2025年も、マイペースで台湾BLドラマを見ていこうと思っている、40代ゲイのkeyです。
前作の「奇蹟」、予想以上の反響でした。
間もなくBS260chで放送するようですね。これでさらに台湾BLドラマのファンが増えることを期待しています。
そして今回は、押しも押されもせぬ台湾BLドラマシリーズ「HIStory」の最初期作品である「マイ・ヒーロー」です。
総合スコア 7/30
①泣ける ★
②ストーリー ★ ★
③リピート性 ★
④キャラ ★
⑤セクシーさ ★
⑥おススメ ★メインキャストとあらすじ
グー・スーレン(古思任)
…ジアン・ユンリン(蔣昀霖)
マイ・インション(麥英雄)
…アーロン・ライ(賴東賢)
ラン・シー(藍熙)
…パトリシア・リン(林映唯)
暴行を受けていたグー・スーレン(古思任)。
それを助けたのがマイ・インション(麥英雄)。
しかしそのせいで、彼女であるラン・シー(藍煕)の死に目に会えませんでした。
神の使いバイ・チャンチャンによると、どうやら彼女は彼の手違いで亡くなってしまった様子。
火葬も済んで、体もない。
そのため、亡くなるはずだったグー・スーレンが本当に亡くなったタイミングで、ラン・シーの魂はスーレンの身体に乗り移ったのでした。
ここから先、混乱を避けるため、ラン・シーが乗り移ったスーレンを「現スーレン」と表記します。
乗り移る前、暴行を受けていた元々のスーレンは「スーレン」です。
恋人であるインションのために生き返ったのに、ラン・シーはスーレンの身体に乗り移ってしまったために、インションの恋人ではいられない。そこでバイ・チャンチャンから奥の手を授けてもらった。
「死者の魂は7日間この世にいられる。この間にインションに愛され、キスをされたら彼のエネルギーが移り、この世で生き続けることができる」
つまり、7日間以内に男であるインションから、男である現スーレンにキスをしてもらわないといけない、ということですね。なんとなく既視感のあるストーリーラインですが、楽しめそうです。
見どころ①7日以内のキスは達成できるか?
1日目には、インションが現スーレンの様子を見かねて、一緒に住まないかと提案してくれます。
インションと現スーレンは一緒に寝ていました。「おはよう、ダーリン」これがインションに不思議な感覚を与えます。
一瞬、ラン・シーのことを思い出しましたが、すぐに正気に戻るインションでした。
ストレートであるインションに愛されないと生き返れない。
しかしそのためにはインションをゲイにしないといけない。
これなかなか面白い表現だったと思います。こんな展開になるとは思ってもみませんでしたが、果たして7日以内にキスしてもらうことはできるのか?
見どころ②スーレンのノート
2日目に、現スーレンは、スーレンが書いたと思われる日記ノートを見つけました。
いじめを苦に「もう死にたい」と書き綴るスーレン。しかし、「首に腕を回され、『辛い時は泣けばいいよ』そう言われて僕の悲しみは消えた。」「僕を心配してくれてるのかな?」という記述も見つかりました。
このあたりから、どうやらスーレンは相当ひどいいじめ・暴行を受けていたらしいということが分かりました。死すら願うほど。しかし、ある人物との出会いが、彼の人生を変えたらしい。相手はどんな人なんでしょうか。
これよりネタバレエリアです
見どころ③インションと現スーレンの接近
現スーレンは、インションとベッドで話しつつ、「以前も毎晩ゲームしたよね?」なんて言ったりします。
少しずつ、インションも現スーレンとの距離感を詰めていきます。
3日目には朝食を作ってくれる現スーレンでしたが、ひょんなことからインションがラン・シーに正直な気持ちを言っていなかったことが分かり、口論になりました。
このあたりは転生ものとして面白いストーリーラインを描いていたと思います。
亡くなってしまったラン・シーのことは思い出したくない様子のインション。朝食シーンでは「押し付けられる愛情の息苦しさが分かるか?」と、愛情だけではない気持ちを本人に吐露してしまいました。
好きだから一緒にいたい、生き返りたいと思っているのに、相手から「好きではなかった」と言われてしまった現スーレン(つまりラン・シー)の気持ちを推しはかると辛いものがありました。
しかし夜になり、一緒に話をすることで、自分の気持ちに素直になれました。
「俺にもわからない。俺の葛藤や戸惑い、そして心細さを彼女に見せられなかった」というインションに、「自分を押さえつけるのはやめなよ」そう言って優しく手を触れてくるスーレン。
そしてあわやキス!?という直前まで進行します。
どんな気持ちの揺らぎがあったのか!?と不思議な気持ちをしながら見ていました。
自分に素直になった状況かと推察しました。なんとなく、お互いが好きになってきた段階なのでしょうね。
2人でランニングに行き、終わった後、ボトルの水を交互に飲むシーンが続きました。間接キスです![]()
この辺からは萌え系の映像が。家の中でポッキーゲーム状態だったり。そして一緒のベッドで寝ている時、ついにインションが動きます。後ろからスーレンの背中に触れ、そして抱き抱える姿勢になりました。
答え合わせ②スーレンのノート
寝る前に、スーレンの日記を読む現スーレン。
「あの人のことを考えるだけで胸がドキドキした。生きる力が湧いてきた」
「僕の渡した朝食を美味しそうに食べてくれる。」
「バイト代をはたいてブレスレットを買った。おそろいのだ。これを贈って告白すると決めた。明日の放課後に会う約束をしたんだ」
そこで日記は終わっていました。
この相手が誰なのか。結論から言えば、この相手はインションでした。そして同時に、インションもスーレンに対してほのかな気持ちを抱いていたようでした。
見どころ④別れのフラグ、そして…
もはや二人のキスは間近といった感じ。
しかしそんな中、ストーリーラインをうまく活かした「別れ」がやってきました。
現スーレンは、女の子。だから、ゲイの気持ちは分かりません。
「息子が生まれたら、ゲイにはなって欲しくない。この社会で生きるのは大変だからね」
しかしこの一言が、インションを遠ざけてしまいました。インションにとっては、今ほのかに恋心を抱いている相手はスーレン、つまり男。自分が男に恋をしていることは分かっています。それなのに、その相手の現スーレンから「ゲイは大変」と言われてしまったわけで。拒絶と受け止められたのでしょう。とても辛い顔をして離れていきました。
さらに間の悪いことに、スーレンの日記を見直していて、スーレンが告白しようと思っていたのはインションだったことに気がついた現スーレン。
実は、自分は愛されていなかったと気づいたラン・シー。こうして、すやすや眠るインションを横目に部屋から出ていきました。
翌朝、ノートの真実に気づいたインション。スーレンが買ったお揃いのブレスレットも見つけました。
生き返るチャンスを諦める現スーレンでしたが、そこにインションがやってきました。
「お前がそばにいれば本当の自分でいられる。」
そう言ってキスするインション。その結果、現スーレンはラン・シーに…ではなく、スーレン本人が生き返ってしまいました。
ラン・シーは魂に戻り、神の使いと一緒に二人を眺めてこの話は終わりました。
いやいや…いくらBLドラマファンでも、この終わり方はちょっと…と思いました。
というのも、個人的にはいくつか???となってしまったところが。
①本当は愛されていなかったから、7日以内のルールを満たさなかったから生き返れなかった…と読み取れます。しかし、ではなぜスーレンが生き返ってしまったのか?
②いくら何でも、ラン・シーに対して厳しすぎるストーリーで、感情移入しづらい
③ほのかに恋心を抱いている設定なら、初日の朝起きるシーンからもっとインションはベタベタしててもおかしくないのに、最初は何となく疎遠な感じがした
まあ③だけは、現スーレン(ラン・シー)が「自分を押さえつけるのはやめなよ」と言ったので気持ちを解放したと取れます。しかしいずれにしても、②だけはちょっと心に残ってしまい…。純粋に楽しめず、心残りになりました。
とはいえ、HIStoryシリーズが始まった一番最初のストーリー。演者さんもカッコよく、全体的には楽しく視聴できる作品でした。













