どうしても山に惹かれて仕方がない人種が居るように、どうしても海に惹かれて仕方がない人種が居る。

 

私もその一人。前世は漁師か魚か、海藻か。

準備も後片付けもとても面倒なのに、無性にヨットに乗りたい、出られなくても観に行きたい。出来るだけ傍で暮らしたい。逗子を愛する理由の一位も、綺麗な海があるから。

 

でも、私などはまだ全然軽い方。

年末年始も通して海に出る人、風が吹いたり波があったりすると仕事を休んでしまう人、会社を1ヶ月休んで長距離セーリングに出た人、海生活が出来るように仕事を変えた人、海そのものを仕事にした人・・・猛者は幾らでも居る。

 

でもそういう人種はかなりのマイノリティ。バブルの頃には聖子ちゃんの歌にすら「ディンギー」という言葉が出てきたのに、今ではセーリング人口は減り続けているらしい。お金がかかるという誤解があるし、手間や時間は確かにかかるので、コスパが悪いのだろう。

 

一方、スタンドアップ・パドルボート(SUP)人口はじわじわと増えているみたい。きっと手軽なのがいいのね。ボードセーリング(ウィンドサーフィン)、ヨットをやってきた私からすると「風があるのに何故漕がねばならんのだ」と面倒に感じてしまうけれど、海に親しむ人が増えるのはとても嬉しい。

 

 

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今月は、貴重な、セーリング好きな地元仲間の一人が亡くなってしまった。

 

佐島に遠征して「海辺」という海鮮料理屋にご飯を食べに行ったり、「若大将カップ」というお遊びレースに出たり、海仲間のお誕生日お祝いパーティーを企画したり、沢山一緒に遊んで頂いたIさん。

 

定年を迎えたらもっと沢山海で遊ぶのを楽しみにされていたのに、コロナ禍中、58歳の時に単身赴任先で病で倒れられ、若くして父と同じ老人介護保健施設に入らねばならなくなっていた。少しでも海風を感じて頂きたくて、昨年の7月に皆で無理やりクルーザーに乗せたのが、Iさんに会えた最後だった。

 

 

 

 

その後、さらに体調を崩されてしまい、訃報が入ったのが今月中旬。信じられない気持ちのまま半月を過ごしたけれど、月末、漸くご本人のご希望を叶えるべく、ご家族と海仲間で連携をして、少しだけ分骨をされたものを海で散骨することになった。

 

 

当日は朝6時逗子駅集合で、Iさんも時々クルーとして呼ばれて乗りに行っていた諸磯のハーバーへ。クラブハウスの八重桜が満開だった。

 

艤装を済ませて8時、クルーザー2艇で出艇し、ご家族と待ち合わせている葉山港へ、約2時間半のセーリング。


私はクルーザーは全く慣れていないので全く役立たず。乗せて頂いた艇で、オーナー・キャプテンのセーリング話を聴かせて頂いた。曰く、海に囲まれた日本は、海洋国家のようで全然そうではないと。「灘」と名の付く厳しい海に囲まれて、歴史的にも海外へ漕ぎ出して行く人も限られていたのだと。そして、イギリスの様に穏やかな海に囲まれ、セーリングが文化として根付いていて、快適にセーリング出来る環境が整っている国とは違うと。

 

 

 

それでも海は楽しい。

いつまでセーリング出来るだろうか、自分も散骨して欲しいから今日は勉強になる、でもセーリング仲間は高齢化が進んでいるから若手は不利だ・・・などと話していたら2時間半のセーリングもあっという間だった。

逗子湾沖では帆走を止め、少しだけ舵を握らせて頂いた。初めてのことでやり方が全然わからず、その場でクルクル2回転もしてしまったけれど嬉しすぎてこのドヤ顔。

葉山港でIさんのご家族や他の仲間と落ち合い、よく遊んだ逗子葉山沖で散骨することに。

 

 

ご家族が折ってきて下さった、水に溶ける紙で作った紙飛行機にお骨を入れて飛ばし、花びらを撒き、献盃用のお酒を撒き、でもIさんご本人は下戸だったので良く飲んでいたコーヒーを撒き、ホグホーン(レースの時など海上で合図のために鳴らすもの)を鳴らして別れを告げた。BGMはIさんも我々も大好きな加山雄三さんの「海・その愛」。今は久米島に居る、私の元セーリングパートナーのマサさんもLINE電話を繋いで参加、一緒に涙した。

 

終わった後は葉山港にクルーザーを停めて、みんなで船の上でお弁当を食べながら、Iさんとの海の思い出話をご家族に聴いて頂いた。賑やかで名突っ込み役だったIさん、「それはさ~」と突っ込みたかったことだろう。

 

これからは、セーリングをする度にIさんに会えることになる。それはちょっと嬉しい。ダラダラ乗っていたらまた突っ込まれそうだけど。

 

 

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 今月はもうお一人、会社でお世話になった大先輩も亡くなられた。67歳、お母様の介護を長くされていて、昨年秋に見送られて、漸くこれからご自身の自由な時間を謳歌する、という矢先の出来事だった。

 

その方は、私が入社後配属された事業部で一般職女性のまとめ役を担われていた女性であり、その後一般職から管理職に昇格された草分け的存在でもあった。

入社時、野猿のようだった私に呆れながらもユーモアを交えながら調教して下さった。好みのタイプは?と聞くと「医者か弁護士!」と豪語され、でもご自身が余りにしっかりされていたからか、独身を貫かれた。カラオケが大好きで歌が上手くて、お酒も強かった。もう一度、一緒に歌いに行きたかったなぁ。

 

 

一月に2人もお見送りするなんてことは人生で初めて。歳を重ねるというのはそういうことなのだと、喪服をしまいながら思った。

 

私自身はみうらじゅんさんに共感してこれからも「アウト老」で行こうと決めているけれど、肉体の衰えは止められない。

 

戦争も地震も含めて、明日は何が起こるのか分からないのだから、穴の空いたパンツをはくのは止めて・・・じゃなくて、明日死んでも悔いが無い様に、やりたいことはやりたいと思った時にすぐにやろうと改めて決意。

もう最近、こればっかり言っているような気がするよ。

 

 

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そんな訳で、今月、私の心と体の栄養になったもの。

 

キラキラのお日様と一緒に江の島までセーリング。

 

 レコードコレクターによる、No Music No Lifeな人種のための素敵なカフェ。

築100年越えだということを最近知った、逗子が誇る宝物の長屋。

 

こちらは組合時代の戦友がやっているお店、恵比寿の「5Bottles」5周年を機に発売された、オリジナルのクラフトコーラ。キャリクラ酒場第13弾を開催した時にパチリ。

今回の主役は名コーチの本間さん。

人生のモットーは「適当」というしなやかさをお持ちの素敵なキャリア観だった。報告記事はこれからまとめるのでお楽しみに。

 

そして、今月はおめでたい出来事も。新卒の方から学ぶことも多い今日この頃。

美味しいものも沢山。

 

 

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これからどんどん良い季節になり、イベントも目白押し。

 

逗子コミュニティーパークではJazzユニットのKaleidonotesとして、土曜日のトリを演やらせて頂きます。

今年3回目のZushi Sailing Festival では副実行委員長として、企画準備と当日の陸上イベントの進行もやらせて頂きます。

是非、お時間があったら遊びにきて下さい!

 

 


なぜ、今まで知らなかったんだろう!

自分のアンテナの低さが悔しくなるバンドがまだ居た。




それは・・・・



 

打首獄門同好会。

 

 

 

えーーーーー知らなかったの?

はい、ごめんなさい。

 

 

まだ知らなかったあなた。

黙ってこれらの曲を聴いてほしい。

 

「布団の中から出たくない」


この緩急、歌詞の包容力。

「布団の中から出てえらい」ってホントだよ。

 

「なつのうた」

 

夜中に観て大声で笑ってしまい、近所迷惑じゃないかと心配になった。
 

「島国DNA」

 

魚好きの私にはたまらん。

 

「日本の米は世界一」

 

こんなに愛国心溢れる曲を作ったのを表彰してほしいと思ったらもうちゃんと農水省の特別職に任命されていた。

 

 

スリーピースとは思えない音の厚さもいい。

歌詞の緩さとメタル調の疾走感のギャップに萌える「生活密着型ロックバンド」。

これから頻繁に聴かせて頂きます。

 

 

チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップオレンジチューリップオレンジ

 

 

そんな私の3月は。

 

平日は引き続き仕事で一杯いっぱい。でも、チームで年度末レビューをしたら、逆境の中でそれなりに多くのアウトカムを出して来たことが確認できて、新グループ立ち上げ後9か月にしては上出来では?と思い始めたところ。

 

強力な、主体性溢れる仲間も出現してきて、楽しさ、面白さも増えてきた。

 

その一方、毎日予想しないことも色々と起きて迅速に対応をする必要があるので、週末の過ごし方は大分守りに入る様になってきた。

稼働率を5割くらいに下げて、休養、栄養を摂ること、インプットに努めている。

 

 

必然、家に居る時間が長くなっているのだけれど、花粉症の季節なので丁度いい。

 

家で料理、洗濯、掃除などをして「きちんと暮らす」ことも気持ちがいいし、「布団の中から出てえらい」よりもっとえらいので、自己満足度も上がる!
おサルが家に居た頃、家事は「やるべきこと」の意味合いが強くて日々追われていたけれど、今は「やりたいこと」の意味合いが強くなってきた感じ。

 

魚屋さん、八百屋さん、お肉屋さんと買い回り、ご飯は土鍋で炊いて、一汁三菜以上の食事を摂っていることには自分でも驚く。おサルが居る時にこれをやれていたら良かったんだけどねぇ~。

 

 

チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ

 

 

 

今月、新しく取り組んだことは、セールのアップサイクル。

 

昨年、長年ヨットでコンビを組ませて頂いてきたマサさんがサードキャリアで沖縄に行かれることになったのでコンビを解消することになり。マサさんが愛艇「葉山14」を手離されるにあたって、私が大好きだった赤いジブセールをくださったのだ。なんて光栄な😭

 

 

私の買った中古のトリマラン、アドベンチャーアイランドでは、残念ながらこのジブセールは使えないので、色々と考えた結果、アップサイクルすることにした。

 

アップサイクルを担って下さる幾つかの候補者の中から藤沢のRe Sail Factoryさんを頼ることに決めてご相談。

 

「途中までは自分で頑張りたい」と言ったら幾つかの型を送ってくれたので、それを使って自分で切り出しに挑戦。型を何処にどう置いて、どう切り出すと無駄が無いか、鉛筆を片手に試行錯誤。

 

今まで丁寧に扱ってきたものに最初にハサミを入れるのは、ちょっと勇気が必要だった。

こちらは端切れ。
切ったすべてをRe Sail Factoryさんへ送り戻して、後の潮出し、縫製などはお任せ。

 

この様なオーダーは多々あるそうで、出来あがるのはいつになるか判らないけれど、とても楽しみ!

 

 

チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ

 

 

その他、今月私の心と体の栄養になったもの。

 

懐かしい、ヒロタのシューアイス。子どもの頃、よく父親がお土産に買って来てくれて食べたなー。

 

経団連主催の国際女性デーイベントで「女性の休日」をもう一度鑑賞。今度は二度目なので、号泣せず細部まで味わった。

 

久しぶりの麻雀。

新メンバーとやったのだけれど、楽しすぎて約10時間があっという間に過ぎた。しかも、麻雀の神様が働き過ぎの私に味方してくれたのか、やたらとドラが集まってくることが多くて圧勝。ようやく「降りる」ことも少しだけ出来るようになったのも良かったのかな。でも、こんなに勝ちっぱなしということはこれまでの人生において無かったので、帰り道に事故に遭ったりしないか心配になった。

 

 

昭和のくらし博物館探訪。
館長の小泉和子さん(日本家具史研究家、生活史研究家)と同館が菊池寛賞を受賞されたのを文藝春秋で読んで、どうしても気になって行って来た。

この家は昭和26年築の小泉さんのご自宅。

古いものが好きな私にはワクワクするものばかり。

3月末までは「小泉家に残る戦争展」を開催中。例年は、8月の一月だけやっているのだけれど、2025年は戦後80周年ということで延長しているらしい。

たった80年前の「みんなごと」、忘れられないようにしないとね。

 

そして、いつもの洋上散歩。

マサさんと一緒に「葉山14」に乗っていた頃は、11~4月は寒いので毎年引退していた。でも、このトリマランは沈をしないのでやる気が出て、11月以降も小春日和を狙って毎月1回は出艇することを続けられている。

道具もとても重いのだけれど、今のところ、艤装も片付けも全て一人で出来ている、えらい!

 

もともと自画自賛は得意だったのに、打首獄門同好会のおかげでさらに得意になっている私。

 

調子に乗り過ぎない様にも気を付けながら、さぁ、新年度が始まりますよー!
 

 

今月も一瞬で終わり。

今年も既に1/6が過ぎた、信じられない早さ。

 

会社勤めは最長60歳までと決めているけれど、ウカウカしていると本当にあっという間に終わっちゃう。残り5年ちょっと、なにを何処までやりきれるんだろうか。

 

今の仕事の本丸は多様な才能を活かす組織文化醸成。雲をつかむ様な話で、自分が在籍している間にわかりやすい結果は出ないだろう。10~20年くらい経った後、「あの人がやっていたのはこういうことだったのか」と思い出す人が何人か居てくれたら本望。

 

そんな仕事の一環で、今月は素晴らしい所を訪問させて頂いた。

 

京都から小一時間車を走らせたところにある、重度障がいのある方々が集まる所

福祉の専門家でも美術の専門家でもない、ひたむきなスタッフが、一人ひとりの興味関心にトコトン向き合い、やりたいことをやりたい時にやりたいように出来る環境を整えた結果、各人の才能が爆発した。

ある作家さんは、その方に合う環境を見つけるのに8年かかったそうな。ある作家さんは、その作品が海外で一枚300万円などで売れてしまうのだけれど、本人はそんなことはどうでも良くて、一番大好きなのはお手洗い清掃。ある作家さんは毎日ひたすら小さな地蔵を作るのが日課で、必然的に何万個も溜まっていくので見学者への看板土産になっている。

そういう解説は勿論面白い。でも、理屈よりも何よりも、作品の持つ圧倒的パワーに引き寄せられた。

人の目を意識し始める前の子どもの絵は無作為でとても魅力的だけれど、それにも通じるような。

 

 

障がい特性は「障害」ではなく才能にもなる。それは環境次第。

では、私達一人ひとりの個性は?才能は?

 

 

雪の結晶  雪の結晶  雪の結晶  雪の結晶  雪の結晶

 

 

 

月末には、2年前に訪問した長野県栄村の切明温泉「雪あかり」を再訪。越後湯沢駅から路線バスを2本乗り継いで、更に乗り合いタクシーに乗って漸くたどり着く秋山郷の最奥地。

どこまでも青い空と白い雪が眩しい。

おーい、帰ってきたよ!

久しぶりに雪だるまを作って敷地内の露天風呂を覗かせたたり。

その露天風呂で草餅を食べたり。

ふた回り歳の離れたご夫婦とそのご家族の差配する宿は細かいところまで配慮が行き届いて気持ち良い。2年前と比べてお部屋の隅々まで沢山の工夫や進化が見られて、その溢れるホスピタリティーとコツコツ努力の歩みにひたすら癒される。

若女将は千葉のご出身で、学生の時にたまたま訪問したこの地に魅せられ、この宿に住み込み始めたという決断力と行動力の持ち主。若くしてそんなに大きな決断が出来る、自分の感性を信じられるその勇気が素敵。この奥地で思う存分、のびのび、才能が発揮されている。

食事の時には、ご家族が代わる代わる、手付かずの自然が溢れる2,000m級の山々について、そのまま飲める石清水について、40年近くかけて岩の割れ目をしみあがって来る温泉について、恵みの食べ物について、語ってくれる。

「この里山が大好き、大事にしたい!」という気持ちが溢れていて、お話が終わると皆が自然に拍手。

志あるお仕事ぶりに魅せられたリピーターの集まる宿、今度行けるのはいつかなぁ。

 

 

雪の結晶  雪の結晶  雪の結晶  雪の結晶  雪の結晶

 

 

今月はおサルの誕生月でもあり、彼も27歳になった。プレゼントに何か欲しいものは?と訊いても「特に無い」と言うし、お互いに忙しくてお祝いもしていないので、私の母業27年についても実感が沸かない。

 

でも、3社目の会社ではすっかり落ち着いて、迷いも無くなり、自分なりの良いペースで仕事に取り組めている様子。「もう転職はしないよ。そのうちに転勤になるだろうから、それが楽しみ」と言うので、何処に転勤したいの?と訊いたら「仙台」だって、またかいな。

 

毎週末はLIVEに、友達との飲み会に、楽しく忙しいらしいのも良き良き。

 

 

私が会うのはごくたまにだけれど、最近では助けられることも多くて、親子の立場もどんどん逆転していくのだろう。とりあえず、彼が元気にこの月を迎えられたことが有難い。これからも良い出会いに恵まれて、彼の個性や才能がジワジワ、のびのび発揮されていくといいなぁ。

 

 

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その他、今月の私の心と体の栄養になったもの。


小春日和の逗子葉山海上散歩。

会社のバンドのLIVE。

美声でコーラスも出来ちゃうドラマーのあきちゃんは、二人目出産間近での出演。

このLIVEの後は、音楽活動は暫くお休み。のんびり帰りを待ってるよ。

そして、沢山の美味しいもの、かわいいもの。

 

さて、もうすぐ春。花粉に負けずに、季節の移り変わりを楽しみたいなー。

 

今日、父の三回忌を終えた。

時の過ぎるのはなんとあっと言う間であることよ。

 

あの、いつ病院から電話がかかってくるかわからない悶々とした時間、結局間に合わなかった最期、怒涛の見送りが終わった後のぽかんとした寂しさ・・・今振り返るとあの時の自分はやはりいつもの自分ではなかったけれど、確実に時間薬は効いている。

 

父と母の御位牌と写真を鞄に詰めて、母や祖母の形見の真珠のアクセサリーをつけて、迎えに来てくれたおサルと一緒に電車に乗って鎌倉へ。

 

駅近くのお店で父の好きそうなサンドイッチや海苔巻き、おまんじゅうやフルーツを買い込む。お花も買うけれど、仏花、特に菊は余り好きではないので、もっと爽やかな感じのを見繕う。

 

トコトコ歩いてお墓のあるお寺へ、着いたらお上人様へご挨拶をしてまずはお墓掃除。

いつも二人でお墓参りをしているので大体役割分担が決まっていて、おサルは水汲み、花器やお線香置き洗い。私は墓石磨き係。

 

その後は本堂でお上人様と一緒にお経をあげる。

お上人様は、私たちにもお経本を渡して一緒に詠む様に教えて下さるので、おサルも私も背筋を伸ばして張り切って大きな声で詠む。もちろん読み慣れないし独特のリズムがあるので必死、夢中になって詠むことになる。お上人様が「うまい!」などと乗せて励まして下さり、いつも何だか楽しくなってくる時間だ。

 

お経を詠み終わったらお線香をあげて、卒塔婆をお墓に立てたらおしまい。

お上人様にお礼をして、お土産の鳩サブレを頂いて帰途に着く。

 

たったこれだけのシンプルな行事なのだけれど、清々しい気持ちになる。

次は七回忌、母が2028年、父が2029年の予定。

忘れない様に手帳に書いておかなきゃ・・・

 

 

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いつものお墓参りにしろ、こういう法事にしろ、おサルはいつも面倒くさがらず、私のお願いごとをひとつ返事でよくやってくれる。荷物は殆ど全部持ってくれるし、私の気ままな寄り道にも付き合ってくれるし、なんて優しくていい奴なんだろう。

 

しかも、仕事でちゃんと揉まれているのか、しっかりしてきた。

最近では私の方が危なっかしかったりそそっかしかったりして、フォローされたり、たしなめられたりすることも増えてきた。

 

「老いては子に従え」も近いかな・・・

 

 

いやいや。今月は、まだそんな安心をするのは早いと痛感する出来事も。

 

 

両親が健在だった時は、年末に温泉旅行をするのが家族の恒例行事だった。家にいると何やかやと家事をしてしまって休まらないので、そろそろ新しい形でその恒例行事を復活させることにした。私なりに奮発して、1/1~3に箱根湯本へ!!

 

プーさんの名言、「何もしないをする」をするべく、持ち物は文藝春秋だけ。宿に引きこもってひたすら温泉に浸かるのだ!

 

張り切ってダラダラし過ぎて、元旦の夜はつい夜更かし。

 

その時、おサルがスマホを片手に質問してきた。

「お母さん、明日の朝は何時に起きるの?」

私は朝食のチケットで時間を確認して言った。

「そうねー、8時45分が朝食会場の最終入場時間で、9時半までは食べられるみたいだから、8時でいいんじゃない?」

おサルは言った。

「わかったー、目覚ましセットしとくわー」

 

 

 

翌朝。目が覚めると、9時だった。

眠気は一瞬で吹っ飛び、「だーーー!!!もう9時だよ!」とおサルを叩き起こした。

 

「あ・・・・目覚ましセットし忘れてたわ」とおサル。

「そんなことある?!スマホ片手に質問しとったやないか!!!」

「ごめん・・・」

「今からなんとか入らせてもらえないかな」

「迷惑だからそういうことは辞めようよ」

「だって、朝ごはんーーー!!!」

「こうなっちゃったもんは仕方がない、潔く諦めよう」

「そんな簡単に諦められるかー!お正月の特別な朝ごはんだよ!」

「そんなに拘りがあるなら自分でちゃんと起きたらよかったじゃないか」

「信じて任せたのに!」

 

任せた自分の判断が甘かった・・・

お正月から喧嘩をするのも嫌だけれど、怒りと悔しさの処理も必要なので、私は黙りこみ、そのままスマホとにらめっこして写真のデータ整理をすることにした。

 

途中、おサルが声をかけてくる。

「ねーねー、まだ怒ってるの?お母さんは損な性格だね~ 」

「怒ってるから暫くほっておいてっ」

 

2時間経過。

スマホのアルバムも、Googleアルバムも、整理し終わった。

怒りの勢いを借りて、ずっとやらねばと思いつつ出来ていなかったことを完了させた満足感が怒りを鎮めつつあった。

 

「ぼく、お腹空いたから売店でカップラーメンを買ってくる。お母さんも食べる?奢ってあげるよ?」

「なんでここまで来てカップラーメンでお腹をふくらませなきゃいけないのよっ」

「じゃあ要らない?お腹空いちゃうよ?無理しない方がいいよ?」

「・・・・・・」

 

悔しいので、カップラーメンではなく地元産らしきカリントウとお煎餅を買ってもらい、交互に食べて空腹を紛らわした。

その後、朝食の分も夕食を沢山食べるために、文藝春秋を持って露天風呂へ。4時間近く入ってフラフラになった。

 

いざ夕食を食べ始めたら、朝食の分まで二倍食べることが出来る訳もなく・・・自分の歳を思い知った。

 

 

 

この経緯を、「箱根朝ごはん抜き事件」と名付けることにする。

思えば、こういうおサルネタは久しぶり。昔はこういうトンチキなことが沢山起きて、ブログの恰好のネタだった。

 

ぷんすかしながらママ友に報告したら、

「高いお正月の温泉宿で朝食を食いっぱぐれるなんて信じがたい」

「Qちゃんも、9時まで熟睡なんてまだまだ若いね」

「でもまぁ、おサルもそれだけ安心して油断したってことじゃない?いい思い出だね」

と慰められた。

 

 

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このように、大事なことは人を頼り過ぎてはいけないと学んだ今月、心と体の栄養になったもの。

 

もう20年近く前、組合時代にお世話になった大先輩と久しぶりの再会。

こちらも久しぶりの母校訪問。

早咲の桜。

 

憧れの会社訪問。

 

注目している作家さんの「アオの世界」を活かした新作が出てた!

もちろん購入、むふふのふ。

 

連休は、ママ友と一緒に長崎へ。

原爆を乗り越えた古いもの、コトを大切にしている街。

 

おサルからもらった賞味期限切れの高級クッキー。もっと早くちょうだいよ。

箱根の宿の夕食、料理長からのお心遣い。

 

月後半、戦友との夜会合では、お互いの激務ぶりを可愛いドリンクと機関銃トークで慰めあった。

三回忌が終わった後、おサルと一緒に入った鎌倉のお蕎麦屋さんで、旬のすだち蕎麦。

余りに美味しすぎて、単品をオカワリ。

 

そして、真冬のポカポカデーを狙って海へ。

 

 

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今月も一瞬で終わった。気を付けないと、すぐに来年になっちゃうね。


こちらは、長崎でのスナップショット。

仕事は課題が山積みだけれど・・・長期・全体・本質を見極めて踏ん張りたい。

 

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このブログも早16年目。

いつも読んで下さっている皆さん、有難うございます。

皆さんにとっても、今年が健やかな、笑顔溢れる1年になりますように。

 

久しぶりに本屋に行ったら、嬉しい偶然の出会いがあった。

おこがましくも勝手に才能に嫉妬するシリーズ、「大ピンチずかん」

 

早速ママ友に話したら「え~知らなかったの?随分前から流行ってたよ」と言われたが、流行りに疎い私なので勿論知らなかった。

 

多分小学校低学年向けくらいだろうが、子どもだけではなく、大人にも覚えのあるさまざまな大ピンチが図鑑的に紹介されている。

 

「ぎゅうにゅうをこぼした」

「せんたくきのうしろにくつしたがおちた」

「へんなひやけをした」

「じゅうでんができていなかった」

「はなしをきいていなかった」

 

ある、あるよねぇ、そういうこと。

こういう内容に共感する人は当然沢山居る訳で、2022年から2025年にかけて3巻まで出ている。それぞれに「なりやすさ」、いらいら、ふあん、はずかしいなどから構成される「大ピンチグラフ」、「うっかりメーター」などの評価軸まで設けられていたり、類似する大ピンチが集められていたりするところが図鑑的。

 

触発されて、大人の「大ピンチずかん」も作りたくなる。ネタならいくらでも提供できる。

 

 「でんしゃをのりすごした」

 「かいしゃのにゅうかんかーどとすいかをまちがえた」

 「かいぎしつをまちがえた」

 「めーるのあてさきをまちがえた」

 「けいさんをまちがえた」

 「すまほをわすれた」

 「きぐるみにはいっておじぎをしたらがらすのらんぷをわった」

 「えらいひととのかいぎのずーむにはいろうとしたらなまえのひょうじが『ゆりねぇ』になっていた」

 「むらさきにんじんをすーぷにしたらほかのぐがぜんぶむらさきになってこわくなった」

 

ええ、全部自分のやったことですが、何か?

 

ガラスのランプを割ったのは社内広報を担当していた12年くらい前のこと。物流改革の記事に必要だった「エコレール君」という着ぐるみを光栄にも私が着させて頂き、本社ロビーで記念撮影をしていた時の出来事だった。ランプはそれなりの大きさだったので、床に落ちた時に大きな音が鳴り響き、割れたガラスがあちこちに飛び散り、驚いた守衛さん達が飛んできた。「ごめんなさい、ごめんなさい」と着ぐるみを着たまま謝っていたら「何でもいいんですが、あなたは一体誰ですか」と不審がられ、慌てて着ぐるみを脱いだら爆笑された。その時、居合わせたメンバーからは「エコレールくん事件」と言われるようになった。

 

Zoomはつい最近のこと。

大事な経営会議にオンライン参加をしようと思ったら前回Zoomを使った時の名前が残っていて、どうしても入室前に直せない。こういう時に限って前回はカジュアルな会合だったのだ。

経営会議の事務局から「名前を直して下さい」と催促され、焦って調べても自分のアカウントから入ってやり直さねばならず、そんな時間は無かった。結局「ゆりねぇ」のまま入って慌てて直したら・・・事務局による修正の方が速かった。

 

最近は電車の乗り過ごしも多くて、気がついたら東逗子だった、横須賀だった、など。やっぱり、7月に異動してからの疲れが溜まって来ていたんだろうなぁ。

 

 

奥歯の向こうに綺麗に生えている親不知も、最近ついにグラグラするようになった。

クリーニングのために半年に一度のペースで通っている歯医者さんに訴えたら、「うーん、マウスピースを作った方がいいですね」と言われ・・・なんと四半世紀ぶりに作ることに。

 

前回は子どもを産んで間もない頃、ワーキングマザー生活初期。踏ん張っていた時に顎関節症と言われて作ったのだけど、その時は上顎だった。今回は下顎。自分の歯形をじっくり見られるのが面白くて、今回も頂いた。ふむふむ、こんな感じなのね。

 

 

 

まぁ、本当は面白がっている場合じゃなくて、ストレスで、寝ている時に知らず知らずに食い縛っているということなんだけど。私の学生時代の朋友の所属する会社でも多くの方がそうだと言うので、何かと我慢を強いられる組織人の宿命なのかもしれない。

 

こんな色々なトホホ事件は「大ピンチずかん」の様にネタにして面白がりたいよね!

 

 

本屋さんには「大ピンチずかん」のカレンダーやカルタが売っていて、ついカレンダーを買いそうになったがなんとか踏みとどまった。家に帰ってからも未練があって、おサルに「カレンダー、要る?」と訊いたら「要らない、有難う😊」と丁重に断られた。

 

 

 

 馬  馬  馬  馬  馬 

 

 

そして。

今月は前から観たかった映画、「女性の休日」を漸く観られた。

 

 

時は1975年、ところはアイスランド。

 

家庭や組織における役割分担、地位、賃金などの不平等さを変えたいと願った女性達が、自分達が居ないと社会がまわらないことを証明するために「女性の休日」というストライキを決行。なんと、アイスランド全女性の90%が参加をして、仕事や家事を一斉に休んだが故に国は機能不全となった。男性達も、子どものお世話や食事の準備などにてんてこまいになりながら、性差の現実に目覚めた。

 

その結果、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国になった。世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ指数では、2025年まで16年連続1位。(日本は118位)

 

今年はその「女性の休日」から丁度50周年。この映画は決行された1975年10月24日という1日を振り返るドキュメンタリーで、初代女性大統領、初代女性最高裁判所長官、初代女性農業組合幹部など錚々たるメンバーが出演している。

 

こんなに素晴らしい映画なのに大きな映画館では上映されていなくて、私は地元の小さな映画館で鑑賞。

 

 

スマホもSNSも無い時代なのに、アナログな手段とお得意の口コミを駆使しての国全体の巻き込み。

有償の仕事の有無、結婚歴、子どもの有無、政治的信条、経済的格差など、分断を作り出すものは幾らでもあるはずなのに、それを乗り越えての90%参画。何より、ユーモアに溢れたコミュニケーションと社会への提起。

 

楽しくて爽快になった反面、これをまとめあげるのにはどれほど大変な苦労があっただろう、どれほど多くの女性が自分のパートナーや所属する組織と葛藤しながら参画しただろう、と思ったら涙が勝手に溢れて来て、終盤15分くらいはずっと泣きっぱなし。隣で観ていた朋友は逆に奮起していた。

 

 

アイスランドでは、「女性の休日」はその後も1985年、2005年、2010年、2016年、2018年、2023年の10月24日に実施されて、労働条件や子育て環境の改善、性暴力撲滅などを訴えてきたそうな。女性の地位が世界一のアイスランドですらまだまだ運動は続く。

 

果たして日本は?

国民性の違い、リーダーシップを取る女性の少なさや自分たちの行動力の乏しさには肩を落とさざるを得ないけれど、私たち女性の葛藤の根元は自分だけのせいではなく、巧妙な社会の構造故でもあるのだということを知るために、まずはこの映画を一人でも多くの方に観て頂きたい。

 

 

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さて、そんな私の今月の心と体の栄養。

 

年内最後のLIVEは新百合ヶ丘にて、ハーモニーを楽しむ25分。ご一緒頂いた皆さま、有難うございました😊

 

いくつかのバンド練習と音楽談義が尽きない打ち上げ。ご一緒させて頂いている皆さま、来年も宜しくお願いします😊

 

そして、数々の美味しいもの、朋友達とのおしゃべり。いつも時間が一瞬で終わるのはなんでだろ?

 

毎年恒例、多分20年目の大垣の美味しい柿。

入院していた時に同室で、しみじみ語り合ったのがご縁で仲良くなった先輩のパートナーから、今も贈られてくる。先輩ご自身は10年程前に亡くなられたのに、なんて義理堅いのか。そのパートナーも一昨年再婚されたので、今のお返しは家族で食べられるものにしている。さて、今回は何をお贈りしようかな!

 

 

そして、数々の雄大な景色。

たまには都会もいいね。

 

地元逗子のある日。雲の上下でこんなにも色が違うのが面白かった。

 

 

寒さに弱い私は、いつもなら10月末で海はおしまいにするのだけれど、今年は滅多なことでは沈をしないトリマランに乗り始めたので、胴付き長靴を確保して乗ってみた。

 

出艇するとパブロフの犬の様に目指してしまう名島と裕次郎灯台。

名島に鳥居を建てた方は何方なんだろう?本当に粋なことをして下さった。海の神様、今年も有難う。

フラフラしている間に雲が晴れて、江の島の向こうに富士山も姿を現した。

 

これはまた別日のドライブにて。逗子~横須賀の海岸線は見飽きることが無い。

 

こちらは今年15周年、塾時代のママ友とのクリスマスパーティー。息子達をそっちのけにし始めてから、干支も一週した。

クリスマスプレゼント交換も恒例。


今年は、息子達5人のうち2人が結婚。めでたい!塾の先生方とは今でも繋がりがあって、そのうちお一人は結婚式にもご参加、乾杯のご挨拶をして下さったそうな。なんて有難いお付き合いだろう。

残りの3人の今後の行方は、神のみぞ知る。うちは、納税者で居てくれれば何でもいいや。

 

 

こちらも今年15周年、年末恒例のお風呂掃除、萩原さん。お蔭様で築20年超のマンションなのに、まだリフォームしなくてもいい感じ。「毎年、あっと言う間にこの時がやってきますよね、怖いですよね」と言いながら来年の予約を取るのがお約束。次は目指せ20周年!

年末の大掃除とワックスがけも恒例。

こういう恒例行事を変わらずに出来ることの幸せをしみじみと感じるお年頃なのです。

 

そして大晦日は、おサルとお墓参り三昧で心身共にスッキリ。

もう後数時間で怒涛の1年が終わる。

来年はもう少し、落ち着いて穏やかな年にしたいなぁ。

 

 

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皆さま、今年1年間有難うございました。

2026年も健康第一で、お互いに良い年にできます様に。