て諦めてる。そうやって生きてきたんだろう」

それが浩国と甲斐の共通点です。共通点があり、甲斐との関係を気楽に感じる訳が何となくわかった気がした浩国でした。

 

 

見どころ④二人の成長

③で見た「諦めの境地」が、最終話が近づくにつれて二人の関係にも影響してきます。

 

徹夜続きで家に帰ってきていない浩国。始発で帰ってきた浩国を、甲斐が走りながら公園で待ち受けていました。

浩国は甲斐にこんなふうに伝えます。

「睡眠とか、うまい飯とか、友達とか家族とか、大切な人との時間とか、いろんなもんを犠牲にして働いてんのに、仕事の手応えもない。徒労みたいな人生だ」

「本当はさ、怖いからなんだ、辞められないの。頭の隅っこじゃ、やめれば楽になれると、そうも思ってる。拠り所なんだ、それが。だから残しておきたいんだよ。なくなったら自分がどうなるかわからない。

バカみたいだろ?」

 

自分でもいろいろなものを犠牲にしていると分かっているのです。でも、それでも自分自身が壊れるのが怖くて、最後の拠り所にしたいという思いが見え隠れします。

「ちょっと分かるよ。おれにとってのヒロもそうだったから。」

「なんかかわいいな、って。」

なぜ今まで浩国に会いに来なかったのか?と聞かれたら、最後には浩国がいるから、という思いが拠り所だったのでしょう。やっぱり二人は似ています。しかし、最後の拠り所に頼らないといけないぐらい甲斐は追い詰められていたということですよね…そこに浩国は早く気付くべきなのですが…。

ここで二人は初めてのキスをしますラブ

 

その後、甲斐がゆっくりと切り出します。

「浩国さ、そろそろ答え出た?もうあんまり待ってやれないかも。

おっさんが退院することになった。それまでって約束だろ?」

浩国は「どうすんだよ?」と聞きますが、逆に「どうしてほしい?」と聞かれ、

「俺に聞くなよ」

あぁ悪手…あせる はっきり言って欲しかった甲斐。なんとなく背中がしょんぼりしていました。

 

金子さんがいない中、何とかリリースまでこぎつけた浩国たち。ホッとして、「渡さんがいなかったら終わっていなかった」と言われ、思わず、

「多分、誰がいなくなっても、どうにかなる。たとえ、甲斐がいなくなっても」

なんて発想に。ところが、ここにきてそれは間違っていると気づきました。

ようやく答えを出した浩国ですが、甲斐は今夜出ていくと言います。

「6年前、おっさんの店で食い逃げしようとして、それがきっかけでおっさんの店で働くことに。でも思うんだ、もしあの時、俺が店に行かなければ、おっさんは店やめて、息子と暮らしてた。そしたら、病気のことだってもっと早くにわかっていたはずで」

「もしおっさんが倒れて、意識戻っていなかったらと思うと…。俺、生きてても死んでても、周りが変わることなんてないと思っていたけど、俺がいることで、人の人生を左右することもあるって。

浩国、人と関わるのって重いね。」

ようやく本丸が顔を出しました。甲斐の精神をむしばんでいたのはこの考え方です。「自分がいてもいなくても変わらない」

 

ところが、そう思っていたけれども、実はそうではないらしいと気づいてしまった

気づいたから、好きな浩国の人生を変えるわけにはいかないと思って、出ていくことにしたのでした。

出ていく甲斐を止められない浩国。でも、いなくなってもらいたくない。

その一心で、ベランダから甲斐に問いかけます。

「重いよ。でも、お前が求めていたのはそう言うものじゃないのかよ。だから、来たんだろ?」

「今更関わり絶とうなんて、遅すぎんだよ。お前はとっくに俺の人生を動かしてる。ちゃんと責任を取れ。俺のところに戻ってこい。」

「どうせ徒労みたいなもんだって言っただろ。俺の余生くらい、お前にくれてやる。」

 

甲斐は部屋に戻ってきます。ついに浩国も甲斐も、自分がいてもいなくても変わらないという考えを乗り越え、相手に深く関わる人生を選びました

パーフェクトプロポーズというタイトルは、この浩国のセリフを指していたんですね。タイプしながら思わず涙しました。

 

 

 

見どころ⑤甲斐が浩国を好きな理由

見どころ④までで十分かと思うのですが、小さなこだわりというか、ここは個人的に外せない!という点にもお付き合いください。

 

4話で、甲斐がいつから浩国を好きだったのかの話がありました。

子供の時からずっとすきだったのか?と聞かれ、ヒロ以外にそう言う気持ちになった人はいないから、そうなのかも、と。

しかし。

本当は二度と会いに来るつもりはなかった。ヒロのこと、かっこいいと思っていたから。だから、変わっていたら嫌だなぁと思って。

おっさんが倒れて、何もなくなった時、無性に見たくなった、ヒロの顔。

 

自分がいてもいなくても世の中は変わらない、と思っていた甲斐。

でも、自分に関わる人がいなくなった時、最後の拠り所にしていた浩国に頼ろうと思った、という心情が述べられています。

飲み会シーン。酔いつぶれた浩国を甲斐が回収にやってきました。

連れて帰ったら、浩国が珍しく泣き出しました。

「甲斐、ごめんな。昔と違くて、かっこ悪くて、幻滅したろ?会わなきゃよかったって思ったろ?」

「自分では何一つ決められないし、そのせいで周りに迷惑ばかりかけてるし。ガキの頃、そんな大人マジでクソだって思っていたけど、今じゃそれでいいやって諦めてて。そんな自分がとにかく嫌で、見られたくなかった、こんな俺」

「家庭環境アレだったから、いろんな奴が気にかけてくれてたんだよ。でも鬱陶しかった。ヒロに初めて声かけられた時、またかって。」

「うれしかったよ。初めてだったよ、人から必要とされたの。人を信用できたの。

だから、ヒロはかっこいい。そんなことでも、助かったりはする。」

回想シーンで、浩国は自分の話を聞いてくれ、と甲斐にお願いしました。

その際、「お前しかいないんだって」と呼びかけたのです。それが甲斐の心をこじ開けたのでした。

浩国「それは昔の俺で、今の俺じゃ、全然お前を助けてやれない」

甲斐「晩飯、作れって言ってくれただろ。変わってねぇよ、昔から。」

1話で「晩飯を作ってくれ」「変わんねぇな」の伏線はここで回収されました。

自分を頼ってくれた浩国。周りから同情されるのが嫌で、自分なんかいなくてもいいと思っていた甲斐にとって、自分を頼ってくれた浩国だから浩国のことが好きなんです。

 

と同時に、食い逃げをしようとした自分を住まわせてくれて、「俺のために飯を作れ」と言ってくれた食事処のおじさん。甲斐はとにかく自分のことを必要とされる人との出会いに飢えていたのでしょう。

それに気づいたとき、私はこのシーンでも号泣してしまいました。

 

いかがでしたか?

もっと萌えるシーンは他にもあると思います。甲斐の裸とか、「チョロ国」呼びとか、そっちの方が読んでいて楽しいと思われることも多いでしょう。(裸はきれいでしたねぇ照れ)

 

でも、当事者(ゲイ)なのでやっぱり「2人がどのように好きになるか」にこだわりたい。

二人はお互いの考えが似ていると気づいたのだと思います。そして、同時にその考えを乗り越えないといけないことにも気づいたのだと思います。そのためには、相手が必要だった、と。ノンケさん(異性愛者)の浩国も、葛藤しつつ、自分には甲斐が必要だと心から願ったのでしょう。

 

とても美しいストーリーでした。本当に好きな作品です。ぜひ見てみたい!と思ってもらえたら幸いです。