key-blのブログ -60ページ目

key-blのブログ

アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
ぜひ見てもらいたいドラマをご紹介します。面白そう!と思ってもらえたら、ぜひいいね!していただけると励みになります。また、コメントで感想を共有したいのでよろしければぜひ。

あけましておめでとうございます。今年も台湾BLレビューを頑張ります。よろしくお願いします。

2025年第1作品目は、「奇蹟」です。小説をドラマ化した作品です。面白く見ることができました。

総合スコア 25/30

泣ける   ★ ★ ★ ★ ★

ストーリー ★ ★ ★ ★

リピート性 ★ ★ ★ ★

キャラ   ★ ★ ★ ★

セクシーさ ★ ★ ★ ★

おススメ  ★ ★ ★ ★

メインキャストと第1話のあらすじ

 

    

バイ・ゾンイー(白宗易)

…タロ・リン(林毓桐)

ファン・ジョールイ(范哲睿)

…カイ・シュー(徐愷)

アイ・ディー(艾迪)

…ルイス・ジャン(姜典)

チェン・イー(陳毅)

…ナット・チェン(陳柏文)

ジャン・トン(張騰)

…ソン・ウェイン(宋偉恩)

メインCP①バイ・ゾンイー(白宗易)

高校トップの成績を誇り、医学部を目指している。

公式インスタによれば、「家庭環境の関係で、バイトと勉強をしなければならなかったので、冷たい世界の意味や人間関係の温かさを他の人よりも理解していた」とありました。

メインCP②ファン・ジョールイ

ヤクザグループ イーユンモン(義雲盟)に所属している。頭が良い。

ジョールイ、出だしのイメージは悪かったのですが、笑顔が増えてきたらこんなに一途なキャラはいないと思うようになりました。

 

サブCP①アイ・ディー(艾迪)

バイ・ゾンイーと同い年。情緒不安定でイライラしやすい。

サブCP②チェン・イー(陳毅)

アイ・ディーの3つ年上で兄貴分であり、チームのボス。

両親がイーユンモンのメンバーで、リーダーであるチェン・ドンヤン(陳東揚)を守るためにヤクザの抗争で死亡。感謝の気持ちから、彼を養子として受け入れ、20歳で北唐を引き継いだ」「養父を自分の生存価値と考えている」とのこと。

容姿だけで言えば、私はチェン・イーが一番好きです。キャラクターとしてはもっと早い段階から何とかならなかったかなぁ…と思いますが。

ジャン・トン(張騰)

チェン・イーと対立するヤクザグループ「ロンバン(龍幫)」のボス。

幼少期に父親から虐待を受けていたため、共感力や善悪の判断力に欠ける残忍な性格になった」

 

 

2023年3月。

少年院から出てくるバイ・ゾンイーとアイ・ディー。

チェン・イーは、アイ・ディーを抱えて車に乗せる。

ゾンイーは手帳に挟んであった写真を見て、「もう4年だ。元気でいるか?」とつぶやいた。

 

時を戻して2018年11月。

コインを拾おうとした時、ゾンイーは血だらけのジョールイに腕に掴まれる。

ジョールイを手当てせざるを得ない状況に。

「この恩は返す」というジョールイに、不信感が拭えないゾンイー。医学部を目指しているだけあって、手当ても丁寧でした。

早い段階でジョールイはゾンイーに興味を持っていたようです。

「あいつ、笑うとかわいいのに、俺には仏頂面だ」と不満もつぶやいていました。

 

チェン・イーのアジトではアイ・ディーがジャン・トンの一味に拷問を。その過程で、指に怪我をし、顔にも血が。それを見てチェン・イーは激怒しました。

チェン・イーもアイ・ディーに対してほのかな思いを抱いていることが示されています。それをはっきりと意思表示することはないんです。

 

ところ変わってジャン・トン。「チェン・イーを手伝ってるヤツを探し出せ。礼をしなくちゃな」不適な笑みを浮かべます。

the悪役といった感じ。「那一天」のシャン・ハオティンとは大違い。

 

 

見どころ①メインCPはいつくっつくか?

メインCPの一人であるゾンイーはかなり堅物な印象。

ジョールイはゾンイーに対して好意らしきものを感じ始めていますが、どのようにそれぞれが接近していくか。今作の見どころの一つです。

 

 

見どころ②サブCPがいるのか?

いつもの台湾BLドラマで言えば、サブCPの方が接近は早いです。ところが、今作はそもそもサブCPがいるのか?というぐらい、第1話ではアイ・ディーとチェン・イーの関係性は淡白なイメージです。

チェン・イーがアイ・ディーにほのかな思いを寄せているところは推察されましたが、現段階でアイ・ディーの思いは分かりません。

 

この二人はいつくっつくのか?

 

見どころ③ジャン・トンとの確執は?

ジャン・トンとチェン・イーの抗争がどのように終結していくのか、または大きな問題となっていくのか。

そしてジャン・トンとジョールイとはどのような関係があるのか。

 

 

見どころ④家族の確執

早い段階で、ゾンイーには家族の確執(というか、昔のトラウマ)が示されます。そして後々ジョールイにも家族間の確執が発覚します。

 

台湾BLドラマではよくある確執・トラウマ系のストーリー。どのように乗り越えていくのでしょうか。

今作は登場人物も多く、伏線もたくさんあり、物語序盤はキャラクター整理だけでいっぱいいっぱいになりました。それだけに複雑なストーリーが読み解けたときの感動や、感情移入はものすごいものがありました。少し長くかかるかもしれませんが、ぜひじっくり楽しんでもらいたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この先ネタバレエリアです

 

 

 

 

 

 

 

答え合わせ①メインCPの接近

 

ジョールイは料理上手。とてもおいしい朝食や弁当を作ってくれました。

雨が降り始めた時、ゾンイーが子ども時代のトラウマで様子がおかしくなりました。必死でなだめるジョールイですが、このあたりでジョールイにとって、ゾンイーが特別な存在であることを意識し始めたのでした。

 

ところが、二人はかなりすれ違います。キスをしたジョールイにゾンイーが激怒。

徐々にゾンイーも彼の誠意が分かり、表情が緩み始めます。

 

ところが、ジャン・トンとの確執のために、一度はゾンイーから離れようと決意したジョールイ。

相手のことを受け入れ始めていた時の「喪失」でした。二人とも、うつろな表情に。

ゾンイーは、ジョールイが好きなイチゴのケーキまで買って帰ったのに…。これが一度目の別れ。

 

「学科能力試験」が迫り、勉強に励むゾンイー。

ですが、ジョールイのことは忘れられず、イチゴのケーキを出すカフェでバイトも始めます。

「那一天」のストーリーに絡むので、台湾の大学入試制度を調べたことがあります。興味がおありの方は以下のページもご覧ください。ゾンイーは「学科能力試験(学測)」を受けて、「個人申請入学」を目指しています。

 

代用教員としてジョールイがゾンイーの前に再び訪れます。結局助けてしまうゾンイー。「俺にいてほしい?」と聞くジョールイに、うなずくゾンイー。紆余曲折はありましたが、ジョールイからの「好きだ」という告白により、二人はキスをし、身体を合わせるのでした。

 

ゾンイーはミンヤン(名揚)大学医学部の合格通知を受け取りました。

帰る途中に、同性の結婚式を見かけます。この日は同性婚が解禁になった日(2019年5月24日)でした。それを見たゾンイーは、ジョールイと同棲することを決断しました。

しかし、その日にジャン・トンとの抗争で、ジョールイは大けがを負い、彼と、ゾンイーの父を救うために自らがジャン・トンを殺したと自首せざるを得なかったゾンイー。彼は少年院に入ることになりました。

これが二度目の別れでした。

刑務所ではファン家の追手?から頭部に打撃を受け、短期記憶障害も負ってしまいました

出所後、洋菓子店をオープンしたゾンイー。ジョールイのお気に入りだったいちごのショートケーキは特に美味しそう。

エレベーターホールでジョールイとバッタリ出くわしたゾンイー。でも、ジョールイは自分のことを覚えていません

しかしこれがウソだったんですよね。ジョールイは記憶喪失ではありませんでした。

医者になる将来を自分のために諦めたゾンイーに対する苦悶と、自分自身やゾンイーを守るため、ウソをつかざるを得なかったのでした。二人が無事に元の状態に戻ることができました。ようやく、メインCPもゴールイン!…?

 

 

答え合わせ②サブCPの接近

第4話ではゾンイーがバイトをしているケーキ屋さんに、アイ・ディーがケーキを買いに来ました。

「俺の親はヤク中、ヤツの親は早死に、誕生日は育ての親が決めた。お互い生きてたら、二人で祝う約束だ。」

(でもこれまで3度すっぽかされた)

ゾンイーの励ましにより、ケーキを買って帰りましたが、結局一緒に祝うことはできませんでした…。じれったい!

今作ではサブCPは全然接近しません。「ヤツのためなら、俺は死ねる」なんて言える相手が目の前にいるのに、チェン・イーは見てくれない。それが切ないんです。

 

ジャン・トンとの最終抗争の後、チェン・イーは酒浸りの日々。アイ・ディーの慰めにも耳を貸さない。

「お前みたいなバカ、見てるのは俺ぐらいだ」

ようやく面と向かって告白できたアイ・ディー。ベットでチェン・イーに引き込まれ、キスする二人でした。

酔っぱらったチェン・イーとアイ・ディーのベッドシーン。アイ・ディーは泣きながら。これがどんな涙だったのでしょうか…。やっと二人で一緒になれた涙なのか…。きれいなシーンでした。

翌朝。アイ・ディーは、「ファン家がゾンイーを狙っている。脳を損傷させる気だ」というメールを受け取り、二人の関係を断ち切るように出ていくのでした。

サブCPにも別れが。ゾンイーを守るため、アイ・ディーも少年院に入りました。

少年院でゾンイーが殴られて倒れるシーンが「ファン家」によるものかなと推測しました。

 

出所後、チェン・イーは明らかに態度が変わりました。

「初めて離れた。部屋でプレゼントも見つけた。18歳から21歳までの分だ。今年は一緒に祝おう。好きなやつと一緒に祝うものだろ?お前が好きだ。」これで二人はめでたくゴールイン!

 

 

答え合わせ③ジャン・トンとの確執

ジャン・トンに関連する情報について、以下にまとめます。

 

    

彼が14歳の時、母親が別の男と逃げ、父親はジャン・トンが殺した。(第8話・番外編)

    

ジャン・トンがクスリを学校で売買しているらしいとの噂があったため、まずジョールイ、のちにアイ・ディーがゾンイーの高校に潜伏します。

高校での監視が厳しくなってきていることを感じていたジャン・トンは、ある人物に対して

「チェン・イーたちを片付けたらここを離れる。一緒に暮らそう」

 

ジョールイはジャン・トンを助けました。挑発を繰り返すジャン・トンに、「確かに俺は、お前と同様に恨みを抱いてる。だけど、仲間割れや殺し合いで憤りは解決できない」と。

ジョールイはジャン・トンが自分と似ていて、彼を救うことが自分を救うことにつながると考えたのでした。

 

深いところでは、ジャン・トンはジョールイが好きだったようですが、そのジョールイが自分を裏切ったと考え怒り心頭なジャン・トン。ジョールイと、ゾンイーを襲い、結果的に自分も命を落としてしまいました。

 

 

答え合わせ④家族との確執

第6話でジョールイの家に確執があることが分かります。

ボスから呼び出しがあり、ファン家から連絡があったので帰り、ヤクザから足を洗え、と。

ジョールイ、実はイーユンモンの中でも特別な存在だったらしいことが分かります。仲間と認められようと思っていたが、汚れ仕事をしないジョールイは金づるとして受け入れられていた面もあったようです。

アイ・ディーも「お前は客人だ」と発言します。

 

第7話で全ては明らかになりました。

ジョールイ家の話。ジョールイはずっと母子で生きてきたが、彼は大富豪の隠し子だった。しかし一家の後継として生まれた弟もいて、母親は息子にバカなふりをさせ、「弟を超えるな」と言った。彼は誰からも必要とされなかった。

 

ゾンイーの過去。大雨が降ると母は彼を叩いた。雷の時はもっと叩いた。母が怖かったゾンイーは、母がいなくなったことがうれしかった。

実は二人とも幼少期に母親から辛い仕打ちを受けていたことが判明しました。

 

ゾンイーは出所後、父と妹と再会。大学に行くことも諦めたゾンイー。頭をケガして短期記憶障害まである。塞ぎ込みそうになる二人に、

「自分で選んだ道だ。誰も悪くない。これからやり直そう」

「俺は洋菓子店を開く。菓子作りを勉強して、資格も取ったんだ」

こんなケーキを作りたい、という話で未来を見つめられるようになり、みんな笑顔に。

 

ジョールイが泊まっているホテルに行くべきか悩んでいたゾンイー。

「会いたいんだ。会えると思って開けた店だし、ケーキだって食べてもらいたかったから。自分でもわからないけど、あいつが好きだ。」

愛情が消えていたらどうするんだ?彼がいなかったら前途洋々だったのに…。当然の不安を伝える父親にも、自分の言葉で「逃げたくない」と伝えるゾンイー。その様子を見て、父もついにジョールイとのことを認めてくれました。このあたりは涙なくしては見られませんでした。

 

そしてジョールイ家は、おじいさんとの確執が大詰め。

ゾンイーからは「ジョールイの幸せが望みだ」と言われ、ジョールイからは「ファン家に認めてもらおうと努力しました。でも、努力すればするほど、あなたに嫌われた。あなたにとって、婚外子はゴミだ。ファン家の犬でしかない。家の安泰を望むなら、互いに譲歩を」と言われ、ここに来て二人の障壁はなくなったかに思えました

 

 

 

最後の不穏な空気

ジャン・トンの件も片付き、メインCPの二人もくっつき、家族関係も円満で、このまま最終回まで…と思っていたら、なんと最後にとんでもない話が。ジャン・トンには妹がいて、ジョールイに敵を討とうとしていた…。

「一緒に暮らそう」と言っていた相手は妹(ホー・スーニン)でした。彼女はゾンイーの店にバイトとして入り込み、敵討ちのチャンスを狙っていたのでした。

どれだけメインCPは不幸なのか…と。

彼女が刺したナイフを、ジョールイは深く差しなおします。そして「早く逃げろ」と。

このまま死んでしまうと、「あの作品」と同じ状況になってしまう!と思って、相当心配をしました。

 

しかし何とか生き延びてくれ、トラウマになるのは避けられました。

いつも通りですが、長くなりました。序盤に書いたように、登場人物も多く、総話数も多く、小説原作だけあってストーリーラインも非常に濃密。毎晩少しずつ見ましたが、相当堪能できました。

 

しかし一方で、あまり好きになれなかった部分も。医学科合格を投げ出して殺人を引き受けざるを得ないゾンイーの心情を考えると辛すぎて、そのストーリーは耐えられませんでした。

 

しかし、全体としてはイケメンも多く、出てくる男どもはもれなくCPというぐらい、恋愛も複雑に絡み合っていました。

映像もきれいで、ストーリーも秀逸。年始からいいドラマに出会えたと思っています。

 

おススメいただいた皆様、ありがとうございました。