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アラフォーのゲイが、台湾BLドラマにハマった!
ぜひ見てもらいたいドラマをご紹介します。面白そう!と思ってもらえたら、ぜひいいね!していただけると励みになります。また、コメントで感想を共有したいのでよろしければぜひ。

日頃は台湾BLドラマを視聴し、レビューを書いている40代ゲイのkeyです。

今回、フォロワーさんからおススメされた作品を見て、まあ泣いた泣いた笑

このブログのテーマとはずれますが、ぜひ多くの人に楽しんでもらいたいこともあり、今回は「特別編」としてブログを書いてみます。

 

ただし、日頃のブログと気合いの入り方が違います。いつもは、全話のセリフを書き起こすぐらいの勢いで記事化していますが、今回は特別編ですので、頭の中に残っていることを言語化して、ライトな感じでお届けします。

 

「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」です。今回は、画像は全て公式インスタからお借りしています。

 

メインキャストとあらすじ

 

    

水無瀬仁(みなせじん)

…本島純政

蛭川晴喜(ひるかわはるき)

…上村謙信

メインCP①水無瀬仁(右)

高校2年生。成績超優秀。母親からも友人からも、「友人は選べ」「変な人と付き合うぐらいなら友人を作るな」と言われている、典型的なエリート。

 

メインCP②蛭川晴喜(左)

高校2年生。水無瀬のクラスメイト。学校の超問題児。

第1話で、蛭川は先生の首をつかみ、階段上から落としそうな勢いのところを水無瀬に見られていました。

水無瀬は当初、自分のことを「傍観者」として、蛭川とは生きる世界が違うと考えており、できる限り近寄らないようにしていました。

水無瀬は蛭川と水道(水飲み場)で初めて顔を合わせます。その時、彼の持つ不思議な雰囲気が気になってしまいます。

ある夜、公園で殴られた跡が痛々しく残る蛭川を見て、同情。

本当は接したくないものの、水を飲ませてあげて、少しずつ話をするようになりました。

この時点での、水無瀬の感情は「同情」が最も近いのかなと思います。

しかし一方で、この時点での、蛭川の感情は「憧れ」ですね。BLドラマによくありますが、早い段階でメインCPの片方は相手にゾッコンという状況でした。

 

 

見どころ①二人の接近

同じクラスで、しかも家が近いこともあり、二人は(周囲の心配をよそに)徐々に接近します。

水無瀬も、蛭川の不器用な生き方、そして家庭環境を知り、徐々に惹かれていくのがよくわかりました。

一方で、蛭川は最初から水無瀬のことが好きなのですが、その分だけ、一歩引いてしまうところがありました。

物語前半は、二人が惹かれあうところが丁寧に描かれていました。

 

 

 

見どころ②感情を押し殺していた水無瀬の変化

ここはネタバレにもつながりますので、簡単に。

水無瀬は、親からも「優秀」な少年像を求められており、成績が下がると怒られる、超インテリタイプ。

そのため、日常生活でも感情をあらわにすることは少なかった存在でした。

 

しかし、蛭川と出会い、一緒に日々を過ごしていくことで、自分の気持ちを少しずつ解き放ち始めます。

ネタバレは避けますが、最終話に至ると、もう自分の感情を隠さずに思ったことを言うようになってきました。もちろん、その変化は蛭川がもたらしてくれたものです。

私、あのあたりの水無瀬の変化を思い、涙が止まりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にネタバレエリアで少しだけ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見どころ③水無瀬の後悔

蛭川が停学になった時。何とかして蛭川の濡れ衣を晴らしたかったのに、周りの大人・友人は水無瀬のいうことを聞かず、「蛭川とは付き合うな」「あなたにとっては触れない方がいい」などと言われました。

蛭川の父が亡くなった時。蛭川が、「ちゃんとした人になる。だから、もう連絡は取らない」といって離れていきそうだった時、「そんなこと言うな!」「一緒に暮らそう」と言ってあげることができませんでした。

結局このあたりに、「未成年」だった水無瀬の無力さが表れていました。あの時、自分が止めてあげられていたら…その思いが、蛭川の元・家に行ったときに見つけた「読まれない手紙」を見て、自分の無力さを知り、でも次に会うときが来ると信じて、その家を後にするんです。

 

そしてとにかく蛭川は「不器用」なんです。水無瀬から離れていこうとするときの、蛭川の壊れそうな表情。本当は離れたくないのに、水無瀬に見合う人物になろうと決めて、まっとうに生きようと…。

だから大学に受かった時、一番に電話したのが水無瀬でした。結局つながりませんでしたが。

 

このあたりのすれ違いが分かる終盤、もう涙が自然にあふれてきました。

 

最初から記事を書くと決めていたら、セリフの一つ一つに注意を払って、メモをしていましたが、うろ覚えですみません。しかし、やっぱり先が気になり、ストーリーを見続けてしまうような、視聴者をひきつける力が十分に感じられた作品でした。

 

そして、台湾BLドラマでフォロワーさんから学んだ、「人名に注目!」セオリーは、今作でも生かされるんじゃないかと思います。メインCPの片方、「水無瀬」ですが、和歌の世界では「水がなく、瀬が表れている場所」を表すそうです。水無瀬は、

寄せては返す波が、僕たちを遠ざけた

この海は、きっと君がいる場所とつながっている

と何度も言っています。父親が作った映画も「水の音」でしたし、自分たちが水・波・海に翻弄されていることを本能的に感じ取っています。しかし、そんな翻弄される人生でも、きっと蛭川に会えると信じて、頭の片隅には蛭川との日々を残して大学生活を送っていました。私は、そんな「自分と彼をつなぐ水が、なくなってしまった」悲しみを抱いた主人公の名前として、「水無瀬」ってすごい意味を持っていると思いました。

そして、蛭川が水無瀬を迎えに来たシーン。水無瀬の感情の爆発が見られ、もう感動でした。
いろいろな人が「感動した!」「ロス!」とおっしゃっていた意味が分かりました。演じたお二人の記事も見ましたが、二人が本気になって役作りに挑んだことがよくわかりました。

 

 

2/9追記 「水」

何となく考えていたことが言語化できそうなので、少し追記します。

やはりこの作品のカギを握るのは、「水」だと思います。水無瀬と蛭川をつなぐのは、「水」です。水無瀬の父親の映画のタイトルもそうでしたが、それ以外に思いつくことをいくつか。

 

①第1話で二人が初めて顔を合わせるのは水道(水飲み場)でした。

何か意味があるのかな…と思っていたんです。蛭川が水道をひねって、頭から水をかぶるシーン。きっと蛭川は、自分を冷静にさせるために水をかぶっているんじゃないか…って思っていました。

ただ、全体を振り返った時に、蛭川がいなくなった後、水無瀬が一人水道で水を浴びるシーンもありました。あのあたりも含めれば、水をかぶるシーンは「自分の伝えられない思いを水に乗せて伝えたい」ってことなのかもしれないと。その思いが伝わったから水無瀬は蛭川を意識するようになりましたし、蛭川がいないシーンでは水無瀬は絶望の表情を浮かべていました。

 

②蛭川は水無瀬に「水を飲ませてくれ」と言いました。

最初は水を飲ませるのが下手だったんですよね。これは「蛭川に対する思いが薄い」状態を示していたのかもしれません。

第10話で蛭川が水無瀬に水を飲ませてあげるシーンは、壊れそうなものを大事に取り扱うような、やさしい蛭川の手つきがありました。蛭川は最初から水無瀬のことを好きで、大事にしたいと思っていたからでしょうね。

ちなみにあの公園には小さな小川があるようですね。

 

③蛭川の母親の家はの近くです。

蛭川の母親の家に一緒に行くシーン。海辺が気に入った様子で、蛭川も帰る前に「もう一回海を見たい」と言って二人で海に入ります。

水をかけ合い、お互いの気持ちを確かめ合ったのかもしれません。アフターストーリーでも、海沿いのシーンがありました。

 

④名前がそもそも「蛭」です。

「水無瀬」の話は上に書きましたが、一方相方は「蛭川」ですよ。水がない瀬に、流れ始めた川。

川は海に注ぎます。寄せては返す波を作る要素の一つです。そう思えば、水に乗せて愛情を注ぎ続けていたのかもしれません。

空虚な生活を送っていた水無瀬を満たしてくれたのは、蛭川の温かい愛情でした。

 

⑤停学になるシーンでは、プールサイドでした。

こじつけと言えばこじつけですが。蛭川と離れそうになったシーンですが、そこには水がありませんでした

キスしたのもプールサイドですから、まあこじつけなんですけどね。

 

他にも思いつくところはありますが、仕事に行く時間ですし、いい加減変態に思われそうなのでこの辺りでw

自分の思いを運ぶ媒体、それが水ではないか。

水が存在する時、二人は思いが繋がれる。

水がなくなった時、二人の間は引き裂かれる。

それが、「寄せては返す波が、二人を遠ざける」って感じのセリフ(水無瀬の「蛭川の手紙」に対する返答)ではないかとも思いました。

独りよがりの追記にお付き合いくださり、ありがとうございましたニコニコ

 

 

 

 

さて、よかったよかったで終わってもいいのですが。

同じような方がどれぐらいいらっしゃるか分かりませんが、視聴中、ずーーーーーーっと、「ある作品」と似ているな…と思い続けていました。次回は、その「ある作品」を視聴された方向けのまとめ記事を書いてみたいと思っています。