糖尿病予防に効果的な食物繊維はシリアルって | 血糖知を上げてみる?

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レノボのPCにバックドアが仕掛けられていて、オーストラリア、米国、英国、カナダ、ニュージーランドの諜報機関のネットワークではレノボ製 PC の使用が禁じられているらしいです(Joye, 2013)。

同記事によれば、中華人民共和国(以下中国)の企業であるレノボの筆頭株主はLegend Holdingsですが、その株式の38%を保有しているのが中国の政府機関である中国科学院。

つまり、レノボは中国政府によってコントロールされうる立場にあるということで、今回の一件も宜なるかな、という感じがしております。

そんな中国の政府機関の研究者が12月2日~6日に開催された世界糖尿病会議2013で、2型糖尿病の予防に効果のある食物繊維は野菜や果物ではなくシリアルである、という研究成果を発表したそうです(友吉, 2013)。

いわく、「
食物繊維の中でも穀物からなるシリアルの摂取が最も糖尿病のリスクを下げ、1日10gの摂取でリスクが30%減少することが示された。野菜、果物、豆類の食物繊維については、いずれも関連が見られなかった」のだそうです。

シリアルって言ったら、まあ炭水化物の塊のような食品だと思いますが、それが2型DM予防に効果があるとはどういうこと、という気がしないでもありません。

また、シリアルって言ったらアメリカ的食べ物の象徴のように思えますが、それを中国の研究者が推すというのもなんだかな~という気がします。

そういえば、レノボのPCはもともとアメリカの象徴的な企業であるIBMからThink Pad部門を買い取ったものだったし。

もちろん、純粋に学術的な成果と思いたいですけど、そう思えないようなことをよく起こす国なので、何かあるのでは?なんて余計な勘ぐりをしないではいられません。



文献
Joye, C. (2013. 7. 27). Spy agencies ban Lenovo PCs on security concerns. The Australian Financial Review. 
友吉由紀子. (2013). 糖尿病予防に効果的な食物繊維は「野菜・果物」でなく「シリアル」. 日経メディカル