2024年に入り、突然台湾BLドラマにハマったアラフォーゲイのkeyです。
今回は台湾BL界でも珍しく、シーズン2まで続く「We Best Love」です。
まずはそのシーズン1「永遠の1位」について。
(Instagram公式アカウントより)
メインキャストとあらすじ
メインキャスト
ジョウ・シューイー(周書逸)
…ヤン・ユータン(楊宇騰)/YU
ガオ・シードー(高仕徳)
…リン・ズーホン(林子閎)
①ジョウ・シューイー(周書逸)
父親が日本人、母親が台湾人の設定です。「ビックリした」「嘘つけ」など、チラチラ日本語のフレーズが出てきます。
シューイー、どうやらお金持ちです。大学への登校も車での送迎だし、部屋がバカみたいに贅沢な感じだし。食器なんて洗ったことないようです。
ところで、ユーさんは日本人です。日本ではアミューズ所属とのこと。そりゃ、日本語のセリフもちょこちょこ出るわけですね。以下、公式サイトから引用。
愛知県出身。
大学進学を機に、台湾へ移住し、2018年に台湾の芸能事務所の研修生となり、語学・芝居・音楽を学び、2021年放送の「We Best Love 永遠の1位」「We Best Love 2位の反撃」にて、ジョウ・シューイー(周書逸)役を務め、初主演でドラマデビュー。同作の挿入歌も担当し、ミュージシャンとしても活動している。
2021年8月から日本での活動も開始。
②ガオ・シードー(高仕徳)
小学校から高校まで様々な競技会や発表会、試験で常にシューイーに勝っていた存在がシードー。それが他の大学から編入し、シューイーの前に再び現れました。
なぜシードーはシューイーに勝ち続けたのか。それらは最終話(第6話)で明らかになります。
第1話のあらすじ
シューイーには幼馴染であり、水泳部で仲の良い友達(ジョンウェン&ユーシン)がいました。新人歓迎の水泳大会で優勝したら、ユーシンに告白するつもりでした。しかし常に負け続けていた相手、シードーが現れたことで動揺。大会前にプールの中で足を攣ってしまいます。その時助けに飛び込んでくれたのがシードーでした。
そうこうしている間に、ジョンウェン&ユーシンが付き合い始めてしまい、シューイーにとっては泣きっ面に蜂…。
当初はシードーに対する嫉妬心が優っていて、何かと攻撃的になっていたシューイー。いたずらを仕掛けようとしますが、うまくいかず。まして恋愛も駄目になってしまい…と悲惨で涙にくれる第1話でした。
水中でのキスシーンが印象的
プールのシーンはこの第1〜2話と、シーズン2最終話ぐらいにしか出ませんが、このキスシーンが印象的。水中で人工呼吸をしているかのようなキスシーン。このシーンで第1話が終わります。余韻がすごい。(名探偵コナンの映画版にもコナンと毛利蘭の水中キスシーンがありましたね)
気になるのは、第1話でプールの底に幸運のネックレスを落とす(捨てる?)んです。でも、第2話ではまた首元にそのネックレスらしきものがあります。自分で拾ったんですかね?
第2話のあらすじ
冒頭で、シードーは「いつも君を見てる」とサラッとカミングアウト。イラついているシューイーはその意味に気が付きません。
とあることから、シードーはシューイーを雑用係とします。期間は卒業するか、何かの勝負で一度でもシードーに勝つまで。朝から夜まで、二人は一緒に行動することになります。
雑用係という体だとしても、シードーはシューイーと一緒にいたかったのですね。ところでシーズン1はシューイーのために尽くすシードーが見どころです。火鍋を食べているシーンでは、シューイーのために海老の殻を剥いてあげます。
新たな登場人物と、物語の進展
③ペイ・ショウイー(裴守一)
第3話から、校医のペイ・ショウイー(裴守一)〈演じたのはレイ・チャン(張睿家)〉が登場します。そして水泳部の後輩たち主催で、キャンパス内での肝試しが行われます。ここから話は大きく進んでいきます。
このあたりに、今作の面倒くささが表れてきます。
つまり、「役名覚えにくい問題」です。
シューイー・シードー・ショウイーと、メイン3名がシから始まり、長音(のばし棒「ー」)を含む役名です。シーズン2ではこれにユー・ジェンシュエン(余真軒)が入って計4名「シ」系の役名にw
もう仕方ないです。何とかして名前を区別しましょう。
これよりネタバレエリアです
ネタバレ①今作のサブCP
元々メインCPのジョウ・シューイー&ガオ・シードーには仲の良い友達がいました。彼らがいってみれば今作のサブCPとなります。(あくまで今作の!)
④リウ・ビンウェイ(劉炳偉)
ジョウ・シューイーの友人。演じているのはエヴァン・ルオ(羅德弘)です。
④シー・ジョーユー(石哲宇)
ガオ・シードーの友人。演じているのはリー・チー(李齊)です。
この二人は元々ゲイの気質があり、またお互い友人であるシューイーとシードーが好きだったようです。
ビンウェイはシューイーのことを、「子どもみたいでかわいいと思う」と言っていましたし、第3話の肝試しではシューイーにキスをしようとする妄想シーンもありました。ジョーユーも後半でシードーを狙っていたことが明らかになります。
お互いの友人に振られた状態の彼ら。いつのまにか惹かれ合う存在となったようです。
ネタバレ②シードーがシューイーを好きな理由
なぜシードーはシューイーに勝ちたいと思ったか。またいつごろから彼のことを好きになっていったか。ストーリーの複数個所に出てきますのでまとめました。
ネタバレ②「幸運の持ち主」
第4話、保健室で泊まった日の朝。シードーが寝ているシューイーにこう呟きます。
君は、俺に片想いされるのは幸運だと言った。
実はその幸運の持ち主は君だったんだ。
君が好きだ。
ところがシューイーは起きていて、この秘めた思いを全部聞いていた…と。とんでもなく切ないシーンですね。
この発言はシーズン2まで引っ張る超重要キーワード。だから一番最初にいつ言ったのか?と気になっていましたが、見直しても出てきません。とある方のブログでは、監督が気づかないうちに初回の発言はカットされてしまっていたようです…。どおりで出てこないわけだ。
ネタバレ③一度は切れると思った恋路
ベッドでつぶやいたシーンの後。「男と付恋愛するつもりはない」と言うシューイーに対し、シードーは諦めようとします。
第5話では雑用係も終わりとメールを送り、あからさまにシューイーを避けます。一方のシューイーもシードーのことが頭から離れない様子。ノートに日本語で「高仕徳 大好き」と書いたりして、ついに自分の思いに気がついた様子。
歩道橋の上で、「お前に片想いされるのは幸運だと言ったが、その幸運は、ずっと前から俺のものなんだろ?その幸運はまだ俺のものか?」そう迫り、キスしようとしたのに一度はシードーは避けます。
それでも、シューイーが「好きだ。お前だから、男でも好きになった」と伝え、歩道橋の上から「俺、ジョウ・シューイーは、ガオ・シードーが好きだ。大大大大大好き!世界で一番大好き!(ここは日本語)」と叫ぶに至り、彼からのキスを涙ながらに受け入れます。
第6話では、シードーが「君の過去に入り込むことはできない。だけど、未来は僕だけだ(ここは日本語)」と言ってお揃いのブレスレットを渡します。これはシーズン2にも関わってくるアイテムです。
ネタバレ③ペイ・ショウイーの謎
ペイ・ショウイーはシードーが好きなのでしょうか。ただ単にシードーの恋のキューピッドになっているだけなのでしょうか。彼は結構謎めいた人物です。
最終話(第6話)でその謎が明らかに。
彼はシードーのいとこでした。それだけかよw
別件では、割れたコップを大事そうに使い、インスタントラーメンには触れるなと言い、時々以前勤めていた高校の生徒が回想シーンに出てくる。これはどういうことなのか。実のところ、シーズン1ではこの謎は解決しません。シーズン2に続きます。
ネタバレ⑤二人の親の考え
シードーは母親と暮らしています。彼女は、家にいる二人の様子を見て、二人が付き合っていると気付いたようです。お互いに思いやっていい関係を築けているか、その人を見て心が豊かになるか、そんな観点で二人の恋路を応援してくれました。
しかしシューイーの父は、大企業の跡取り息子が、誰と付き合っているか気にしているようです。
シーズン1は紆余曲折があったものの、ハッピーエンドで終わるんですよね。あー幸せそうって。
シードーはアメリカに行くものの、数か月で戻ってくるならまあ安心かな、って。同じ留学でも、「HIStory3 那一天~あの日」とは違うと思いました。
実際はどうなのか?そして、ペイ・ショウイーの謎は?
シーズン2のレビューも近日公開します。