上司が今のプロジェクトで「女は怖い、女はわかんない」と言っていたことから考えたこと。

私が前にいた会社にはものすごく社会人としてのレベルが低い人がたくさんいました。
たとえば朝ちゃんと会社に来れないとか、書類を抜かりなく提出するとか、そういうのは苦手って人が多いんです。
そして私の今の会社は、その中でも結構えりすぐりのメンバーが集まっている会社(私を除く^^)
さらにその中でも今の上司はかなりきてて、本人もそれを認めてるんだけど、とにかく鈍感だし、朝はもちろん来れないし、うっかりが多い。忘れっぽい。
でもちゃんと仕事はできる。

私にはわかります。
そういう人は、「朝9時に来てください」と言っても来れないし、もし来たとしたらその日のエネルギーの大半を費やしちゃうということを。
普通の人より、そういうことをするのが難しいんです。
わざとじゃないし、さぼってるわけじゃない。
できるのにやらないわけでもない。ただ、重視はしてないのかもしれないけど^^
そういう人は私はさっさとあきらめて、許される環境に行くべきと思ってます。
だってせっかくの能力は最適なところで生かして欲しいから。
つまり、そういう人に私はものすごく理解があります。
ていうより、たぶんそういう人種が好きなんだと思う^^

自分自身はというと、どっちでもないんだろうなあと思います。
ちゃんとできすぎるわけでもなく、かと言って困るほどできないわけでもなく。

で、きちんとできない人に対する理解が深い理由は、おそらく兄がそういう人だからだと思います。
私は子供の頃、兄のことが大好きだったんです。
その名残なんでしょうか?
あと、いい加減な人って生真面目な人よりずっとおもしろい。
何にもできないかもしれないけど、もしかしたらすごいことができるかもしれない。

で、今のクライアントはそういうのを理解できないタイプの女性。
男女の区別ないでしょ?って言われるかもしれませんが、いい加減にしかできない人って男性の方が多いし、それを理解できないのは女性に多い。
つまり一番大変な組み合わせになってしまったというわけです。

彼女は言います。
「○○さんと話してこう決めたのに、私がそれを実行すると『最初にあげてたスケジュールと違います』と○○さんが言うんです」
「○○さんは『××だ!』と言うのですが、それって△△なことを言いたいんでしょうか」←深読みしすぎちゃってる
そしてわからないので、彼を束縛しようとしてしまいます。
ここがポイントです。
彼は束縛される理由がわからないんです。
「自分のこと好きなのかな?」とか(笑)
「週に3回って約束なのに、毎日来いって言う」とか。
そして「女は怖い、わからん」ってことに。
彼女は「○○さんといつも合わないんです」と嘆く。

私は今は通訳してます。
きっと彼女と彼はプロトコルが違うんです。
通訳をするとあっさり通じたりすることもあって^^
よぉく考えると、これまでも私ってこういうことよくやってるなあ。

そして、私はいい加減な人種が好きだと言いましたが、夫は全然違います。
どちらかと言うとかなりちゃんとできる人です。
私がいつも面倒見てもらっている状況。

家で夫に面倒を見てもらい、外で何十人もの人の面倒を見ている私といった按配です。
不思議な人生です^^