私が稼ぐことを絶対にやめられない(むしろ喜びを感じる)のは、自分のもともとの性格からきてます。環境がこの性格を助けたのかどうかは微妙です。


私の育った家庭は経済的にいわゆる普通の家庭だったと思います。
母は専業主婦で、お気楽に過ごしてました。
家事のエキスパートになるわけでもなく、本当にのんびり趣味に生きてるという感じ。
私がもっとも持ち合わせていない能力を彼女は持っています。

そんな彼女は、平凡な主婦にも関わらず、ものすごく進歩的な考え方の持ち主。
「あなたの時代には、女性も男性と同じようにしっかり働くようになるから、能力をつけておきなさい」と私に教え込みました。
でも本人はのんびり趣味と子育てに生きてるの(笑)
考え方と行動に大きなギャップがあるんです。

父は働いていたけれど、あんまりお金儲けが好きじゃないんだろうと思います。
もしかしたら彼も母のように好きなことするのが合ってるのかも^^
ただ野心家ではありました。
そして思想的には母ほど進歩的ではなかったけれど、このあたりは母の考えを優先していたようです。

「うちはそんなにお金がないから○○は買えないよ」とよく言われました。
年をとってからの娘だった私は、その頃家庭はたぶんそんなに貧乏でもなかったと思います。
ただ、親は私をあまやかしてはいけないと思っていたんだろうと考えてます。
それから父は働くことがたぶんそれほど好きじゃない。
「お金を稼いでないなら口答えはするな」と言ってました。
他には「稼ぐのは大変なんだぞ。」とか、「○×さんのおうちはお金がたくさんもらえる職業だから・・・」とか。

私は小さい頃からいつも心の中で思ってたんです。
「じゃあ、私も稼ぎに行くよ。本当に稼ぐのが大変なのか確かめてみるよ。」
「お金がないって言うなら母も仕事に出ればいいじゃん。私は手がかからないようにするよ。」
「○×さんのおうちがお金を稼いでるなら、お父さんもその仕事すればいいじゃん。」
おそらくどの言葉も一度ぐらい口に出したことがあると思います。
そしてものすごく怒られたか、取り合ってもらえなくて二度と言うことはありませんでした。
でもずっと思ってはいました。

「お金をもっと稼ごうよ」なんて小さい頃から思っていた私は、かわいげのない娘だったでしょう。
単純に物欲が多少強かっただけだと思うんです。
物欲を満たすには、収入を増やせばいいんだ!という単純なことに気づいた私は、それを実行しないというのが我慢ならなかっただけです。

大学生になってやっとこさ1人暮らしを始めました。
1人暮らしは子供の頃からの夢でした(笑)
まあそれはともかく。
大学生のアルバイトですら歓迎されない家でした。
「仕送りを十分してるんだからその中でできるはずだ」
はい、できます。でも私はもっとお金を使いたかったんです(笑)
だからこれ以上仕送りしろなんて言わないから、稼がなくちゃいけないんです。

就職するとき、お金を稼げる仕事という選択は欠かせませんでした。
もちろん稼げればいいというほどじゃなくて、やりたいことかつお金を稼げることという観点で仕事を選びました。
その後はお金稼ぎが公然とできるようになって幸せな毎日(笑)

両親の呪縛から本格的に解放されたのは、社会人になってからだったと思います。
両親の呪縛とは
・お金を稼ぐのは大変なんだ!
・お金をたくさん稼ぐなんてはしたない
・お金の話をするなんてみっともない
というようなもの。
私が職業人に育てた親なのですが、仕事の目的はお金じゃないというのが思想だったのです。
私は、仕事とはお金を稼ぐから(給料をもらうという意味じゃなくて売上を上げるということ)こそ面白いと思うんですが・・・。

というわけで全体の教育水準的には高いものを提供した両親も、ことお金に関する教育はダメでした。
なので多少出遅れたりしたと思うけど、私はこういう性格で本当によかった!と心から思ってます。