m3.comの12月5日の記事「低GI食品を示すロゴ表示、オーストラリアで普及」によれば、オーストラリアのGlycemic Index Foundationという非営利組織が、低GI食品であることを示すロゴを作成し、低GIの規格を満たす食品の包装に表示する活動を行なっているとのこと。
活動開始時の2002年にはGIを知っている人は28%に過ぎなかったが、2005年には86%に達し、以降、高い水準を維持しているらしいです。
もちろん、このNPOの活動だけで一般の人々のGI認知度が向上したとは思っていませんが、それでも一定の貢献はしているものと考えます。
ところで、この記事を読んで初めて知ったのですが、低GI規格というのはISO(国際標準化機構)ですでに定められているんだそうですって。
だから、低GI食品とそうでないものとの間には明確な区別がつけられるというわけです。そういう意味では「低GI食品」の表示はやろうと思えばすぐにでも実現できるということです。
これはぜひ実現してほしいと思いますね。DM患者にとって食品選びの有力なデータになると思うのでね。
でも、オーストラリア方式だと、低GI表示をしていない食品が、低GIの基準を満たさないから表示をしていないのか、はたまた、実際には低GI食品なのに当該NPOの審査を受けていないから表示をしていないのかを判別することはできません。
そこでわが国では、栄養成分表示らんにGI値を表示するようにしてみたらどうかと考えます。あったら参考にしますね、たぶん。